ハートパテントによる自動巻き機構を搭載した幻の一本。BLANCPAIN本社工場まで赴き証明書を取得した、構造、歴史、そして検証過程を含め、一つの完成されたストーリーを持つタイムピースが入荷。

PRINCIPE PRIVE – Epoca d’Oroにて販売開始

株式会社PRINCIPE priveのプレスリリース

レオン・ハートによって発明された自動巻き機構、ジャンピングアワーを備えた幻の一本

1940年代〜90年代のヴィンテージ時計を独自の審美眼でセレクトし、国内外の時計コレクターやファッショニスタから高い評価を得ている「PRINCIPE PRIVE – Epoca d’Oro」に、1925年頃にBLANCPAINが制作した幻の一本が入荷しました。

約30mm × 45mmの当時としては異例とも言える18金無垢のレクタンギュラーケースには、ジャンピングアワーを備えたレオン・ハートによって発明されたハートパテントの自動巻き機構が収められている希少な個体です。

さらに本個体については、その真偽性を確認するため、前オーナーがジュネーブ近郊のBLANCPAIN本社工場まで赴き、直々に真贋鑑定を依頼。正式な証明書及びアーカイブを取得した経緯を持つ、構造、歴史、そして検証過程を含め、一つの完成されたストーリーを持つ個体です。

ハート式の自動巻き機構が採用された経緯、歴史、現在に至るまでのストーリーをお楽しみ頂き、時間を所有する贅沢をご体感いただければ幸いです。

ベースレバーが上下に触れる事で巻き上げを行うハート式自動巻き機構

構造そのものが思想である一本。

ゼンマイへとトルクを伝える中間車と、機械を囲うケースと同サイズで設計されたフェンス。その先に接続された可動式ベースレバーが時計の上下運動と連動し内部機構をスライドさせる。ベースレバーに取り付けられたロッキングクリックと、固定されたロッキングクリックが中間車を巻き上げ、ゼンマイへと動力を伝達していく。

いわゆる“レバーアップダウン式自動巻き”と呼ばれる機構である。

さらに、このスライド部分にボールを埋め込むことで、機構は“ROLLS”と名付けられた。

この機構を開発したのはレオン・ハート。

彼は“パーペチュアルドリーム”を掲げ、1911年、わずか23歳で自社工房による時計製造を開始し、成功を収めている。

当時すでに、ジョン・ハーウッドが世界初の腕時計用自動巻き機構を開発していた。

その機構はエボーシュメーカーであるA SHIELD社との共同製造を経て、1926年にフォルティスが採用し、バーゼルにて世界初の自動巻腕時計として発表されている。その後ハーウッドは、自らの機構の生産・販売権を各社へ提供する形で展開し、1926年、圧倒的な資本力を持っていたブランパンがヨーロッパ全土の販売権を取得。自動巻きは、ブランパンによる独占的な市場へと移行していく。

そうした背景の中で、ハートの機構がブランパンにとって重要な存在となったことは自然な流れとも言える。

1929年、ハートの自動巻き機構は“ハートパテント”として特許化され、その展開はブランパンが担うこととなった。

リューズは存在せず、ケースを開閉し内部の歯車を回す事で時刻調整を行う

今回ご紹介するのは、そのハートパテントによる自動巻き機構を搭載した個体である。

本来レディースサイズとして開発された機構を、ブランパンとの共同開発によりメンズサイズへと展開した極めて希少な一本。現在、世界市場において確認できる個体は存在していない。

特筆すべきはジャンピングアワー機構である。

アワーホイールとミニッツホイールに数字盤を備えたカウンター式表示となっており、一般的な針は存在しない。時間は分表示の進行に伴い切り替わり、おおよそ40分付近から次の時間へと移行するその挙動は、この機構特有の魅力といえる。

また、本機は完全自動巻き仕様であり、ハーウッド同様にリューズは存在しない。

時間調整はケースを開閉し、内部に設けられたギザ状のレバーを指で回すことで行う。通常であればケース開閉に伴う塵の侵入が懸念されるが、ハート式の根幹であるフェンス構造により、レバー周辺以外に外部からの侵入経路はほぼ存在しない計算された構造である。

しかしこのハート式自動巻きは、やがてハーウッド式の普及に押され、その歴史の中から姿を消していった。

約30mm × 45mmの金無垢レクタンギュラーケース

本個体は18金無垢のレクタンギュラーケース。

当時としては異例とも言える、約30mm × 45mmの大型サイズを持ち、その存在感はロレックス プリンスをも上回るワイドなプロポーションを備える。

重量感のある18金無垢ケース、ジャンピングアワー、そしてハート式自動巻きという希少機構。それらすべてが一体となった個体である。文字盤を含め、全て当時の状態を保っている。

BLANCPAINが発行したアーカイブの一部 1
BLANCPAINが発行したアーカイブの一部 2

さらに本個体については、その真偽性を確認するため、前オーナーがジュネーブ近郊の地図にも掲載されていない工場へ直接訪問し調査を実施した。

電車で約2時間、そこから徒歩1時間という立地にあるその工場にて直接依頼を行い、後日正式な回答として、本個体が真正であること、ならびにオーバーホールが可能であることの確認を得ている。

また、現地においても同様の個体は確認されておらず、初見であったとの証言が得られている。

それに伴う証明書及びアーカイブをBLANCPAIN本社が発行し本品と同梱されている。

現存確認が極めて困難な一本。

構造、歴史、そして検証過程を含め、一つの完成されたストーリーを持つ個体である。

モデル:BLANCPAIN 18k YG Jumping Hour Big Rectangular 1925s

販売価格:¥5,250,000

ブランド: ブランパン
リファレンス: ジャンピングアワー ビッグレクタンギュラー
製造年: 1925年代

状態
・全体的に良好な状態、微細な使用痕あり

文字盤:
・未加工のオリジナルマットブラック文字盤

ストラップとバックル:
・サードパーティ製レザーストラップ、最大19cmに対応。サードパーティ製バックル。

ケース:
・全体的に良好な状態、微細な使用痕あり
・18Kイエローゴールド
・30mm(リューズガード除く)/45mm(ラグからラグ)/18mm(ラグ幅)

ムーブメント:
・1925年頃
・Hatot社特許自動巻き
・15石、18000振動/時
・レバーアップダウン自動巻システム

販売店舗

PRINCIPE PRIVE – Epoca d’Oro – OMOTESANDO

東京都港区北青山3-5-19

営業時間:12:00 – 19:00

PRINCIPE PRIVE – Epoca d’Oro – 公式サイト

https://principe-prive-epocadoro.com/ja/products/blancpain-18k-yg-jumping-hour-big-rectangular?variant=53252621304115

PRINCIPE PRIVÉ Epoca d’Oro(プリンチペプリヴェ エポカドーロ)について

PRINCIPE privéによる新たなプロジェクト。

2007年の創業以来、数々のブランドを日本で成功へと導いてきたPRINCIPE privéが手掛ける、

次なるステージ。コンセプトは、「世界で最も贅沢なヴィンテージ時計店。」

1940年代〜1990年代――

時計史において最も象徴的な時代のタイムピースのみを厳選。経年変化によって深みを増したダイヤル、時代を映し出す造形美。新品では決して得られない、“時間そのものを所有する贅沢”を提供します。

PRINCIPE PRIVE – Epoca d’Oro 公式ウェブサイト

公式インスタグラム

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