人生を心地よくouca(謳歌)して死にたい!誰もが自分らしさをouca出来る世界を目指すアパレルブランド

oucaのプレスリリース

当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「ouca」オウカの夢です。

 

人生を心地よくouca(謳歌)して死にたい!誰もが自分らしさをouca(オウカ)出来る世界を共創したい!
こう熱く語るのは、大阪で日々服作りに奮闘する「ouca」代表の田村優季だ。
「ouca(オウカ)とは何ですか?」と聞かれると彼女はこう答える。「人生を謳歌して死ぬ為のアパレルブランドです。」やけに激しい。が、強烈なキーワードに一気に話を聴く姿勢になる。
なぜ、そう思うようになったのか。そんな彼女の経験と夢を聞いてみようと思う。

【目次】

  • 自己紹介
  • 日本の深刻な問題
  • 祖母の叫び
  • インクルーシブデザインとの出会い
  • oucaとは
  • oucaのプロダクト
  • oucaの目指す共創世界

▼自己紹介
はじめまして。ouca代表の田村優季です。私は現在個人事業で、服を作る縫製士として生活しています。ドレスからスーツまでのお仕立てや、各アパレルブランドからの依頼を受けサンプルをつくったりしています。そんな中私自身もその経験を活かし「ouca」というブランドを立ち上げ日々奮闘しています。

▼日本の深刻な問題
さて、現在日本には、実はかなり深刻な問題があることをご存知でしょうか。
内閣府が実施した令和元年度の「子共・若者の意識に関する調査」で「自分は役に立たないと感じるか」という質問があります。その質問に対してなんと、2人に1人が「あてはまる」と答えているのです。

この結果を受け、あなたはどう感じますか?これからの未来を担っていく若者の2人に1人が「自分は役に立たない」と感じている。そんな日本はこれからどうなるのでしょうか。私は、この調査結果をみて、「居心地の悪さ」「どうにかしたい」という意識が働くのは、盲ろう者である祖母の一言が頭の中に残っているからです。

▼祖母の叫び
2018年のある日のことでした。
祖母が、「目も見えない耳も聞こえない役立たずな人間だからスクラップに出してくれ」と言ったのです。
目と耳に障がいがあり、生きづらさを感じている祖母。丁度この時期、祖母は完全に光を失った時でした。それまで私は祖母が「障がい者」という認識がなく普通に過ごしていました。というのも祖母はそれまで工夫しながら料理や洗濯行っていたからです。私が気に掛けることは、つまずいたら危ないから部屋は散らかさない。とかそういう程度。その感覚で生活していた私にとってこの祖母の一言は、とても悲しくそして怒りが湧いてくると同時に、「何かしなくては!!」と行動を起こすには十分すぎる一言でした。

祖母のように障がいがあっても、アンケートのように未来ある若者でも…つまり障がいのあるなしに関わらずこの社会には「自分は役に立たない」と強く感じている人がとても多いのです。

▼インクルーシブデザインとの出会い
祖母の一言がきっかけで、母と娘の二人家族会議が行われました。その時、母が「目が見えなくて耳が聞こえないあのおばあちゃんで良いのよ。あの人は私たちの宝物なの。あの人は存在するだけで私たちに色んなことを気づかせてくれる」と言い切ったのです。その会議で私は「生きづらさや不便という誰しも持つ障がいは価値の原石」だと気づくのです。

「どうしたら、人々の生きづらさを減らすことができるんだろう?」
「どうしたら、『自分は人の役に立てている』という人を増やすことができるんだろう?」

そのように考え始めた約1年後の2019年のある日、「インクルーシブデザイン」という言葉に出会いました。

インクルーシブデザインとは、、、
これまで商品・サービスの開発に際に、意見を求められてこなかった障がい者、高齢者、LGBTQ、妊婦などの「マイノリティ」と呼ばれる人たちがいます。そのような立場の方に開発段階から参加してもらい、個の声に耳を傾けることで、これまで気づかれなかった課題や生きづらさに気づくことが可能になります。それらを解決したモノやコトは「多くの人にとって使いやすい・生活しやすい」を作り出していけます。そんなデザイン手法です。

「これだ!これなら、課題や生きづらさを抱えている人が役に立つことができるし、みんなの価値にしていけるのでは!?」無限大の可能性を感じたことを覚えています。

▼oucaとは
「おばあちゃんが死ぬとき、生きていてよかったと言ってもらえるように何かしよう!」
「私も生きててよかった!と言える人生を送りたい!」その思いが原点にあります。自分の欠点だと思っていたところを強みに変え、ありのままの自分で人生を謳歌して死にたいし、死んでほしい!!その強烈な想いからブランド名を「ouca」にしました。ローマ字でouca(オウカ)と読みます。覚えて頂けたら嬉しいです。

 

このロゴは、一文字ずつ一部が欠けているのですが、これは人の凸凹さを表しています。
出来ることや得意なこと、好きなことは十人十色。その逆も然りです。「凸凹な人間同士が、パズルのピースのようにお互いを補いながら、それぞれが人生を謳歌していこう!」という願いがこのロゴには込められています。違うからピースがはまり、助け合い補い合うことが出来るのです。
oucaは「役に立たない人間だからスクラップにしてほしい」なんて言わなくていい、聞かなくていい、そんな優しくてまあるい世界を凸凹な者同士で共に創っていきたいのです。

 

▼oucaのプロダクト
インクルーシブデザインで人生をouca(謳歌)する為にインナーを作ることに決めました。人間は毛がない動物ですから、肌に直接触れるインナーはメンタルも左右するというのは経験済みでした。なぜなら私は接触性皮膚炎で幼少期より悩まされてきた経験があったからです。そのことから、oucaがつくるものは「肌に優しく、心地よく」というものがキーワードになっています。
2018年から奮起して、現在2023年、筋ジストロフィー、若年パーキンソン病、視覚障がい者の方々をインクルージョンしてショーツ、タンクトップ、キャミソール、靴下を開発し販売しています。

 

2022年5月には初めてクラウドファンディングに挑戦し212%達成。この時販売したものが「もう、誰も間違えない、目を閉じながらでも履ける靴下minamo」4か月で完売し、現在再販中です。​この靴下は、視覚障がい者の方声に寄り添い作ったのですが、結果的に様々な方のニーズに合い、当事者はもちろん、今までサイズが合わなかった方、子育て中のママさん、冷え性の男性、足が変形された方、感覚過敏の子供、等々から喜びの声をいただきました。現在はプレセントとしても需要が高まっております。
 

oucaを始めて嬉しいことが次々に起こりました。
靴下を作っている最中に祖母にも何度もヒアリングを行っていたのですが、祖母が「ゆきがこんなに頑張っているんやったら、おばあちゃんも生きないかん」と天井を見上げ涙をこらえながら言ってくれたのです。この言葉がどれほど嬉しかったことか!
そして関わってくれていた難病の女性からも「こんなに気に掛けてくれるなんて嬉しいです。私も早く元気になりたい」との連絡がありました。

嬉しい誤算もありました。それは、oucaのプロダクトで「コミュニケーションが増えること」です。多くの方に「この靴下のお陰で母と会話が出来ました」「話題が無くてもoucaさんのもの身に着けていると会話ができます」「意味のあるものを身に着けている誇らしさを感じて人に話したくなる」といったお客様の声をいただいており、感動で胸が苦しくなりました。私は人生を謳歌するためには人とのかかわりが不可欠だと考えております。

▼oucaの目指す共創世界
oucaでは、プロダクトを開発する際は、まず、ヒアリング会やアンケートを実施し、課題や困りごと、生きづらさを伺うことから始まります。堅苦しいものではなく、イベントや遊びを通して多種多様な人と友だちになり、「話す」という極普通のことから始まります。そうすることで、生きづらさや無意識に我慢していること、本当の想いに当人も私も気づくことが出来るからです。「話をすること、知ろうとすること」それが共創世界の第一歩です。

「誰かの生きづらさを、みんなの価値へ」

oucaは「感謝・感動・優しさ」という行動理念を掲げています。この思いに添って、誰もがありのままの自分で人生をouca(謳歌)できる社会を目指しています!

将来は、誰しもが包まれるだけで愛情を感じられるようなベットシーツを作りたいと考えています。愛情不足、ストレス過多、感覚過敏、色んな症状で最も大事な睡眠が疎かになっている昨今。この状況を打破し、快適な睡眠をもたらすような「最愛シーツ」です。まだまだ妄想段階ですが…。そういう共創を一緒に行ってくれる方がいたら嬉しいです。

心地よく心豊かに、誰もがありのままの自分で、今日より明日が心地よく、そして人生をoucaしてoucaしまくって死ねますように!このように恥ずかしげもなく言える人だらけの世界を本気で目指しています。

【事業概要】
屋号:Atelier y-uuki/ouca
所在地:大阪市西区
URL:https://www.ouca.life
minamo靴下クラファンページ:https://camp-fire.jp/projects/view/586187

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

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