フランス市場へ届けられた美意識。ジャガー・ルクルトの逸品、18金ピンクゴールド「Clous de Paris」Bezel 1950sが入荷。

株式会社PRINCIPE priveのプレスリリース

PRINCIPE PRIVE – Epoca d'Oroにて販売開始

1940年代〜90年代のヴィンテージウォッチを独自の審美眼でセレクトし、国内外の時計コレクターやファッショニスタから高い評価を得ている「PRINCIPE PRIVE – Epoca d’Oro」に、JAEGER-LECOULTRE 18K Pink Gold “Clous de Paris” Bezel 1950sが入荷いたしました。

繊細な金装飾と、精度を追求した機構。ジャガー・ルクルト「18K Pink Gold “Clous de Paris” Bezel」1950s

今回ご紹介する一本は、1950年代にフランス市場向けとして販売された、ジャガー・ルクルトの18金無垢ピンクゴールドモデルである。ベゼルには、細かな凹凸が連続する「クル・ド・パリ」の装飾。そして、その優美な外装の内側には、手巻きのキャリバー478が収められている。

ひと目で印象に残る装飾性を備えながら、文字盤の表情はあくまで穏やか。さらに機構へと目を向ければ、精密時計製造を得意とするルクルトの技術に触れることができる。外装、文字盤、ムーブメント。それぞれに異なる見どころがあり、知るほどに奥行きを感じさせる一本だ。

18金ピンクゴールドに細やかな陰影を生む「クル・ド・パリ」のベゼル。

ジャガー・ルクルトの歴史は、1833年、アントワーヌ・ルクルトがスイスのジュウ渓谷に開いた工房に始まる。精緻な部品を作り出す技術と、時計の精度を高めるための探究。その積み重ねが、同社の時計づくりを支えてきた。華やかな複雑機構はもちろん、時・分・秒を示すシンプルな時計にも、その姿勢を読み取ることができる。

本作に収められたキャリバー478も、そうした背景のもとで鑑賞したいムーブメントである。のちに「ジオフィジック」に搭載されるキャリバーへとつながる系譜を持ち、ルクルトの精度への取り組みを語るうえでも興味深い存在だ。ムーブメントに見られるのは、微細な歩度調整を担うスワンネック緩急針や、ゴールドのシャトン留め、そしてバランスコックの先端に備わる特徴的な形状の押さえバネ。それぞれの部品には役割があり、その機能を果たすための形が、機械全体の美しさを生み出している。

曲線を描く緩急針の輪郭、受けに配された石とシャトンの色彩、部品同士が整然と収まる構成。細部をたどるほどに、文字盤側からは想像できないほど豊かな景色が広がる。外から見える装飾と、内側に収められた機構。その双方に目を向けることで、この時計の魅力はより鮮明になる。

裏蓋に残る、小さな刻印。フランス市場へ届けられた一本の背景を、静かに物語るディテール。

そして、本作を語るうえで欠かせないのが、フランス市場向けという販売背景である。

18金無垢ピンクゴールドのフレンチケースには、フランスの金製品に用いられるイーグルヘッドのホールマークとメーカーズマークが刻まれている。一方、文字盤には「FABRIQUE EN SUISSE」の表記が入り、機械にもスイス製を示す文字が見られる。スイスで製造された機構と、フランス市場に向けて仕立てられたケース。その組み合わせが、この個体の成り立ちを物語っている。

ヴィンテージウォッチに残された小さな刻印や表記は、製造と流通の背景を知るための大切な手がかりである。ブランド名やモデル名だけでは伝わらない、当時の市場との関係。同じ時代、同じメーカーの時計であっても、販売された国によって異なる仕様が見られることは、ヴィンテージを深く知る楽しみの一つだ。

この個体の主役ともいえる、クル・ド・パリのベゼル。手元で繊細に輝き、時計の輪郭を優美に際立たせる。

この一本においても、「FABRIQUE EN SUISSE」の文字は、文字盤の中に控えめに収まりながら、その背景を静かに伝えている。外観を眺めるだけでは見過ごしてしまいそうな細部にこそ、長い年月を経た時計を読み解く面白さがある。その歴史的な背景とともに、視覚的な魅力の中心となるのが「クル・ド・パリ」のベゼルである。小さなピラミッド状の模様を規則正しく連ねるこの装飾は、ホブネイルとも呼ばれ、時計に繊細な立体感を与える伝統的な意匠として知られている。

本作では、その細かな模様が文字盤を囲むように幾重にも並び、丸いケースの輪郭を際立たせている。光が当たる面と影になる面が細かく切り替わることで、ベゼル全体が柔らかな輝きを帯びる。正面から見たときの端正な表情と、角度を変えたときに浮かび上がる装飾の密度。その変化を手元で楽しめることが、この時計の大きな魅力だ。

素材に用いられた18金無垢ピンクゴールドも、この意匠によく調和している。赤みを含んだ温かな色調が、幾何学的な模様に柔らかさを添え、装飾の存在感を穏やかにまとめている。ケースから伸びるラグの滑らかな面と、ベゼルの細かな凹凸。それぞれが異なる光の反射を見せることで、同じ金素材の中にも豊かな表情が生まれている。

文字盤には、落ち着いたシルバーカラーを採用。ゴールドのアプライド・アラビア数字が外周に沿って並び、数字そのものの造形が、時計の個性を形づくっている。柔らかな曲線と、すっきりとした線の組み合わせには、現代の時計とはまた異なる味わいがある。

中央から伸びる時分針に、ブルーのセンターセコンド針。温かな金色を基調とした構成の中で、青い秒針がさりげなく全体を引き締める。日付表示を設けず、時刻表示に徹した文字盤には余白があり、ベゼルの緻密な装飾を受け止める静かな広がりが感じられる。

経年によるパティーナと小さな斑点も、この文字盤の表情の一部となっている。シルバーの地に重なる穏やかな風合いが、ゴールドのインデックスやケースと馴染み、長い年月を経た時計ならではの一体感を生み出している。なお、文字盤裏面は点検されており、改変・改造の痕跡は確認されていない。

精度を追求したキャリバー478。フランス市場向けの仕様を伝えるケースと文字盤。そして、18金無垢ピンクゴールドに細やかな陰影を刻むクル・ド・パリのベゼル。一つひとつの要素が重なり、このジャガー・ルクルトならではの魅力を形づくっている。

まずは装飾の美しさに惹かれ、やがて機構や刻印の背景へと関心が広がっていく。そんなヴィンテージウォッチとの出会いを楽しませてくれる一本である。1950年代の時計づくりが残した繊細な意匠と、その内側に息づく技術を、ぜひEpoca d’Oroにてご覧いただきたい。

モデル:JAEGER-LECOULTRE 18K Pink Gold “Clous de Paris” Bezel 1950s

販売価格:¥1,210,000(税込)

BRAND: Jaeger-LeCoultre
Ref: Cal.478
YEAR: 1950s

【コンディション】

精度測定 +15秒/日 振り角265°

傷あり、一般的な使用感が見られます

【文字盤】

文字盤裏面点検済み(改変・改造痕なし)

ゴールドのアプライド アラビア数字とブルーのセンターセコンド針を配したシルバーダイアル

フランス市場向けの「FABRIQUE EN SUISSE」表記経年による全体的なパティーナと小さな斑点

【ストラップ・バックル】

ホワイト クロコ型押しレザーストラップ(手首周り17cmまで対応)(純正ではありません)ラグ幅 16mmケース18金無垢ピンクゴールド、イーグルヘッドのホールマークとメーカーズマーク入りのフランス製

【ケース】

「クル・ド・パリ」装飾のベゼル32.5mm(リューズを除く)/ 40mm(ラグからラグ)

【ムーブメント】

手巻き Cal.478、センターセコンド、スワンネック緩急針

【付属品】

“PRINCIPE PRIVÉ” ギャランティカード”PRINCIPE PRIVÉ” ボックス

販売店舗詳細

PRINCIPE PRIVE – Epoca d’Oro – OMOTESANDO

東京都港区北青山3-5-19

営業時間:12:00 – 19:00

PRINCIPE PRIVE – Epoca d’Oro – 公式サイト

商品ページ

PRINCIPE PRIVÉ Epoca d’Oro(プリンチペプリヴェ エポカドーロ)について

PRINCIPE privéによる新たなプロジェクト。

2007年の創業以来、数々のブランドを日本で成功へと導いてきたPRINCIPE privéが手掛ける、

次なるステージ。コンセプトは、「世界で最も贅沢なヴィンテージ時計店。」

1940年代〜1990年代――

時計史において最も象徴的な時代のタイムピースのみを厳選。経年変化によって深みを増したダイヤル、時代を映し出す造形美。新品では決して得られない、“時間そのものを所有する贅沢”を提供します。

PRINCIPE PRIVE – Epoca d’Oro 公式ウェブサイト

公式インスタグラム

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