髙木美帆さんがワコール人間科学研究開発センターの外部研究員に就任~トップアスリートの知見を活かし、健康とコンディショニングに関する研究開発を推進~

株式会社ワコールのプレスリリース

(株)ワコールホールディングスの子会社である(株)ワコール(本社:京都市、代表取締役社長執行役員:川西啓介、以下ワコール)は、元スピードスケート日本代表の髙木美帆さんをワコール人間科学研究開発センターの外部研究員「ヒューマンパフォーマンス・フェロー」として迎えることを決定しました。髙木さんが競技人生を通じて培ったトップアスリートならではの身体感覚や視点と、ワコールが長年蓄積してきた人体研究の知見を掛け合わせることで、新たな価値創出を目指します。本取組みは、髙木さんが競技人生を通じて培った経験や知見を社会へ還元するとともに、その専門性を研究活動や商品・サービス開発に活かすもので、トップアスリートを外部研究員として迎えるのはワコールとして初の試みとなります。

人間科学研究開発センターの研究室に立つ髙木さん
髙木さんを囲むセンターメンバー

■就任の背景

ワコールは、1964年に設立した製品研究部(現ワコール人間科学研究開発センター)を核として、人のかたち・動き・感覚生理、人と物の関係性に関する研究を続けてきました。これらの研究成果を活用し、一人ひとりのこころとからだに寄り添う商品やサービスの開発を進めてきました。

髙木さんとワコールの関わりは、高校時代にコンディショニングウェアブランド「CW-X」を使用し始めたことから始まります。2019年にはCW-Xとのパートナーシップ契約を締結。以来約6年半にわたり、商品開発におけるヒアリングや情報発信などを通じて関係を築いてきました。また、人間科学研究開発センターとの意見交換を重ねる中で、競技者として培った経験や身体感覚に基づく視点を共有いただいてきました。さらに、競技人生を通じて自身の身体と向き合い続ける中で、コンディショニングの重要性や運動と健康の関係について考察を深め、競技で培った知見を社会に還元したいという想いを持たれています。また、健康寿命や身体に関するテーマにも以前から関心を持ち、人間科学研究開発センターが取り組む研究活動にも興味を寄せていただいていました。

こうした探究心と、長年にわたり築いてきたワコールとの関係性が人間科学研究開発センターの研究活動との高い親和性を持つことから、このたび外部研究員「ヒューマンパフォーマンス・フェロー」として迎えることとなりました。

人間科学研究開発センターでは60年近く人の身体や動きに関する研究を行ってきました。一方、髙木さんは長年にわたりトップアスリートとして自分の体と向き合ってきました。髙木さんの競技人生を通じて培った身体感覚や経験に基づく知見を研究活動に取り入れることで、アスリートならではの視点から新たな気づきや示唆を得るとともに、人の身体や動きに対する理解をより多角的に深め、新たな価値創出につなげていきます。

また本取組みは、アスリートが競技人生を通じて培った経験や知見を社会へ還元するとともに、ワコールが長年蓄積してきた人体研究の知見を掛け合わせることで、新たな価値創出を目指すものです。トップアスリートを外部研究員として迎え、研究活動に参画いただくのはワコールとして初めての試みとなります。

 

■活動内容

髙木さんには外部研究員「ヒューマンパフォーマンス・フェロー」として、以下のような活動に参画いただく予定です。

・トップアスリートとしての経験や視点を生かした商品・サービス開発への助言

・健康やコンディショニングに関する研究テーマの企画・推進

・人間科学研究開発センターおよび各ブランドの商品開発への知見提供

・研究活動や成果に関する社内外への情報発信

研究活動の様子や成果については、人間科学研究開発センターのウェブサイトやワコールのオウンドメディアなどを通じて発信していく予定です。

■髙木美帆さん コメント

 高校時代からCW-Xを使用し、2019年からはパートナーシップ契約を通じて、ワコールのみなさんとさまざまな形で関わらせていただいてきました。長年関わる中で、ワコールの社風、ものづくりや研究に向き合う真摯な姿勢に好感を持っていました。

現役時代は、自身の身体と向き合いながら、日々のコンディションや身体の変化を感じ取り、その状態を理解することを大切にしてきました。競技生活を通じて得た経験や知識を社会に還元したいと考える中で、このたび人間科学研究開発センターの外部研究員として携わることになりました。

今後はスポーツ人生で培ってきた視点や気づきを共有しながら、研究員のみなさんとともに、身体や健康に関する研究や商品開発に取り組んでいきたいと思っています。ワコールが持つ専門的な知見と、私自身がアスリートとして培ってきた経験を掛け合わせることで、新たな視点や気づきを生み出し、みなさんの日々の生活に、より身近に役立てていただけるカタチになるように努めていきたいと思います。

■人間科学研究開発センター センター長 清家望 コメント

このたびヒューマンパフォーマンス・フェローとして髙木さんを迎えることが出来たことを非常に嬉しく思っています。私自身髙木さんの担当として2019年から接してきましたが一人の研究者と対話しているような感覚を何度も抱きました。

ワコール人間科学研究開発センターの研究領域の一つに動態研究があります。これは人の動きを研究し、その研究をもとに衣類で動きを変えていく原理原則を生み出す領域です。私たち研究者は収集したデータから客観的に事象を捉えていきますが、髙木さんと会話する中で「そういう動きの感覚をお持ちなのだ!」と驚く機会がありました。収集したデータを髙木さんがお持ちの感覚をもとに議論したり、髙木さんが持つ身体感覚をもとにからだに働きかけるアイデアを生み出せたりする可能性があると感じました。また、日々の対話を通して、私が抱いた驚きを研究員も同様に感じることで研究員のスキルが向上すると考えています。新しい価値を生み出すことと研究員のスキルアップ、この2つの目的で今回外部研究員として迎えることとしました。

現在、ワコールは事業領域を再構築し、インナーウェアを基盤とした「エンパワーメント ソリューション」へと進化している最中です。その中でもヘルスケア領域を重要課題として人間科学研究開発センターでは取り組んでいます。髙木さんが興味をお持ちの健康寿命は我々の研究領域とも合致します。ヘルスケア領域でどんな製品・サービスを生み出せるのか、ワクワクしています。

 

【参考情報】

<髙木美帆さん プロフィール>

1994年5月22日、北海道中川郡幕別町生まれ。

5歳からスピードスケートを始め、15歳で2010年バンクーバー冬季オリンピック日本代表に初選出。2018年平昌大会では女子団体パシュート金メダル、1500m銀メダル、1000m銅メダルを獲得し、同年には世界オールラウンド選手権で日本人初の総合優勝を果たした。2022年北京大会では1000m金メダルを含む4個のメダルを獲得し、冬季五輪1大会で4メダルを獲得した初の日本選手となる。2026年ミラノ・コルティナ大会でも3個の銅メダルを獲得し、日本女子最多となる五輪通算10個メダルを獲得。1500mの世界記録保持者で、国民栄誉賞、紫綬褒章、JOCスポーツ賞最優秀賞、第71回日本スポーツ賞大賞など受賞歴も多数。
2026年3月に現役引退。

<ワコール人間科学研究開発センター>

ワコール人間科学研究開発センターは、1964年に設立されたワコールが持つ研究機関で、からだを「美」「快適」「健康」の視点から科学的に研究しています。ここで約60年にわたり蓄積されたデータは、私たちの事業の礎であり、新製品開発への活用はもとより、品質向上やビジネス領域拡大の出発点です。近年では、からだとこころの関係を紐解くことで、生活者のニーズやインサイトを満たす「魅力的な製品やサービスコンセプト」の提案や新材料・新技術の研究開発を行っています。

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