ポメラートのプレスリリース
サン・マルコ寺院の説教壇 (修復後)
[2023年4月] Venetian Heritageとポメラートは、サン・マルコ寺院の説教壇(the Epistle Ambo)の修復が完了し、ベネチアの文化遺産を守りその価値をより高めるため、両者の協力関係はより強固なものとなったことを発表します。サン・マルコ寺院の説教壇の修復
説教壇は、ビザンティン帝国の伝統に基づき、皇帝にのみ許された壮麗な赤いポルフィリーでできています。主祭壇に次いで重要な構造物である説教壇は、1797年までドージェの礼拝堂だった建物の中で特に重要なものと言えます。ドージェはこの説教壇からベネチア人に語りかけていました。
2019年にベネチアを襲った悲惨な高潮は、バシリカの床全体を損傷させ、さらに地盤を弱めました。既に不安定な状態にあった説教壇が翼廊に向かって滑り落ちる心配があったため、早急に修復を行う必要がありました。
2022年3月に始まった修復作業は、寺院の保存管理を行なう機関であるサン・マルコ寺院の管理委員会(Fabbriceria di San Marco)の修復を行う優れた専門家の技術により、当初の予定通り昨年末に完了しました。
サン・マルコ寺院の説教壇 (修復中)
サン・マルコ寺院の説教壇 (修復後)
Venetian Heritageと共にベネチアを守る
パートナーシップは、Venetian Heritageが募金活動#supportveniceを開始した2019年、ベネチアを襲った異例の高潮後に始まりました。ポメラートはサント・ステファノ教会にあるドージェ フランチェスコ・モロジーニのモニュメント修復に多額の寄付をし、貢献しました。その後も、サン・マルコ寺院の説教壇修復で協力関係を継続し、現在に至っています。また、このプロジェクトはメゾンにとって貴重なインスピレーションの源となり、限定コレクションの「イコニカ ベネチア」誕生につながりました。この活動の成功を受け、Venetian Heritageとポメラートは、ベネチアの芸術の歴史と、何世紀にもわたって受け継がれてきた芸術・技術へのコミットメントを示すプロジェクトを支援する、この理想的なコラボレーションを継続することを発表します。ポメラートグループCEOのサビーナ・ベッリは「ポメラートとVenetian Heritageは、芸術を愛するだけでなく、卓越した職人技を守り、メイド・イン・イタリーの素晴らしさと本質を守り続けるために必要なコミットメントを共にしています」と語ります。
「Venetian Heritageは、24年にわたりベネチアの芸術遺産の保全と促進に取り組んでおり、修復計画が成功し、芸術品が地域社会に還元されるたびに、喜びと誇りを感じています。ベネチアは、常に管理と手入れが必要です。特に、芸術とサヴォアフェールの保護に関心の高いポメラートの協力を得られることを非常に嬉しく思っています」と、Venetian Heritageのディレクターであるトト・ベルガモ・ロッシは語っています。
Venetian Heritage
Venetian Heritageは、ベネチアとニューヨークを拠点とした国際的な非営利団体で、保存、展示、出版、会議、学術研究、調査などを通じて文化 プロジェクトを支援しています。その目的はイタリア国内、およびかつてベネチア共和国の一部であった地域のベネチア芸術の多くの遺産に対する認識を高めることにあります。 www.venetianheritage.eu