なぜ秋に服の穴に気づく? 「虫食い」のメカニズムと正しい予防法

株式会社UPBEARのプレスリリース

衣替えのタイミングでクローゼットを整理していたら、大切なニットやウールのコートに小さな穴を見つけてショックを受けた、という経験はないでしょうか。 実はこの虫食い、秋に突然発生したものではなく、春から夏にかけてクローゼットの中でじわじわと進行していたケースがほとんどです。今回は虫食いが起きる仕組みと、防虫剤を正しく使うためのポイントをご紹介します。

■虫食いの正体は「幼虫」。秋に気づくのは被害が進行した後だから

衣類を食害する代表的な虫は、カツオブシムシとイガという2種類の虫です。どちらも成虫が春から夏にかけて活動し、繊維や部屋の隅などに卵を産みつけます。実際に服の繊維を食べて穴を開けるのは成虫ではなく、卵からかえった幼虫です。

幼虫は光を嫌って暗いクローゼットの奥や畳んだ服の内側に潜み、数週間から数か月かけてゆっくりと繊維を食べ進めます。つまり、私たちが秋の衣替えで穴に気づいたときには、初夏の時点ですでに被害が始まっていたということになります。「急に穴が空いた」のではなく、「今まで気づかなかっただけ」というのが実態に近いのです。

■狙われやすいのは、動物性繊維と「汚れが残ったままの服」

カツオブシムシやイガの幼虫は、ウール・カシミヤ・シルク・毛皮といった動物性繊維を好んで食べます。ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は基本的に食害を受けませんが、混紡素材の場合は動物性繊維の部分だけが先に食べられることもあります。

さらに見落とされがちなのが、皮脂や食べこぼしの汚れが残ったままの服がターゲットになりやすいという点です。幼虫は繊維そのものだけでなく、汗や皮脂などのタンパク質汚れも栄養源にするため、着用後に汚れを落とさずに収納した服は、きれいな状態の服より被害に遭いやすくなります。シーズンオフに入る前の一度のクリーニングや洗濯が、虫食い予防の観点からも重要になる理由はここにあります。

■防虫剤の効果を引き出す、正しい配置と選び方

防虫剤には主にピレスロイド系、パラジクロロベンゼン系、樟脳(しょうのう)系がありますが、異なる成分の防虫剤を同時に使うと、化学反応によって衣類にシミができたり、効果が弱まったりすることがあるため、1つのクローゼット・衣装ケースには同じ成分の防虫剤で揃えるのが基本です。

配置については、防虫成分のガスは空気より重く下にたまる性質があるため、衣類の上部に置くのが正しい使い方です。衣装ケースの場合は、衣類の一番上に防虫剤を置き、蓋を閉めてガスが内部にとどまるようにします。ハンガーラックのような吊り下げ収納の場合も、上部にかけるタイプの防虫剤を選ぶことで、ガスが服全体に行き渡りやすくなります。

■まとめ:虫食いは「気づいたとき」より「収納する瞬間」の対策が肝心

虫食いは秋に突然起こるものではなく、汚れの残った服を収納した瞬間から静かに始まっています。シーズンオフの服をしまう際には、必ず汚れを落としてから、成分を揃えた防虫剤を正しい位置に配置する。このひと手間が、次の衣替えで大切な一着を無事に迎えられるかどうかを左右します。

これから迎える衣替えのタイミングで、ぜひ収納前のひと手間を見直してみてください。

お問い合わせ

会社名:株式会社UPBEAR
https://www.up-bear.com
代表:中谷駿志
所在地:大阪府大阪市浪速区
事業内容:アパレル事業(無人店舗)、美容、飲食、婚活事業など

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