学校法人文化学園 文化服装学院のプレスリリース
文化服装学院夜間部の学生によるファッションショー。オンワード樫山を含む9社が協賛。ディジュリドゥ奏者による生演奏とともに、多様な背景を持つ学生たちが、衣装・音楽・身体表現の融合による新たな表現を追求

大正期の創立以来、わが国の服飾教育を牽引し、多くの世界的クリエイターを輩出してきた文化服装学院(学校法人文化学園 理事長:清木孝悦 学院長:相原幸子/所在地:東京都渋谷区代々木)。同学院最大の催しである「文化祭」が、2026年11月1日(日)から3日(火・祝)まで本年も華やかに開催されます。Ⅰ部(昼間部)ファッションショーとともに、注目をあつめるⅡ部(夜間部)ファッションショー。今年は産学連携など多彩な取り組みを実施します。
オンワード樫山を含む9社が協賛。ディジュリドゥ奏者CHAPA氏による生演奏とともに、多様な背景を持つ夜間学生たちが、衣装・音楽・身体表現の融合による新たなショー体験を追求する。
文化服装学院Ⅱ部は、2026年度文化祭において、ファッションショー『JOMONIK(ジョーモニク)』を開催します。
縄文文化、1957年に打ち上げられた人類初の人工衛星「スプートニク」、そして芸術家・岡本太郎。異なる時代と文化に属する三つの要素を掛け合わせた『JOMONIK』は、既存の枠組みにとらわれない自由な発想から生まれたファッションショーです。
舞台をつくり上げるのは、文化服装学院の夜間課程で学ぶ学生たち。日中の仕事や活動と学業を両立する学生をはじめ、さまざまな経歴や価値観を持つ人々が、それぞれの解釈で衣装を制作しました。
さらに、株式会社オンワード樫山を含む9社の企業・ブランドによる協賛、ディジュリドゥ奏者CHAPA氏によるライブ演奏、外部クリエイターとの協働など、学校の枠を越えた取り組みも実施します。
衣装を発表する場としてだけではなく、音楽、照明、身体表現、空間演出が一体となった、ファッションショーそのものの完成度を追求します。

縄文×スプートニク×岡本太郎、異なる時代と文化が交差する。

原始的な生命力を感じさせる縄文文化。1957年、人類初の人工衛星として打ち上げられ、世界に「スプートニク・ショック」と呼ばれる衝撃を与えたスプートニク。そして、既存の価値観にとらわれない創造を追求し続けた芸術家・岡本太郎。『JOMONIK』は、これら三つの要素を着想源としています。
縄文文化に見られる力強く自由な造形、宇宙時代の到来がもたらした驚きと未来への想像力、岡本太郎の芸術に通じる既成概念への挑戦。
とりわけスプートニクは、単なる未来の象徴ではなく、かつて人々が思い描いた未来への期待や、科学技術の進歩が社会にもたらした衝撃を想起させる存在です。宇宙開発への熱狂、レトロフューチャー的な美意識、1960年代のカウンターカルチャーに通じる自由な精神。『JOMONIK』は、そうした時代の空気も着想源としながら、原始性と未来感が共存する独自の世界観を構築しています。
過去を忠実に再現するのでも、未来の姿を予測するのでもありません。異なる時代に生まれた文化や思想を、現代の学生たちが自由に解釈し、衣服という表現へと落とし込んでいく。
『JOMONIK』が提示するのは、特定の時代や文化を再現したファッションではなく、異なる価値観や美意識を掛け合わせることで生まれる、新しい表現の可能性です。

夜間に学ぶということ。文化服装学院Ⅱ部の学生たち
文化服装学院Ⅱ部は、夜間に授業が行われる課程です。日中は仕事をしながら学ぶ人、別の分野で活動しながら服飾の技術を身につける人、これまでとは異なる道を志してファッションの世界へ踏み出した人。そこには、さまざまな生活や経験を持つ学生たちが集まっています。
年齢も、経歴も、ファッションを志した理由も、それぞれ異なります。同じ教室で学んでいても、ものを見る視点や、美しいと感じるもの、表現したい世界が必ずしも一致するわけではありません。『JOMONIK』では、こうした学生たちの多様な背景を、企画の大切な特徴の一つとして捉えています。
一人ひとりが異なる経験を持っているからこそ、同じテーマに向き合っても、異なる発想が生まれる。それは単なるデザインの違いにとどまらず、素材の選び方、衣装の構造、身体の見せ方など、さまざまな部分に現れる可能性があります。
ある人にとっては懐かしく感じられるものが、別の人にとってはまったく新しいものに映るかもしれません。同じ文化に触れても、何に関心を持ち、どのような要素を自分の作品へ取り入れるかは人によって異なります。『JOMONIK』という一つのテーマの下で、そうした違いがどのような表現へと結びつくのか。それもまた、今回のショーの見どころです。
学生であることを、表現の制約にしない。
夜間課程で学ぶ学生たちにとって、制作に使える時間は決して無限ではありません。日々の生活や仕事と学業を両立しながら、デザインを考え、素材を選び、衣装を完成させていく必要があります。思い描いた造形を実際の衣服として成立させるためには、技術だけでなく、計画や試行錯誤も求められます。
しかし、限られた条件の中で制作することは、表現の可能性を狭めることと同義ではありません。既存の素材を別の用途に転用すること、限られた時間の中で何を優先し、どのように形にするかを考えること、自分とは異なる感性を持つ仲間の作品に触れ、新しい視点を得ること。そうした過程も、創作活動の一部です。
今回のショーでは、学生たちがそれぞれの解釈によって生み出した衣装を、一つの舞台の中で発表します。学生による作品発表という教育的な意義を持ちながら、観客に届ける表現としての完成度にも向き合う。『JOMONIK』は、その両立を目指しています。
オンワード樫山を含む9社が協賛。企業と学生の創造性が交わる。

今回の『JOMONIK』には、株式会社オンワード樫山を含む9社の企業・ブランドが協賛しています。各社からの素材提供を通じて学生たちの創作活動を支援し、企業が持つ資源と学生たちの自由な発想が交わる機会を生み出しています。
回収された衣服が、再び舞台に立つ。
協賛企業の一つである株式会社オンワード樫山からは、オンワード厚木物流センターに集められた回収衣料の提供を受けました。
オンワードグループでは、衣料品の回収とリユース・リサイクルを推進する「オンワード・グリーン・キャンペーン」を2009年から継続しています。
今回提供された衣服も、かつては誰かの日常の中で着用されていたものです。回収と選別を経て学生たちの手に渡った衣服は、形や用途を変えながら、ショーを構成する衣装の一部へと再構成されます。
完成された衣服をそのまま使うのではなく、素材として捉え直す。もともとの形を生かすこともあれば、解体し、組み合わせ、新しいシルエットを生み出すこともあります。そこでは、素材の持つ特徴や制約さえも、創造のきっかけとなります。
今回の取り組みは、単に環境への配慮を掲げるだけのものではありません。既に存在している衣服に、新たな表現の可能性を見いだすこと。その過程を通じて、学生たちが素材の価値を改めて考える機会にもなっています。
かつて誰かの生活を彩っていた衣服が、別の誰かの手によって姿を変え、舞台へと向かう。そこには、ファッションが持つ創造性と、資源を生かすという考え方が自然に重なっています。
また、企業にとっても、提供した素材が学生たちによってどのように解釈され、再構成されるのかを見る機会となります。企業と学生がそれぞれの立場から創作活動に関わることも、『JOMONIK』の特徴です。




【協賛企業・ブランド】
株式会社オンワード樫山
ALDIES @aldies_official
https://www.instagram.com/aldies_official/
ELDRESO @eldoreso
https://www.instagram.com/eldoreso/
NASGWAM @dakota.nasngwam_nori
https://www.instagram.com/dakota.nasngwam_nori/
moyan ecri @moyan_ecri_official
https://www.instagram.com/moyan_ecri_official/
VOO @voo.jp
https://www.instagram.com/voo.jp/
IMPRESTORE @imprestore.official
https://www.instagram.com/imprestore.official/
Gate Bridge @gate_bridge
https://www.instagram.com/gate_bridge/
ディジュリドゥ奏者CHAPA氏による生演奏。音楽とファッションの融合

『JOMONIK』の音楽を担うのは、ディジュリドゥ奏者CHAPA氏。オーストラリア先住民の文化に由来する管楽器・ディジュリドゥと、フィンガードラムを組み合わせた独自の演奏スタイルで活動するアーティストです。
低くうねるようなディジュリドゥの音色に、電子的なビートが重なる。民族楽器の有機的な響きと現代的なリズムが交錯するその音楽は、民族音楽ともクラブミュージックとも言い切れない、独特の存在感を放ちます。
原始的でありながら、どこか未来的。異なる時代の感覚が一つの音の中に共存するCHAPA氏の演奏は、縄文文化と宇宙時代の未来感を掛け合わせた『JOMONIK』の世界観とも響き合います。
今回、その音楽を単なる背景音としてではなく、衣装や身体表現と並ぶ、舞台を構成する一つの表現として迎えます。
録音された音ではなく、その場で生まれる音を。
あらかじめ用意された音源とは異なり、ライブ演奏には、その瞬間にしか生まれない音の表情があります。奏者の呼吸、楽器の振動、刻まれるリズム。会場に響く音の中をモデルたちが歩き、衣装が揺れ、光を受けて形を変えていく。
音楽に合わせて衣装を見せるだけではなく、音楽と衣装が同じ時間を共有すること。視覚と聴覚、そして身体の動きが重なり合うことで、ファッションショーは一つの舞台体験へと広がっていきます。
ディジュリドゥの深い響きと、電子音が生み出す躍動感。その音が『JOMONIK』の舞台にどのような表情を与えるのか。生演奏だからこそ生まれる、一度きりの時間にも注目です。

▼文化服装学院 文化祭2026
例年数万人の来場実績を誇る文化祭は、文化服装学院最大のイベント。ファッション業界からも注目を集めるファッションショーをはじめ、各科カリキュラム展示/RE・TENT(リテールプランニングコースによる文化祭限定リアルショップ運営)/バザー/トークショー/ワークショップ/高校生ファッションデザイン画コンテスト受賞作品展示他を開催。ファッションの楽しさとパワーに溢れたイベントとなっています。
文化祭開催日程:2026 年 11 月 1 日(日)~3 日(火・祝)9:30~18:00
(最終日は 16:00 まで)
文化祭2026特設サイト:https://www.bunka-fc.ac.jp/event/culture-festival/
【Ⅱ部(夜間部)ファッションショー/開催日程】
『JOMONIK(ジョーモニク)』
開催日時:11月1日(日) 11:00/13:00/14:00/15:00 (全4公演)
11月2日(月) 13:00/14:00 (全2公演)
11月3日(火) 11:00/13:00/14:00 (全3公演)
会場: 文化服装学院J館00番教室
所在地: 東京都渋谷区代々木3-22-1
https://www.bunka-fc.ac.jp/about/access/
観覧方法: 事前予約・当日券あり
当日券配布: 9:00より配布開始(なくなり次第終了)
公式Instagram: https://www.instagram.com/bunka_ii_show/
︎ショー委員会公式SNS ショーメイキングなどを配信
企画・運営: 文化服装学院Ⅱ部ファッションショー実行委員会
出演・衣装制作: 文化服装学院Ⅱ部 学生
ライブ演奏: CHAPA氏(ディジュリドゥ/フィンガードラム)
協賛: 株式会社オンワード樫山ほか、計9社
ショー所要時間: 約20分
昨年の様子:2025年 Ⅱ部(夜間部)文化祭ファッションショー『再誕祭』
文化服装学院 Ⅱ部(夜間部)
学科紹介:https://www.bunka-fc.ac.jp/course/night/
専門知識と技術を効率的に学んで身につける
夜間の学習となるⅡ部は、時間的制約のある環境でも効率的に学べるカリキュラム構成。
3年制となるⅡ部服装科では、服づくりの知識や技術の習得を中心に、デザインからビジネスまでファッションを総合的に学びます。
2年制となるⅡ部ファッション流通科では、ファッションビジネスをはじめ、ファッション流通に関する知識や技術を凝縮して学び、流通にまつわるさまざまな職種での活躍を目指します。


文化服装学院
文化服装学院は、日本最初の服飾教育学校として認可されて以降、日本のファッション教育において中心的役割を担い、2023年に創立100周年を迎えました。コシノジュンコ、高田賢三、山本耀司、津森千里、丸山敬太、皆川明(minä perhonen)、高橋盾(アンダーカバー)、NIGO、落合宏理(FACETASM)、岩井良太(AURALEE)、後藤愼平(MASU)など、国内外で活躍する著名なデザイナーをはじめ、クリエイター、スタイリスト、バイヤー、プレスといった多岐にわたる職種で、ファッション業界をリードする人材を多数輩出しています。これまでに文化服装学院を巣立った30万人以上の卒業生たちは、日本のファッションを世界トップレベルまで押し上げ、その第一線で活躍し続けています。
2023年には、第41回 毎日ファッション大賞「特別賞」、および繊研新聞社ファッションスクールアワード第一回「大賞」を受賞。さらに、アメリカのビジネスマガジン『CEOWORLD magazine』が発表する「Best Fashion Schools In The World For 2026」では、14位にランクイン。世界124校の中から日本で唯一選出され、アジアNo.1のファッションスクールとして確固たる評価を得ています。
〒151-8522 東京都渋谷区代々木 3-22-1
WEB:https://www.bunka-fc.ac.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/bunka_fc/
YouTube: https://www.youtube.com/user/bfcstaff
■文化服装学院卒業生特集
・公式サイト 卒業生特集
https://www.bunka-fc.ac.jp/careers/bfc-graduate/

創立100周年記念
ブンカ 100歳×装苑 卒業生インタビュー集
https://soen.tokyo/regular/bunka100/
題字:現代美術作家
加賀美 健(Ken Kagami)
文化服装学院スタイリスト科卒業

