〜kuska fabric × ながすな繭、産地完結型シルクものづくりの現在地〜
クスカ株式会社のプレスリリース
京都・丹後の手織りブランド「kuska fabric」は、蚕・繭という絹の源流から丹後で向き合うシルクテクノロジー企業「ながすな繭」と協働し、丹後産シルクを用いた手織りネクタイを30本限定で制作・販売します。本作は、原料となる繭から、精錬、染色、手織り、縫製に至るまで、すべてを丹後産地内で完結させた取り組みです。国内のシルク製品において、原料の多くを海外に依存する構造が進むなか、分断されていた原料から製品までの工程を、丹後産地の中でつむぎ直す取り組みです。


■ 産地ストーリー
本品には、蚕の育成から繭、生糸へと至る背景が明確な丹後産シルクを使用しています。素材の来歴が辿れる高いトレーサビリティーを備え、織りの表情と光沢を決定づける緯糸に丹後産シルクを採用しました。丹後ちりめんの技術を礎に、手織りならではの膨らみと光沢を、一本一本に宿しています。

■ なぜ「産地内完結」に取り組むのか
今回、丹後産地内で全工程を完結させた理由は、環境配慮や効率性を目的としたものではありません。300年にわたり、着物文化とともに丹後織物が培ってきた分業による高度な技術と感覚を、再構築し今後も使い続けるための選択です。精練・染め・織り・縫製といった工程は、それぞれが独立しながらも、連なりの中で品質を高めてきました。この連なりを産地の中で保つことが、品質の安定と深化を生み、長く信頼されるプロダクトにつながると考えています。
■ 未来への視点
1936年より丹後の地で絹織物に携わってきたkuska fabricは、今回の取り組みを「産地内完結モデルの実装例」と捉えています。生産数量は30本と限られますが、産地が再びつながり輝く可能性を示す一つの形として、丹後産シルクの新たな価値のあり方を提示します。今後は、原料から商品完成までを丹後で完結させる体制を段階的に整え、300年続く丹後産地とともに、日本のシルクものづくりの未来を更新していくことを目指します。
■ 商品詳細
商品名:Tango Silk Tie 素材:シルク100% 丹後産シルク(緯糸使用)
生産数:限定30本 価格:ネクタイ 39,600円(税込)チーフ15,400円(税込) カラー:丹後ブルー



■ 販売先
kuska fabric 帝国ホテル東京 旗艦店 kuska fabric 自社オンラインショップ
https://shop.kuska.jp/products/executive-tango-herringbone-tie-tangoblue
■ kuska fabric について
1936年、丹後ちりめんの製造販売として創業。2010年に自社ブランドKUSKA(現:kuska fabric)を立ち上げ、現在は帝国ホテル東京に旗艦店を構える。丹後の手織り技術を軸に、ロンドン・サヴィルロウをはじめ世界5カ国で展開するメイドインジャパンのハンドクラフトブランド。
■ ながすな繭株式会社について
京都府北部・京丹後市に本社を構えるシルクテクノロジー企業。丹後地方に伝わるシルク加工技術を基盤に、原料・技術・用途開発を通じて、地方から日本、そして世界へとシルクの可能性を発信している。

