Jimmy Choo Tokyo 株式会社のプレスリリース
Character Studies : キャラクターの考察

多様なキャラクター、つまり個々の人物像とそれぞれの個性。JIMMY CHOO(ジミー チュウ)の2027 年スプリングコレクションは、違いや二面性、そして対照的な要素の共存を映し出します。ミニマリズムと装飾、豪華さと純粋さ、日常と非日常。それは、現代という時代やジミー チュウというブランドに対する多角的な視点を反映した多彩なワードローブです。
「グラマーは、必ずしも予測通りのものである必要はありません。それはどこにでも、誰にでも宿るものです。それは精神であり内面から湧き上がる感覚です。このアイデアこそが、今回のコレクションの核となりました。対比や矛盾を受け入れ、ジミー チュウを単なる見た目としてではなく、エナジーや感覚として捉えること。私は、直感的で可能性に満ちたものを創り出したいと考えました」 サンドラ・チョイ
ジミー チュウの本質的なアイデンティティは、サヴォアフェール(卓越した職人技)やディテールへのこだわり、そして常に変化し続ける「女性像」を体現するスタイルを通じて表現されています。これらは、すべてのジミー チュウのクリエーションの根底にある概念です。そのデザインは、折衷的かつ大胆、遊び心にあふれ、何にも臆することのない自信に満ちています。異なるパターン、仕上げ、色、そしてテクニックが融合する――そこには、いかなる境界線も存在しません。
「IZU(イズ)」は、スレンダーな8.5cm ヒールとバランスの取れたピープトゥ・ミュールという、まさにジミーチュウを象徴するシルエットでありながら、予想を裏切るような新たなニュアンスも加えられています。アーカイブのエラフェ(ヘビ革)にインスパイアされた目を引くドット柄が、ラテカラーのナッパレザーにモノクロプリントとして表現されています。装飾へのこだわりは、アッパーにあしらわれたターコイズブルーのレジンビーズとクリスタルによる印象的なブローチにも表れており、鮮やかなコントラストを生み出しています。これらはまさに、ジュエリーのような華やかさを愛するジミー チュウならではのスタイルと言えるでしょう。
コントラストを巧みに操るこのモノクロのエラフェモチーフは、スリングバックシューズ「EYLA(エイラ)」では全く異なる表情を見せています。4.5cm のローヒールとブラックの丸みを帯びたトゥが、デイタイムにふさわしいスタイルを演出します。とはいえ、昼か夜か、あるいはドレスアップかカジュアルかといった境界線に、果たしてどれほどの意味があるのでしょうか?ジミー チュウに息づくダイナミックでセクシーな魅力は、ハイ&ローのスタイルを自由に行き来する遊び心をもたらし、贅沢で特別なスタイルを日常へと溶け込ませてくれます。ルビーレッドとマカロンピンクの花びらで仕上げたバイカラーのフラワーコサージュが目を引く、繊細かつ甲のラインを美しく見せるサテンパンプス「COKO(ココ)」。この一足は、特別なシーンと日常を軽やかに行き来します。それは単なるシーンの問題ではなく、常にジミー チュウ ウーマンを定義づけるアティチュードそのものを映し出しています。このコサージュディテールは、ラテカラーのナッパレザーを用いた実用的なローヒールシューズ「EYLA(エイラ)」にも取り入れられています。






「いつでも、どこでも」履ける万能さを活かしたローファー「ELLIS(エリス)」は、フラットタイプと6.5cm のブロックヒールタイプの2 型で展開。光沢のあるシワ加工を施したパテントナッパプラックレザーを採用し、黒と白のコントラストでその力強さを表現しました。使い込むほどに風合いが増し、まるで人生の軌跡を刻むかのような、完璧ではないからこその美しさが、個性や独自性を際立たせます。これはジミー チュウの典型的なアプローチとは逆の発想です。ハイヒールを単にローヒールへと落とし込むのではなく、ローファーというアイテムを新たなバランスと遊び心で昇華させました。
バッグでは、「CINCH(シンチ)」シリーズが新たな展開を見せます。ジミー チュウの女性像やライフスタイルを反映した「CINCH TOP HANDLE(シンチ トップ ハンドル)」は、シリーズ名の由来である柔らかなギャザーがもたらす軽やかさとフェミニンな雰囲気を、サイドをさりげなく絞ったディテールで表現。さらにブランドを象徴する留め具をあしらったフラップ式フロントクロージャーが安心感を与えます。小ぶりなサイズ感で、クロスボディとしてもハンドバッグとしても使用可能です。チェリーカラーやモノクロのエラフェ(ヘビ革)柄カーフスキンといったキースタイルで展開するこのバッグは、ジミー チュウのワードローブカプセルコレクションをさらに充実させるアイテムです。この新しいシルエットに加え、シーズンカラーを纏った「CINCH(シンチ)」や、ファセットカットを施したゴールドトーンのチェーンが特徴的な「CINCH CLUTCH(シンチ クラッチ)」も登場します。
同時に、ジミー チュウのアイコンスタイルも新たな解釈で再登場。愛され続ける定番「BING(ビング)」が、「BING MARYJANE(ビング メリージェーン)」として生まれ変わります。オリジナルのような装飾的な輝きではなく、シルエットそのものを主役に据え、低くカットされた履き口と甲に渡るストラップのバランスが生み出す絶妙なプロポーションを追求します。この新作モデルには、あえてマスキュリンな素材を採用。深みのあるチェリー・オックスブラッド色のナッパレザーや、ハウンドトゥース調のグレーフランネルといった素材使いは、1990 年代のジミー チュウ初期のスタイルへのさりげないオマージュでもあります。クラシックなローファーをスリムに仕上げた「RHEA(レア)」もこのテーマを踏襲しており、長く伸びたトゥのフォルムが、シンプルな中に洗練された控えめな美しさを表現しています。
シグネチャーのドロップヒールも同じく刷新。プロポーションを変化することでそのボリューム感を強調し、「ORIA(オリア)」ミュールへと落とし込みました。繊細なマイクロ・スフィア・スタッズの装飾が、ヘーゼルカラーのナッパレザーにフラワー柄(ブランドのルーツであり重要なモチーフのイングリッシュローズ)を浮かび上がらせています。極めて柔らかな素材と構造でありながら、タフで反骨精神を感じさせるその佇まいは、上質なレザーに施されたトロンプ・ルイユのデニムプリントという表現へと誘います。この手法は「RESA(リーサ)」スリングバックや「MARGOT(マーゴット)」レースアップシューズでも採用。21 世紀のユニフォームとも言えるデニムを、ジミー チュウではラグジュアリーなレザー素材を用いることで、さらに昇華させています。
2027 年スプリングコレクションは、図書館や美術館のギャラリーを思わせる静謐な空間で発表されました。時間や場所の制約を超越したこの空間は、ジミー チュウが得意とする「相反する要素の融合」を体現するように、歴史的でありながら現代的、古風でありながら新しいという二面性を併せ持っています。それは、創業31 年を迎え新たな10 年へと歩み出すブランドにとって、思索を促すような背景となります。会場全体を見守るように佇むのは、等身大の黄金の彫像たち。これらは、神話的な存在としてのジミー チュウの女性像を極めてリアルに表現したものであり、昼から夜へ、あるいはあるムードから別のムードへ、そしてあるアイデンティティから別のアイデンティティへと変容していく、その途上の姿を捉えています。身につけたシューズやバッグによって、さらにその存在感や個性が際立たされています。テクノロジーと人の手仕事が調和する緻密なプロセスを経て生み出されたこれらの彫像は、一つひとつの製品に対するジミー チュウの姿勢、時間をかけ、細部までこだわり抜き、生涯にわたって愛用されるものを作るという信念を象徴する存在と言えます。
【ABOUT JIMMY CHOO】
1996 年に設立されたジミー チュウは、ロンドン東部のアトリエを起点に、卓越したクラフツマンシップとデザイン性が融合したグローバルラグジュアリーアクセサリーブランドへと進化を遂げました。クリエイティブ・ディレクターのサンドラ・チョイOBE は、シューズ、バッグ、アクセサリー、ジュエリー、アイウェア、フレグランスを含む、ウィメンズおよびメンズコレクションを統括しています。各製品はロンドンのデザインスタジオにて企画され、その多くはイタリア・フィレンツェにて生産。CEO のハナ・コールマンとともに、ブランドのグローバルな成長を推進し、「特別なものを身にまとう喜びは、常に祝福されるべきである」という信念を体現しています。ジミー チュウは現在、グローバルファッションラグジュアリーグループであるカプリホールディングス(ニューヨーク証券取引所:CPRI)の傘下ブランドとして、世界で200 以上のブティックを展開しています。

