【偽造品トレンドレポート】偽造品スニーカーから基準値の330倍の有害物質を確認。スニダンが偽造品に潜む有害物質の調査結果を公開

〜二次流通の安全性に新たな課題、安心・安全な取引環境の重要性が浮き彫りに〜

株式会社SODAのプレスリリース

SNKRDUNK(スニダン)を運営する株式会社SODA(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:内山 雄太、以下SODA)は、偽造品に含まれる有害物質に関する調査を実施しましたので、結果を公開します。

近年、リユース市場の拡大に伴い、二次流通市場はより身近な存在となる一方で、流通する商品の真贋や品質、安全性への関心も高まっています。スニダンは、お客さまがより安心して取引できる環境の実現に向け、真贋鑑定だけでは見えにくい「安全性」という観点から、偽造品の実態を把握するため本調査を実施いたしました。

■調査背景

財務省が2026年3月6日に発表した「令和7年の税関における知的財産侵害物品の差止状況」(※1)によると、輸入差止件数は31,760件で、前年と比べて3.8%減少したものの、3年連続で3万件を超える高水準で推移しています。

また、オンライン取引の普及を背景に、偽造品の流通経路や手口は多様化・巧妙化しており、すり替え詐欺や返品トラブルなど、取引に伴うリスクも顕在化しています。さらに、偽造品は「本物ではない」という知的財産上の問題に加え、使用されている素材や化学物質が不明であるケースもあり、品質や安全性の観点からも懸念されています。

※1:令和7年の税関における知的財産侵害物品の差止状況
https://www.mof.go.jp/policy/customs_tariff/trade/safe_society/chiteki/cy2025/index.html

■調査概要

調査名  :偽造品に含まれる有害物質に関する調査

調査対象 :スニーカーの正規品および偽造品サンプル

      【対象商品】ピースマイナスワン × ナイキ エアフォース1

      ロー ’07 パラノイズ3.0 “ブラック アンド マルチカラー” / ジードラゴン

調査項目 :特定芳香族アミン類、ホルムアルデヒド、重金属含有量(鉛)の有無および含有量の比較

調査方法 :特定芳香族アミン類、ホルムアルデヒド、鉛について、各規格に基づき分析
                 (CPSCに準拠して試験を実施)

実施時期 :2026年3月13日~2026年3月30日

実施主体 :株式会社SODA(調査試験は第三者試験機関にて実施)

備考   :本調査結果は対象サンプルに基づくものであり、すべての偽造品に一律に当てはまるもの    

      ではありません

今回の調査では、特定芳香族アミン類、ホルムアルデヒド、重金属含有量(鉛)の有無および含有量の3項目において、スニーカーの正規品と偽造品サンプルを比較しました。

■調査結果

調査によると、”重金属含有量(鉛)の有無および含有量”の項目で人体に影響のある基準値を超える成分がスニーカーの留め具より発見されました。(※2)(※3)

本調査における正規品の鉛含有量は69ppmで、アメリカの消費者製品安全改善法(CPSC)(※2)における鉛含有量の限度値である100ppmの範囲内でした。一方、本調査における偽造品の鉛含有量は33,000ppmで、限度値を32,900ppm上回り、基準値の330倍に相当する結果となりました。

この結果は、偽造品の問題が単なる真贋や品質の問題にとどまらず、安全性の観点からも注意が必要である可能性を示すものです。WHO(世界保健機関)「Lead poisoning and health」(2024年更新)(※3)によると、鉛は脳、腎臓、肝臓、骨など複数の部位に影響しうる有害物質であり、特に子どもや女性への影響が懸念されています。

お客さまが安心して二次流通サービスを利用するためには、価格や希少性だけでなく、流通する商品の信頼性をどのように担保するかが、これまで以上に重要になっていると考えています。

スニダンは、今後も真贋鑑定体制の強化を進めていきつつ、偽造品の調査・研究、分析、発信機能を担う「スニダン鑑定研究所」を通じて、偽造品・模倣品に関する知見の蓄積と発信を進め参ります。そして、より多くのお客さまに「スニダン」をご利用いただけるよう引き続きサービス開発に取り組んでまいります。

※2:CPSC 鉛に関する規制
https://www.cpsc.gov/Business–Manufacturing/Business-Education/Lead/Total-Lead-Content

※3: WHO「Lead poisoning and health」(2024年9月27日更新)
https://www.who.int/en/news-room/fact-sheets/detail/lead-poisoning-and-health?utm_source=chatgpt.com

■偽造品の5つのリスク

1.健康・安全被害:有害物質・品質不良

安全基準を満たさない有害な化学物質が使用されている場合があり、皮膚トラブルなど健康被害につながる可能性があります。また、縫製や素材の品質不良により、破損や事故のリスクも指摘されています。

2.知的財産権の侵害:商標・デザインの無断使用

ブランドのロゴやデザインを無断で使用することは、商標権や意匠権などの知的財産権を侵害する行為にあたります。

3.ブランド価値の毀損:信頼低下

偽造品の流通により正規品との区別が困難になることで、ブランドに対する信頼や価値が低下する可能性があります。

4.経済的損失:企業・クリエイターへの影響

偽造品の流通は正規商品の販売機会を奪い、企業やクリエイターの収益に直接的な影響を及ぼします。

5.違法行為への加担:犯罪組織の資金源化

偽造品の製造・流通による利益が、組織的な違法活動の資金源となる可能性が指摘されています。

■鑑定付きマーケットプレイス「SNKRDUNK(スニダン)」について

SNKRDUNK(スニダン)は、月間600万人以上が利用する鑑定付きマーケットプレイスです。アパレル、スニーカー、ホビー商品を中心に取り扱っています。すべての取引商品にて、鑑定を行うことで偽造品の流通を防ぎ、安心・安全な取引環境を提供しています。

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