中里伸也氏の個展【A Wall In Between】、開催期間は11/26(水)~12/28(日)です。皆様のご来場をお待ちしております。
tmh.atelierのプレスリリース

A Wall In Between
アーティスト中里伸也による本展は、物質世界と精神世界、そのあわいに立ち現れる“壁=ファサード”をテーマにした新作を発表します。これまで、写真や立体、絵画的要素を行き来しながら「見ること/見られること」の構造を探ってきた中里氏。本展では、過去の立体作品やドローイングに由来する形態を合板上に再構成し、都市のグラフィティを想起させる抽象的コラージュで、人々の感情が堆積する都市の表層を象徴的に描き出したものです。彼の創作活動の原点である「写真」というフォーマットを越え、抽象的に構成されたジオラマのようなオブジェクトは、まるで視覚の再認識を促す装置のようでもあります。
本展覧会によせて|中里伸也

以前、心の在り方の表現として箱を制作したことがある。その小さな空間から、多次元的な世界へ思いを馳せていたところ、ふとしたきっかけでその空間を遮るファサードのような構造物の存在が思い起こされた。そこには入り口と小窓があり何かを隔てる壁のような存在である。壁のこちら側には自分の現時点までの生の痕跡を抽象表現として定着させた。そして今現在も、その向こう側にまだ見ぬ世界の広がりを思い制作を続けている。
Vertigineux(ヴェルティジヌ)≠tmh.によせて|古田智彦
アートスペース「Vertigineux」は、tmh.の創作の背景にある“思考とモノの関係”を可視化する場として位置づけています。
私は、過去の時代や文化の痕跡、個人の癖や記憶を宿した古いモノに強く惹かれ、それらを蒐集してきました。そうしたモノたちに囲まれた環境の中で、tmh.のジュエリーは生まれています。思想や思索を形にしたジュエリーは、身にまとう小さなオブジェクトであり、個人の内面と世界をつなぐ媒体でもあります。
その創作の延長線上にあるのがVertigineuxです。ここでは、アーティストたちの多様な思考と出会い、交錯することで、新たな感性の扉が開かれていきます。そうした瞬間を、訪れる皆さまと共有できることを願っています。
Artist Profile

中里伸也|NAKAZATO Shinya
1973 年 東京生まれ
2003 年 プラット・インスティテュート芸術学部写真学科卒業
2007 年 キヤノン写真新世紀第 30 回 優秀賞
2009 年 ポーラ美術振興財団在外研修(フランス)
―近年の展覧会―
2025 年「心の部屋」Time & Style 東京ミッドタウン
2024 年「And So It Goes」アルマスギャラリー
2021 年「心の部屋」双ギャラリー
2018 年「Recent Painting and Photographs」オリエアートギャラリー
2018 年「Somewhere in Between」Time & Style アムステルダム
2018 年「Fragments d’ateliers」Pierre-Yves caer Gallery パリ

about tmh.

tmh.は、美術や文学、古典からモードまで、様々な要素を織り交ぜながら、多角的な考察を重ね構成されるジュエリーブランドです。現代性を持たせた彫刻的なフォルムもまた、ブランドの魅力の一つ。コンセプトの異なる4つのコレクションラインで展開しています。
デザイナー|古田智彦
早稲田大学法学部卒。大学在学中より国内外でジュエリーデザイン・メイキングを学ぶ
2001年 tmh.として活動をスタート
2009年 東京・恵比寿にて tmh.SLEEP をオープン
2014年 現在のアトリエおよび店舗 tmh.&L’INTERIEUR をオープン
2025年 6月、アートスペース「Vertigineux(ヴェルティジヌ)≠tmh.」をオープン
-本件に関するお問い合わせ-
PR担当:江間亮子 email:ryokoema924@gmail.com
ブランドマネージャー堀口幸代: info@atelier-tmh.com
WEB site:https://atelier-tmh.com

