加工貿易&EXILEコラボ作業服/断熱素材XShelter/暑熱対策品が急増
株式会社ワークマンのプレスリリース

作業服を扱うWORKMANとWORKMAN Plusなどの既存店967店、作業服を扱わない一般客向けの新業態Workman Colors店の138店の合計1105店を展開する株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:大内康二)は一般客専用のWorkman Colors店の躍進が世間の注目を集めたため、主力の「作業服のワークマン」のイメージが相対的に希薄化していました。これを払拭するため、「ワーク強靭化計画」を24年4月から推進してきました。強靭化製品とはワーク市場で無敵の強みを発揮する当社の戦略製品のことです。今後1年で710億円規模に急成長します。このため、当初の強靭化製品目標の500億円を210億円超過して達成します。
先ず、当社は作業服のサプライチェーンの再構築に着手しました。競合他社が追随を断念するほどの低価格製品を加工貿易で実現しました。その第1弾は業界でダントツの低価格だった上下セット4400円の作業服を 3400円へ更に1000円も値下げしました。しかも、当社の利益は5割アップしました。これで、厳しいインフレ下で生活防衛志向を強める作業客と増えた粗利の分配を受ける当社加盟店の双方に喜ばれました。
加工貿易は当社が中国製の生地や副資材を買い入れて東南アジアの縫製メーカーに提供するため、手間はかかりますが大幅なコスト削減になります。中間業者が入らないからです。特に1製品で50万着以上を生産すると価格の引き下げ効果が顕著です。
当社はインフレ初期に生活者のため価格据え置き宣言を出して、23/3期と24/3期に増収減益になった苦い経験があります。「思い」だけが先行して、仕組みが伴わなかったためです。今回は海外の生産体制の見直しで当社戦略作業服の価格をインフレ期以前に戻しました。前回の大失敗のリベンジです。ワークマンでしか買えない製品のため、個人作業客のワークマンへの来店動機が飛躍的に高まりました。
次に、25年4月からEXILEとの取り組みから誕生した高グレードな作業服で高級品市場に参入しました。少し苦手意識のあった上位の市場ですが、国民的アーティストのTV CM投入で当社が得意な低価格品を上回る販売金額を達成しました。これは当社の低価格路線の考え方を一変させる出来事でした。絶対的な低価格だけでなく、ハイスペック市場の中での圧倒的な低価格という新しい狙い目が登場しました。これにより、当社作業服のフルライン化が完成して、強靭化目標に更に近づきました。
2番目の強靭化製品としては当社独自の断熱素材XShelter製品があります。世界初※1の寒さにも暑さにも強い断熱素材を活かして、作業系製品を続々と開発しています。元々は作業用の製品でしたが、一般客にも大受けしています。また、競合が無いため作れば売れる人気製品です。3番目に、熱中症対策のファン付きウェアとペルチェ半導体冷房服があります。これは企業の熱中症対策が罰則付きで義務化されたため、確立した市場です。当社はファン付きウェアを不格好に「膨らませない」などの改良を毎年行い、小売で突出したシェアを確保しています。以上のワーク強靭化の3アイテムは急成長しているため、これで強靭化計画が完成します。
※1「世界初」は「断熱機能」でかつ「95%以上の独立気泡率の断熱シートを使用」「発熱綿+20度以上を使用」した「素材」(株式会社 未来トレンド研究機構調べ 2025年6月10日)
一方、既存店ではリカバリーウェアのメディヒール、XShelterや肌着のような作業客と一般客兼用の大ブレイク製品が増えています。このため、兼用品目当ての一般客のご来店が増えて、「本業離れ」や「俺たちのワークマンはどこへ行った」との声が根強くあります。既存店では専用品と兼用品を併せ作業客が買える製品が9割を占めているので、批判は当たっていません。ただ、お客様が現状で足りないものを感じているのも確かなので、「ワーク強靭化」で本業をガチに強化しました。26/3期の全店売上2092億円のうち作業系製品は1300億円でした。突出した競争力がある710億円の強靭化製品は全作業製品の半分以上を占めます。
なお、強靭化製品710億円の内訳は①作業服260億円 ②作業用のXShelter製品250億円 ③熱中症対策のファン付きウェアとペルチェ半導体冷房服200億円です。以下、26年秋冬と通年の新製品を紹介します:
①作業服の強靭化製品 9月からの1年間で260億円
1) 加工貿易作業服(圧倒的なコスパ製品) 180億円
当社が生地と副資材を主に中国で買い付けて、それを東南アジアの縫製工場に無償支給して加工賃のみを支払うのが「加工貿易」です。工場には生産ラインの長期稼働保証をしています。生地と副資材の調達が遅れてラインが未稼働になっても、加工賃を払い続けます。縫製工場は部材購入と煩雑な貿易手続き及びそれに伴う資金負担が不要になり、縫製に専念できます。
その代わり、当社が部材供給の手間とリスクを負います。部材手配とタイムリーな縫製工場への供給や加工国での部材の保税輸入手続きなどが必要です。難易度が高いため、作業服業界で加工貿易の実施例はありません。リスクの高いオペレーションですが、加工貿易は当社の常識を超えた低価格路線の切り札になる仕組みです。
26年秋冬に発売される加工貿易による通年/季節品の主要製品は以下です:

2)WORKMAN とEXILEのコラボによる次世代作業服ZERO-STAGE 80億円
ZERO-STAGEシリーズとは最高の機能とStylish性を備えた当社作業服の最上位モデルです。
EXILEとのコラボ製品のため、マスコミ向け製品発表会やTV CMの大量販促を打って成功しました。
26年秋冬に発売される通年/季節品のコラボ新製品は以下です:

②作業用XShelter製品 250億円
当社独自の断熱素材XShelterの「着る方が涼しい」夏物は入荷即完売で大人気でした。
秋冬物は軽めの寒暖差対策ウェアからダウン越えの重防寒など、昨年の2.5倍を販売します。
26年秋冬に発売される通年/季節品の主要製品は以下です:

③熱中症対策のファン付きウェアとペルチェ半導体冷房服 200億円
次の27年夏物製品は27年4月の展示会で発表予定のため、ここでは省略します。
今年は両製品とも猛暑のピーク前に完売したため、来年は更に機能アップして大増産をかけます。

