どんぐりのヌメ革「ペリット・クプール」誕生　“森で拾ったどんぐり”と“国産牛皮”で作った、新しいサステナブル。

サステナブルな革の代名詞であるヌメ革を、さらにサステナブルに。森で拾ったどんぐりと国産牛皮使用で製造エネルギーを削減。１２月４日発売開始。東京レザーフェア２０２５にて初公開。

株式会社川善商店のプレスリリース

森で木から落ちたどんぐりを拾って作った植物タンニン剤を使ってなめしたヌメ革。森が教えてくれた、新しいサステナブル。

森が教えてくれた、新しいサステナブル　どんぐりのヌメ“ペリット・クプール”

“ペリット・クプール”とはトルコ語で“どんぐりの帽子”の意味。その名の通り、森で自然に落ちたどんぐりの帽子部分（殻斗）を拾い集め、植物タンニン剤として活用し、なめした※ヌメ革です。自然の恵みをそのまま活かしているため、とてもサステナブルといえます。どんぐりタンニンの醸し出す独特な雰囲気と高級感をお楽しみください。バッグ、鞄、靴、財布などの小物からアパレル、インテリアまで幅広い用途でお使いいただけます。

※なめし・なめすとは、生皮に柔軟性と防腐性を付与する工程のこと。

ペリット・クプールがサステナブルである理由

サステナブルな革の代名詞であるヌメ革を、さらにサステナブルに。

森で拾ったどんぐりで作るタンニン剤

ヌメ革とは、動物の皮を植物タンニン剤（植物の渋）でなめした革のことで、自然由来の材料のみで作られることから、サステナブルな革素材として広く知られています。

一般的なヌメ革で使用される植物タンニン剤は、専用に栽培した植物を原料として使用します。一方、ペリット・クプールでは森で自然に落ちているどんぐりを拾い集め、タンニン剤として活用しています。原料となる植物を育てるエネルギーが不要なため、よりサステナブルな製造が可能になります。

※植物タンニン剤はポリフェノールの一種で、食品や化粧品などにも利用される木や果実などに含まれる成分です。生皮に防腐性、柔軟性を持たせる働きがあります。

国産の牛皮を使用した“地産地消”

ペリット・クプールに使用する皮は、日本で大切に育てられた高品質な和牛などの国産牛皮です。私たちが食肉として利用した際の副産物を活用しているため、サステナブルといえます。さらに、ヌメ革には海外産の皮を輸入し使用するケースも多い中、ペリット・クプールは国産の皮を採用しているため輸送にかかるエネルギーも削減でき、地産地消にもつながります。