~ 売上を追わない独自の組織構造が最高評価を牽引。「GMO顧客満足度ランキング」における快挙 ~
株式会社 英國屋のプレスリリース

2026年6月10日(水)、1940年創業のオーダースーツ老舗「銀座英國屋」を運営する株式会社英國屋(代表取締役:小林英毅)は、GMOリサーチ&AI株式会社の調査結果により発表された「GMO顧客満足度ランキング」において、『2026年 オーダースーツ店 総合1位』を獲得いたしました。
URL: https://r-portal.gmo-research.ai/ranking/details/ordersuits_2026/
■ 満足度1位を支える3つの経営構造
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「試行錯誤の評価」によるお客様への誠実な対応に集中できる体制構築
オーダースーツの銀座英國屋では、働き甲斐のある環境が、最高の接客を生むという考えから、現場のスタッフが目先の数字に追われず、お客様への誠実な対応だけに集中できる体制を構築しています。
●「試行錯誤」で評価
短期的な成果ではなく、設定したゴールに向かって常に試行錯誤したか、周囲に働きかけたかといった「プロセス」そのものを1〜6の指標で評価対象としています。これにより、現場が目先の数字のために強引な販売を必要としない環境が作られています。
●「不要な業務の省力化」を肯定する文化
この制度では、従来の業務を疎かにすることを戒める一方、不要な業務を省力化するのは素敵なことと明記しています。形骸化した業務の効率化を推奨し、スタッフがお客様と向き合う時間を物理的に生み出しています。
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「店舗数6割削減 × 売上維持」の経営構造
店舗数を大幅に減らし、損益分岐点を引き下げたことで、短期的な売上目標の追求から脱却しています。これが上記の人事制度を形骸化させず、実効性の高いものにするための経営基盤となっています。
●逆転の数値実績
2019年度の11店舗(売上14.2億円)から、2025年度には4店舗(売上14.6億円実績)へと店舗数を6割以上削減しながらも売上を維持・拡大しています。●実質無借金による「構造最適化」
通常、アパレル業界における店舗削減は、業績悪化を背景とした止血策として行われますが、銀座英國屋の統合は、実質無借金という健全な経営状況下だからこそ実現できた、未来のための構造改革です。 -
「人的資本への物理投資」
今回の1位獲得を支えた「入社3年未満の離職率0%(2026年4月時点)」「平均勤続23年超」という驚異的な人材定着率と技術継承は、精神論ではなく、構造と数値の投資で守られています。
●「1on1専用ルーム」の新設
2026年6月の東京エリア3店舗の統合・移転に伴い、新店舗内には「1on1専用ルーム」を新設しました。人員集約によって生まれた余力を活かし、スタッフとの継続的な対話と育成を行うこの場所は、「試行錯誤を評価する」組織文化を支える重要なインフラです。●部下社員6名以内
上司1人が見る部下を「6名以内」に制限しています。1人ひとりへの深いコミュニケーションを仕組みとして担保しています。●生産を増やさない
製造子会社の新工房建設に約6〜7億円を投じるものの、目的は生産増強ではなく、法的リスク解消と教育環境の改善です。需要があっても供給を絞り、ブランド価値を守るという意思決定が、品質とスタッフの働く環境を維持しています。


■ 銀座英國屋とは
株式会社英國屋が運営する「銀座英國屋」は、1940年の創業以来、80年以上にわたり「信頼を得られる装い」を提供し続けるフルオーダースーツの老舗ブランドです。同社は現在、人口減少や需要の成熟化が進む日本において、従来の「規模の拡大」とは真逆の戦略で進化を遂げる経営モデルとして注目されています。
1.「縮小して成長する」逆説の経営モデル
銀座英國屋は、2019年度の11店舗・売上14.2億円という体制から、2025年度には、4店舗・売上14.6億円へと進化しました。店舗数を大幅に絞り込みながら売上を伸ばすというこの「逆説的な成長」は、固定費の削減と損益分岐点の低下をもたらし、売上目標に縛られず「品質」と「人」に投資できる強固な経営体質を構築しました。そして、2026年5月13日には、銀座・虎ノ門エリアの3拠点(銀座三丁目店、銀座一丁目レンガ通り店、オークラ東京店)を新旗艦店「東京銀座店」へと集約。店舗統合により意思決定の自由度を高め、さらなる高付加価値の創造に集中する環境を整えています。
2.「構造」で実現する、成長実感と働き甲斐のある組織
「人を大切にする」という理念を単なる精神論に留めず、社員が「成長実感」を得て「働き甲斐」を感じられる 仕組み(構造)として設計している点は、同社の経営における最大の特徴です。新拠点には「1on1専用ルーム」を設置して日常的な対話を促すとともに、マネジメントの質を担保するため、上司1人あたりの部下を6名以内に制限する体制を整えました。こうした徹底した環境整備に加え、通過率1%未満という厳選採用によってミスマッチを排除した結果、2025年4月時点で入社3年未満の離職率ゼロを実現しています。さらに、スタイリスト(接客)とフィッティング専任技術者の完全分業化を推進し、各分野でプロとしての専門性を高められる 構造を構築。若手育成体制が整備された自社工房では、職人の約40%が30代以下という、高齢化が進む業界においても稀有な組織の若返りに成功しています。
3.「あえて成長しない」戦略による価値の防衛
同社は売上拡大を目的とした「量の成長」を選択しません。年間の生産数を約3,500着に限定し、過剰な需要に対してはウェイティングリストによる受注制御を行っています。これは、短期的な利益よりも、職人の技術精度と顧客体験の質を最優先するための経営判断です。「売らない」という選択を戦略に組み込むことで、価格競争に依存しない持続可能なブランド価値を確立しています。
4.フルオーダースーツへのこだわり
既製服やパターンオーダーと異なり、銀座英國屋のフルオーダーは、お客様の体型に合わせてゼロから図面を起こします。「袖まで外すフィッティング(仮縫い)」を唯一実行できる専任技術者と、その微細な設計図を形にできる国内工房の連携により、数値化できない首の角度や筋肉の付き方までをも包み込む、唯一無二のフィット感を提供します。伝統を守りながらも「拡大しなければ成長できない」という固定観念を覆し、これからの日本企業に必要な「持続可能な経営モデル」を提示し続けます。
■ 会社概要
会社名:株式会社英國屋
ブランド名:銀座英國屋
設立:1940年4月6日
事業内容:オーダースーツ製造販売(メンズ&レディース)
プレタポルテ&服飾品販売(メンズ)
従業員数:66名(2026年4月現在)
本社:104-0031 東京都中央区京橋3-14-6 斎藤ビルヂング3階 (株)英國屋 ※2026年6月8日~
店舗:東京銀座・大阪梅田 ※銀座・虎ノ門エリアの3拠点は2026年6月に東京銀座店へ統合
■ 主要数値サマリー
主な外部評価 :2026年 GMO顧客満足度ランキング オーダースーツ店 第1位
経済産業省「2025年 はばたき中小企業・小規模事業者300社」選定
売上推移 :11店舗/14.2億円(2019年度) → 4店舗/14.6億円(2025年度実績)
収益状況 :実質無借金経営
平均勤続年数 :23年超
平均年収 :567万円(2025年度)
管理範囲 :上司1人あたり部下6名以内(設計上限)
目標生産数 :年間約3,500着(増産は意図しない)
新工房建設費 :約6〜7億円(2028年2月竣工予定・生産増強目的ではない)
■3代目社長小林英毅(こばやし えいき)
1981年7月東京生まれ。2004年3月に慶應義塾大学経済学部を卒業後、ワークスアプリケーションズに入社。2006年4月に老舗紳士服店である銀座英國屋に入社し、2009年6月、28歳という若さで代表取締役社長に就任しました。2026年7月には社長就任18年目を迎える予定で、その経営手腕が注目されています。
学術的な活動も積極的に行っており、一橋大学MBAや明治大学MBAで組織論のゲスト講師を務めるほか、100年経営企業倶楽部では事業承継に関する講演を行うなど、幅広い分野で知見を共有しています。老舗企業の経営者としてだけでなく、次世代の経営者育成にも貢献する人物として活動しています。

1981年7月 東京生まれ
2004年3月 慶應義塾大学 経済学部 卒業
2004年4月 ワークスアプリケーションズ 入社
2006年4月 銀座英國屋 入社
2009年6月 銀座英國屋 代表取締役社長 就任(28歳)
2023年7月 社長15年目(43歳)
一橋大学MBA・明治大学MBA 組織論 ゲスト講師
100年経営企業倶楽部 ゲスト講師(事業承継)
■ 調査概要
調査主体:GMOリサーチ&AI株式会社
調査方法:オンライン調査
調査回答者数:3755名
規定人数:100人以上
調査期間:2026年1月14日~2026年2月24日
調査対象:
性別:指定なし
年齢:18~84歳
地域:全国
条件:過去3年以内に、店舗でご自身のスーツをオーダーし、購入したことがある人。
調査企業・サービス数:25
定義:以下すべての条件を満たす店舗ブランド
1)生地やデザインを選び、採寸・試着を経て、フルオーダー・イージーオーダー・パターンオーダーのいずれかの方式でスーツの仕立て・販売を行っている
2)スーツやジャケット等のビジネスウェアを主たる商品として販売し、単独店舗として複数の都道府県に展開している
URL:https://r-portal.gmo-research.ai/ranking/details/ordersuits_2026

