ラルフ ローレン、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のチームUSAに最先端のRLクーリングテクノロジーを提供

ラルフ ローレン 株式会社のプレスリリース

 

 

2021年7月14日(ニューヨーク州ニューヨーク)

ラルフ ローレンは本日、チームUSAの東京2020オリンピック・パラリンピック開会式パレード用ユニフォームを発表し、また、最先端のウェアラブルテクノロジー「RL クーリング」を初公開しました。このテクノロジーは自己調整型の温度冷却装置で、同大会のパレードにおいてチームUSAの旗手が着用します。ラルフ ローレンは、この革新的なシステムをチームUSA専用に開発しました。

ラルフ ローレン コーポレーションのチーフ ブランド&イノベーション オフィサーであるデイヴィッド・ローレンは、次のように述べています。「ラルフ ローレンは、オリンピック・パラリンピックを通じて、アメリカのパイオニア精神と伝統を尊重する一方で、現代性と革新性の追究にも力を入れています。そうした思いを胸にアプローチしたのが、RL クーリング テクノロジーの開発です。東京の夏の暑さを考慮して、私たちはチームUSA のために、ファッション性と機能性を融合させたソリューションを開発しました。これによって選手たちは、世界最大の舞台のひとつに最高の状態で臨むことができます。」

ウェアにシームレスに統合されたRL クーリングシステムは、温度状況をモニターして最適化する高度なデバイスによって、着用者の肌から熱を放出します。これは、世界最先端のコンピュータシステムの冷却にも使用されている技術です。その効果は抜群で、着用者は即座に冷感を肌で感じ、非常に厳しい暑さの中でもその効果は長く続きます。

U.S. オリンピック&パラリンピック・プロパティーズ (USOPP)の消費者製品担当上級副社長であるピーター・ゼイトゥーニャン(Peter Zeytoonjian)氏は、次のように述べています。「ラルフ ローレンは、革新的で持続可能な機能性を備えたウェアをチームUSA のアスリートに提供することで、彼らのオリンピックでのパフォーマンス向上に一役買ってくれました。この夏、オリンピック・パラリンピックの選手たちが世界の舞台に立つにあたり、このブランドから継続的なサポートを得られることを私たちは誇りに思います。ラルフ ローレンは、思慮深いアプローチで選手たちにより良いサービスを提供することで、チームUSA に比類のない貢献を果たしてくれています。」

ラルフ ローレンは、持続可能性という課題に対して革新的なソリューションを提供することを使命としており、RL クーリングの開発もその一環として行われました。RL クーリングのコンセプトは、個人用温度管理システムという新しい分野をリードすることにあります。ラルフ ローレンは、2018 年平昌冬季オリンピックで「ラルフ ローレン ヒーテッド ジャケット」をデビューさせたことで、この分野への進出を果たしました。米国エネルギー省の機関であるエネルギー高等研究計画局が行った研究(注1)によると、個人用温度管理システムは、広く普及すれば、個人の快適性のために空調のような大量のエネルギーを必要とする冷却システムに依存する度合いを減らせる可能性を秘めた、ポータブルで局所的なソリューションです。

(注1)DELTA プログラム概要。米国エネルギー省、エネルギー高等研究計画局
https://arpa-.energy.gov/sites/default/files/documents/files/DELTA_ProgramOverview.pdf

今回のRL クーリングの発表は、持続可能なイノベーションを開拓、育成、拡大するという当社の取り組みに基づくものです。最近、ラルフ ローレンはファッション業界における綿染色の方法を一変させる革新的な染色プラットフォーム「カラー オン デマンド」を発表したほか、持続可能な材料科学をリードするNatural Fiber Welding, Inc.への投資を発表しました。Natural Fiber Welding, Inc.は、植物繊維や材料を特許取得済みの高性能素材として使用・再利用する方法に革命をもたらしました。

チームUSAの東京2020開会式パレード用ユニフォームは、クラシックなオールアメリカンルックを基調に、各パーツにサステナブル素材を取り入れています。ユニフォームを構成するのは、米国産ウールを使用したネイビーのブレザーをはじめ、少ない水と化学薬品とエネルギーで綿を染めることができるダウ社の先進的な前処理ソリューション「ECOFAST™ ピュア」を使用したストライプTシャツ、検証済みの米国産コットンを使用したプリントスカーフやシューズやマスク、ペットボトルから再生されたリサイクルポリエステル「Repreve®」を使用したストライプベルト、合成樹脂を使用せず、再生可能な資源から作られた革新的な革代替素材「MIRUM®」を使用したバックパッチ付きのスリムデニムパンツなどです。ユニフォームの各アイテムは、誇りを持って米国で製造されています。

ラルフ ローレンは、2008年からチームUSAのオフィシャルアウトフィッターを務めています。大半のオリンピック・パラリンピックチームとは異なり、アメリカのアスリートは連邦政府からの資金援助を受けていません。Polo Ralph Lauren チームUSA コレクションの売上から得られるロイヤリティーをアメリカのオリンピック・パラリンピックチームに寄付することを通じて、ラルフ ローレンは今年の東京大会やその後の大会でのチームUSAの成功をサポートできることを誇りに思っています。
 

 

 

 

 

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