ヴィブラム・ジャパン株式会社のプレスリリース
イタリア、中国、日本の視点と知見を起点に、ヴィブラムが提案する新たなアウトソールデザイン

高性能ラバーソールの製造と販売を行うイタリアのソールメーカーの日本法人であるヴィブラム・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、ゼネラルマネージャー:ケビン ステンベルジェ、以下ヴィブラム)は、アジア市場における多様な足の特徴や文化、ライフスタイル、デザイン価値観に着目したアウトソール「THE PREVIEW COLLECTION」を日本初披露しました。
今回の新作ソールのお披露目として、2026年9月3日(木)・4日(金)の2日間にわたりヴィブラム・ジャパン本社にて開催された展示会「THE PREVIEW COLLECTION」では、ヴィブラムが長年培ってきたソール開発の知見とテクノロジーをベースに、イタリア、中国、日本の各チームが連携し、「足」と「歩くこと」を多様な視点から捉え、アウトドア、ベアフット、シティ、クラシック、ウィメンズという幅広いカテゴリーに向けた7つの新作アウトソールがラインナップ。会場では、従来のパフォーマンス・アウトドア領域にとどまらない、フィット感、美しさ、日常使いへの新たなアプローチを紹介し、ヴィブラムのテクノロジーが持つさらなる可能性を表現しました。
異なる地域の視点から考える、足の「多様性」に合わせたアウトソール
地域を超えてトレンドやライフスタイルが互いに影響し合う中、消費者の価値観やニーズも多様化しています。製品開発においても、地域ごとに異なる文化や身体的特徴、生活習慣を理解し、それぞれに合った製品を生み出すことがより重要になっています。
ヴィブラムが今回着目したのは、足の「多様性」です。足の形は一人ひとり異なるだけでなく、地域的な特徴によっても異なります。また、気候や生活環境、文化が変われば、選ばれる靴や歩き方、靴に求められる機能も変化します。
そこでヴィブラムは、足を「解剖学的(Anatomical)」「機能的(Functional)」「文化的(Cultural)」という3つの側面から捉え、多様な市場におけるニーズを研究。足幅へのフィット、自然な歩行、日常環境への対応、文化とのつながり、クラシックスタイルの再解釈、女性の足に適した設計などをテーマに、新たなアウトソールの可能性を探りました。
ヴィブラムが世界各地で行ってきた製品テストから得た知見や、バイオメカニクスに基づく分析、「Foot Diversity(足の多様性)」の研究で培ったデータなどを活用し、グローバルなテクノロジーと、各国のチームが持つローカルな視点を融合しています。

具体的には、桜の花びらをモチーフにしたラグデザインや、日本の「わびさび」の美意識を取り入れたベアフットソール、畳の構造や織り模様を再解釈したシティ向けソール、生け花から着想を得たウィメンズ向けソールなど、日本文化を機能的なデザインへと落とし込んだアイデアを提案しました。また、冬の自然環境を想定したグリップ性能や、軽量性・柔軟性、異なる足型や女性の足に配慮したフィット感など、実際の生活環境や身体的特徴にも着目しています。その一例が、異なる地域の足型に着目して開発された「BIZ MULTI F」です。
BIZ MULTI F|Classic / Business
「BIZ MULTI F」では、人によって異なる足型に着目し、ビジネスシューズにおけるフィット感と歩行時の快適性を追求しました。
足本来の動きを尊重するベアフットコンセプトをベースに、EU標準足型(D)と日本標準足型(EE)の両方に対応できる設計を採用。異なる足型に対して同一のソールを使用できる、新たなアプローチを取り入れています。
さらに、柔軟な前足部設計によってスムーズな足運びをサポートするとともに、中央部には足裏を支えるスタビリティエリアを配置。柔軟性を確保しながら安定した歩行を実現する設計としています。
パフォーマンスから、日常の「歩く」へ
ヴィブラムはこれまで、アウトドアやスポーツをはじめとするさまざまなフィールドで、足元に求められるパフォーマンスを追求してきました。「THE PREVIEW COLLECTION」は、そこで培ってきた技術や知見を、より幅広い日常のシーンへと広げる試みとなりました。
山を歩くとき、街を歩くとき、仕事へ向かうとき。そして、その土地ならではの文化や装いを楽しむとき。人によって異なる足の形や身体の動きだけでなく、地域ごとの気候、生活習慣、文化的背景までをデザインの起点とすることで、ヴィブラムは「ソール」という足元から、より多様な歩行体験の可能性を提示しました。
今回披露した7つのコンセプトを通じて、ブランドやデザイナー、コミュニティとの新たな対話を生み出すとともに、イタリア、中国、日本のチームによる国や地域を越えた連携を起点に、これからのフットウェアデザインのあり方を提案します。
コンセプトマネージャー 橋本昌也氏 コメント
今回のプロジェクトの背景について、Vibram Connection Lab Milan(ヴィブラム・コネクション・ラボ・ミラノ)」のコンセプトデザイナー、橋本昌也氏は次のようにコメントしています。
「2012年に始まったVibram Furoshikiの開発は、世界各地の“足の違い”に目を向けるきっかけとなりました。足の形や特徴の多様性は、それぞれの土地の風土や文化とも深く結びついており、世界各地の履物も、その環境や暮らしに合わせて独自に発展してきました。
本プロジェクトは、こうした多様な足文化に寄り添った製品開発を目指すものです。イタリアで培われてきたヴィブラムの90年にわたる知見と技術を活かし、まずは日本、そしてアジアから新たな取り組みを始めていきます。」
■ヴィブラムジャパン公式Instagram

■Vibram(ヴィブラム)について
スポーツ、アウトドア、アスレジャー、セーフティ、ドレスやカジュアルフットウェア向けの高性能ラバーソールを提供するブランド。1937年に北イタリアで創業したヴィブラムは、世界の登山界を変えたCarrarmato「カラルマート」、別名「タンクソール」を開発し、アウトドア産業に革命をもたらしました。今日、ヴィブラムは世界中の一流フットウェアブランドに最高品質のソールを提供し続けています。
【会社概要】
会社名:ヴィブラム・ジャパン株式会社
ゼネラルマネージャー:ケビン ステンベルジェ
日本支社:東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目52-1クロスサイドビル1階

