リシュモンジャパン合同会社のプレスリリース

美と調和を重んじながら、卓越性を追求してきたヴァン クリーフ&アーペルは、長きにわたり、尽きることのない創造性の源泉としてダンスの世界からインスピレーションを得てきました。1940年代初頭以来、バレエの芸術性は、メゾンの女性モチーフに優雅な趣を吹き込み続けています。
今年、ヴァン クリーフ&アーペルは、12点のハイジュエリー クリップを通じて、バレエというインスピレーションの源に改めてオマージュを捧げます。このアンサンブルは、2007年に発表され、2023年にラインナップが拡大したバレエ プレシュー コレクションをさらに充実させるものです。
今回発表されるのは、特にロマン主義時代のものをはじめとした著名なクラシックバレエを想起させる作品です。繊細な動きや優美な衣装、豊かな装飾までが、ハイジュエリー アトリエの職人たちの手により、忠実に再現されています。グリーンワックスに精巧な彫刻を施すことでシルエットを象り、ゴールドと宝石で装飾を施すという工程の一つひとつが、ヴァン クリーフ&アーペルの代名詞ともなっているサヴォアフェールとディテールの追求を証明しています。
「ダンス芸術とハイジュエリーには、卓越性の追求、精密さ、動きの表現など、多くの共通点があります。ヴァン クリーフ&アーペルの職人たちは、多岐にわたる技法を駆使することで、バレリーナの躍動的な身のこなしをゴールドや貴石で写し取り、その優雅さを写実的に表現しています。」
(カトリーヌ・レニエ ヴァン クリーフ&アーペル プレジデント兼CEO)
高貴なコール・ド・バレエ

大切に育まれてきた創造の伝統を受け継ぎ、メゾンは今回、さまざまなクラシックバレエ作品を称える12点のバレリーナ クリップを発表します。「クレオパトラ」、「ラ・シルフィード」、「くるみ割り人形」といった演目を彷彿させるほっそりとしたシルエットのバレリーナが、ディテールまで精緻に作り込まれた衣装や装飾を纏って登場します。
振付芸術の煌めきをジュエリーに表現するために、メゾンは数多くの職人技を結集し、卓越した基準に適う宝石のパレットを選定しました。ヴァン クリーフ&アーペルが誇る職人たちの専門知識に則り、各作品の制作はまず、グリーンのモデリングワックスに手作業で彫刻を施し造形するところから始まります。この伝統的な工程は、メゾンの女性モチーフを創り出すために不可欠なものであり、宝飾職人がクリップのボリュームを立体的に検証することを可能にします。職人は、細部に至る観察眼をもって匠の手技を発揮し、バレリーナの身体の動きの優美さや布地のうねりをワックスに映し出していきます。原型が完成すると、ワックスを溶かし出し、ゴールドを流し込んで鋳造します。次に、手作業で調整と研磨を施します。さらに細心の注意の下で厳選された宝石がセットされることで、女性のシルエットは煌めきと色彩を纏い、明るく光り輝くのです。
ダンス ドゥ セヴィーユ バレリーナ クリップ

ダンス ドゥ セヴィーユ バレリーナ クリップは、1875年に発表されたジョルジュ・ビゼーの代表的なオペラ「カルメン」の第2幕を彷彿させる作品です。このクリップは、愛する人のために踊る若きボヘミアン、カルメンの姿を描いています。フラメンコドレスを思わせる彼女の衣装は、重なり合うスカートがシルエットの動きを際立たせます。また、ポリッシュ仕上げを施したゴールドの輝きが、スカート下部やヘッドドレスを彩る貴石の色合いと絶妙な調和を生んでいます。




レスプリ ドゥ ラ フォレ バレリーナ クリップ

鮮やかな色彩のアクセントが躍動感を添えるこのクリップは、1832年にフィリッポ・タリオーニがパリ・オペラ座のために振り付けたロマンティック バレエ「ラ・シルフィード」で主役を演じたダンサー、マリー・タリオーニをイメージしています。ダイヤモンドをあしらったゴールドの羽、胸元に装飾が施されたビスチェ、煌めくベルト、全面に宝石を敷き詰めたワイドスカートなど、このクリップでは、彼女の衣装を象徴する要素が高貴な素材で再解釈されています。バレリーナが取るポーズもまた、まるで宙を舞うようだったと伝えられるマリーの踊る姿を映し出しています。
ペルセイド バレリーナ クリップ

「オード」は、レオニード・マシーンがセルゲイ・ディアギレフのバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のために振り付けたバレエ オラトリオで、1928年にパリで初演されました。ミハイル・ロモノーソフの作品に着想を得た本作は、独特の雰囲気が漂うモダニズムの実験作です。このクリップでは、まるで星を摘み取るかのようなバレリーナの瞑想的なポーズが、当時の舞台装置に見られた天空の趣を伝えます。また、出演者が着用していたクリノリンスタイルのヴェールとドレスは、ゴールドで表現されています。一方、クリップのシルエット全体にちりばめられた大ぶりの宝石は、星座を連想させます。
レヴェリー ドゥ コッペリウス バレリーナ クリップ

「コッペリア」(原題:コッペリア、あるいはエナメルの目をもつ乙女)は、1870年にアルテュール・サン=レオンが振り付けたバレエ作品で、レオ・ドリーブが音楽を手掛けました。本作では、スワニルダとその婚約者フランツ、そして魂をもつ人形を作りたいと夢見るオートマタ職人のコッペリウス老人が繰り広げる物語が描かれています。ぎこちない動きを思わせるポーズのレヴェリー ドゥ コッペリウス バレリーナ クリップは、機械仕掛けの人形を彷彿させます。髪に大きなリボンが飾られる一方、ドレスには宝石がちりばめられ、ラッカーで丹念に彩色された袖によって一層華やかさを増しています。スカートの裾は、貴石をあしらったスカラップヘムになっています。


レーヌ ドゥ シュマカン バレリーナ クリップ

レーヌ ドゥ シュマカン バレリーナ クリップは、ペルシャ舞踊の装いを想起させる衣装を纏っています。このクリップは、ニコライ・リムスキー=コルサコフが作曲し1909年に初演されたオペラ「金鶏」から想を得て、主人公の女性を表現したものです。そのシルエットには、ゴールドと宝石のモチーフで飾られたボリューム感のあるヘッドドレス、エングレービングが施された襟、ラッカーで彩色された袖、ダイヤモンドのベルト、色鮮やかな宝石がセットされたチュチュといった、さまざまなディテールがあしらわれています。それらが一体となって、メゾンが生み出すダンサーたちの文化的多様性を鮮やかに浮かび上がらせています。
アルミード バレリーナ クリップ

このクリップは、ヴァン クリーフ&アーペルの職人たちが、ハイジュエリー アトリエの秘められた空間で、アルミードの優雅な美しさを表現しようとひたすらに追求した成果です。ミハイル・フォーキンが1907年に振り付けたバレエ作品「アルミードの館」の女性主人公は、ポリッシュ仕上げのゴールドと貴石の輝きによって生命が吹き込まれています。優美な色合いを帯びた貴石はすべて、メゾンの熟練の宝石鑑定士によって厳選されたものです。また、2色のゴールドの組み合わせは、ロジウムコーティングの際にローズゴールドと宝石を保護するストップオフ技法によって実現しました。作品を仕上げるディテールとして、緻密なエングレービングを施したモチーフが、スカートの下部と大ぶりのヘッドドレスを飾っています。
ベル ドゥ ソンジュ バレリーナ クリップ

アレクサンドル・グラズノフ作曲(作品67)、マリウス・プティパ振付による「ライモンダ」は、バレエ史における重要な節目を記す作品です。ライモンダが騎士ジャン・ド・ブリエンヌに抱く愛が描かれています。このバレエの大胆な作風は、クリップにおいて、貴重な素材の組み合わせによって表現されています。ハンマー仕上げによるゴールドの質感が、パヴェダイヤモンドの輝きと絶妙なコントラストを織りなす一方、クローズドセッティングのカボションとファセットカットの宝石を組み合わせた鮮やかな色彩がアクセントとなり、作品を仕上げています。


ローズ ドゥ ベンガル バレリーナ クリップ

オン ポワントに上がった瞬間をとらえたローズ ドゥ ベンガル バレリーナ クリップからは、ルルヴェのポーズを取った瞬間の躍動感が伝わってきます。ダイヤモンドがセットされた上衣には、古代インドの壮麗な文化へのオマージュとして、ゴールドの編み込みやさまざまなサイズのビーズがカラーストーンのカボションと並置されています。平行に並ぶ配置をさらに強調するのが、装飾的な屏風を想起させるスカートのデザインです。このクリップは、マリウス・プティパが振り付け、1889年に初演されたバレエ作品「タリスマン」の登場人物で、バラに姿を変える天界の女王アムラバティを表現しています。
マーシャ バレリーナ クリップ

今にもワルツを踊り出しそうなこのバレリーナ クリップは、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが童話をもとに作曲したバレエ作品「くるみ割り人形」に登場する、マーシャ(別名クララ)がプリンセスへと変身した姿を表しています。ドレスには、ヴァン クリーフ&アーペルが大切に受け継いできた金細工技法が駆使されています。ギヨシェ彫りで布地の質感を表現した金属地は、さまざまなサイズのペアシェイプストーンで飾られ、繊細なレースを思わせるパヴェストーンのラインが添えられています。さらに首元には、トウシューズを飾る宝石と同じ色のペンダントが輝き、美しく共鳴しています。
フェ ドラジェ バレリーナ クリップ

「くるみ割り人形」は、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが童話をもとに作曲し、1892年に初演されたバレエ作品です。作中でマーシャは、客間にあるおもちゃたちに命が吹き込まれる夢を見ます。このフェ ドラジェ バレリーナ クリップは、マーシャと王子になったくるみ割り人形がお菓子の国の魔法の城へ向かう第3幕を想起させます。お菓子の国でふたりを歓迎するのが、このドラジェの精です。クリップでは、繊細なハーモニーを奏でるパステルトーンで表現され、カラーストーンをちりばめたヘッドドレスと、ポリッシュ仕上げのゴールドで象ったスカラップヘムのスカートにパヴェダイヤモンド、優しいカラーグラデーションを織りなす宝石を組み合わせたチュチュを纏っています。




カスティーリャ バレリーナ クリップ

広げた扇子から特徴的なポーズまで、カスティーリャ バレリーナ クリップのシルエット全体が想起させるのは、バレエ作品「ドン・キホーテ」(ルドルフ・ヌレエフ振付版)で再解釈されたスペイン舞踊です。金糸で表現したフリルの袖が、ポーズによって生み出される動きの効果を一層際立たせています。ポリッシュ仕上げのゴールドで造形された上衣に巻き付くように、ダイヤモンドが一列に並んでいます。一方、重なり合いながらスカートを構成するフリルは、煌めく宝石が陽気なハーモニーを奏でるなかで生き生きとした表情を見せます。クリップ全体を通して、スペインの小さな村を舞台とするバレエ作品のリズミカルな楽曲が鮮やかに思い起こされます。
クレオパトラ バレリーナ クリップ

クレオパトラ バレリーナ クリップは、1920年代以来、ファラオ時代のエジプトが放つ魅力がメゾンの想像力をいかに刺激してきたかを物語る作品です。このクリップのダンサーは、ジュール・マスネのオペラにちなみ、古代の女王を思わせる豪華な装身具や衣装を纏っています。ペアシェイプストーンを冠したヘッドドレスが、ビブネックレス、アームブレスレット、鮮やかなコントラストを成す宝石とゴドロン装飾のゴールドで表現されたロインクロス(腰布)と完璧な調和を生んでいます。貴石、ファインストーン、オーナメンタルストーンを大胆に組み合わせて構成することで、当時の衣服に見られた豊かなカラーコンビネーションを映し出しています。
1941年からのパ・ド・ドゥ



ヴァン クリーフ&アーペルとダンスの世界とを結ぶ絆の歴史は、1920年代のパリに遡ります。熱烈なバレエ愛好家であったルイ・アーペルは、甥のクロードを連れて、ヴァンドーム広場のブティックからほど近いオペラ ガルニエに通うことを楽しみとしていました。1940年代初頭、メゾン初のダンサー クリップが誕生すると、瞬く間にヴァン クリーフ&アーペルのシグネチャーとなります。その優美な佇まいと衣装の美しさは、すぐさまコレクターたちの心をつかみました。ゴールドもしくはダイヤモンドの顔をもち、時には高貴なヘッドピースを飾ったバレリーナたちは、バレエシューズを履き、ダイヤモンドやカラーストーンが輝くチュチュを纏ってその動きを伝えています。こうした作品には、1906年の創業以来、さまざまな文化がメゾンにもたらしてきた影響もまた反映されています。ダンサーたちが、スペインから太平洋諸島まで、世界中の美しい衣装を身に着けているのはそのためです。
2007年には、バレエ プレシュー ハイジュエリー コレクションが誕生しました。以来、具象的な作品やより様式化された作品を通じて、ヴァン クリーフ&アーペルがダンスという芸術に抱く想いを表現し続けています。年ごとに発表される多彩なシリーズには、ダンス芸術に対する厚い敬意が込められています。
宝飾職人によって形作られたチュチュには、テクスチャード ゴールドで象ったものであれ、貴石やオーナメンタルストーンで彩られたものであれ、舞台衣装の形状や質感が見事に再現されています。
メゾンの卓越したサヴォアフェールを物語るように、「白鳥の湖」、「くるみ割り人形」、「火の鳥」、「ラ・シルフィード」といったバレエの名作を彷彿させる多種多様な色彩がダンサーたちを彩っています。こうした多彩な世界観のなかで、ヴァン クリーフ&アーペルのバレリーナ クリップは、メゾンのウォッチ コレクションに登場する繊細なダンサーたちと肩を並べています。メゾンは、時計制作の専門技術と、エナメル細工をはじめとする伝統的な職人技を融合することで、オペラやバレエが紡ぐ夢に命を吹き込んでいるのです。
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