EXCALIBUR KNIGHTS OF THE ROUNDTABLE THE TALE MERLIN-THE ENCHANTER
リシュモン ジャパン合同会社のプレスリリース
マーリンが湖の貴婦人に捧げた、水晶の宮殿を讃える新たな文字盤。メゾン初のダイヤモンドのインビジブルセッティングを駆使した28本限定モデル。厳格なジュネーブ・シール認証の伝統的な基準を満たす、手作業により仕上げられたキャリバーRD821を搭載。

ロジェ・デュブイは、アーサー王伝説の世界を舞台に「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」コレクションに新たなオマージュを捧げます。伝説からインスピレーションを得て、高級時計製造の魔法で表現したのは眩いほどのタイムピース。2024年に幕を開けた壮大な探求「マーリンの物語」の第2章を紡ぎ出します。
エクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル 魔術師マーリンのご紹介

遥か彼方を目指して
2013年の誕生以来、ロジェ・デュブイの卓越した表現力豊かな高級時計製造を象徴する「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」コレクション。各作品は、技術革新と細部に至るまでのこだわりを通じて、勇気と騎士道の価値観を表現しながら、人々の好奇心を掻き立ててきました。
2024年、円卓騎士団の創設者であり、アーサー王伝説になくてはならない存在である、魔術師のマーリンに焦点を当てました。第1章「全知全能のマーリン」では、マーリンが北アイルランドのジャイアンツ・コーズウェイとの伝説的な繋がりを辿り、世界の果てへと誘います。彼はその地で六角形の石を持ち上げ、アーサーの祖先である偉大なるペンドラゴン王を称えるため、イングランドに運び、ストーンヘンジと信じる者もいる不滅の記念碑を建てたと言われています。
ロジェ・デュブイは、本物の玄武岩を28本含む、56本もの堂々たる柱を組み合わせた複雑な文字盤で、この伝説に新たな息吹を吹き込みます。独創的なデザインで独自の魅力的な物語を紡ぎ、斬新なパターンで表現された文字盤が、第2章の舞台を華麗に演出します。
新たなる章へ
第2章は、マーリンが湖の貴婦人に抱いていた深い愛を描き出します。伝説によると、彼は最愛の彼女を守るため、魔法の力で湖上に美しい庭園に囲まれたきらびやかな水晶の宮殿を築きました。
精巧に作り上げられた湖のイリュージョン。その神秘的な力によって、宮殿は人々の目に触れることもなく、妖精の導きがなければ決して辿り着くことができませんでした。これこそ、マーリンが魔法の力であらゆるものを操り変貌させる、その卓越した能力の証なのです。
聖域の宮殿で守られていた湖の貴婦人。ロジェ・デュブイにとって、この物語は献身の力、そして大切な人を守るため、あらゆる力を尽くす雄志への敬意を象徴しています。
神秘的な文字盤
第2章を紡ぐタイムピース、その文字盤には第1章から受け継がれる六角形パターン。そしてマーリンが築いた水晶の宮殿へのオマージュとして、革新的な反射素材と独自の技術が惜しみなく投入されています。
物語の舞台を再現するため、18Kピンクゴールドの基盤には機械加工で穴や六角形の形状が精巧に施され、時計職人の手により56本の柱-ムラーノ風ガラス9本、ポリッシュ仕上げのホワイトエナメル19本、マット仕上げのホワイトエナメル10本、18Kピンクゴールド9本、六角形カットダイヤモンドをセットしたピンクゴールド9本を配置。柱の持つ0.2mm〜3.7mmの高低差とそれぞれの素材が持つ固有の質感が、文字盤にコントラストと奥行きに富んだドラマチックな情景を描き出します。

インビジブルセッティング
ロジウムメッキが施された9本のゴールドの柱の上部には、六角形にカットされたダイヤモンドが輝きを添えています。この力強いカットは、ダイヤモンドの職人技においても稀に見るものです。通常の丸みを帯びた底面ではなく、宝石全体を丁寧に成形することで、どの角度から見てもそのシャープなエッジが際立つようにデザインされています。また、光の反射を最大限に引き出すことで、その輝きを余すところなく表現しています。ロジェ・ デュブイは今回初めて「インビジブルセッティング」という技法を採用しました。これは、ゴールド製柱の上部に彫られた溝に、ダイヤモンドを爪を使わずに固定する高度な技術です。これにより、ダイヤモンドとゴールドが一体化し、まるでダイヤモンドが浮かんでいるかのような、幻想的な美しさを実現しています。
文字盤には、眩いばかりのルテニウムクリスタルが敷き詰められています。希少なプラチナ群の金属であるルテニウムは、その高い光沢と銀白色の輝きで知られています。この金属を結晶化させる高度で複雑な技術はまさに芸術であり、ロジェ・デュブイが誇る素材に関する深い造詣と卓越した技術の粋を雄弁に語っています。ダイヤモンドダストのようなルテニウムクリスタルは、静謐なきらめく湖面を彷彿とさせ、腕元からマーリン伝説の核心へと誘います。

12人の騎士たち
12人の騎士たちがムラーノ風ガラスの白いフランジの前に立ち、文字盤を囲んで、まるで湖の貴婦人を見守るかのようです。2つのパーツから成るフランジには、18Kピンクゴールドのロジェ・デュブイの名前とインデックスが配され、その美観を際立たせています。
騎士たちは、それぞれ異なるポーズと佇まいで、時の流れをドラマチックに演出します。剣を高く掲げ、鎧を身にまとい、英雄としての気概が金属に刻み込まれたその姿は、静止した彫像ではなく、躍動感あふれる一瞬を切り取ったかのようです。
アワーマーカーとしての役割も果たす騎士は、勇ましさと躍動感を実現するため、精密なクラフトマンシップを駆使して完成されます。初期図面の段階からレジン製模型で完璧なプロポーションが成形され、3Dスキャン後、18Kピンクゴールドで型取りと鋳造が行われることで、高さ6mmの英雄たちが誕生します。
それぞれの騎士や針のように細い武器、ヘルメットの微細な質感などのデザインを手作業で彫刻するには1〜3日間を要し、極限の忍耐力と繊細さが求められます。そして最後に落ち着いた輝きを実現するブラックパティーナを騎士たちに施すことによって、マントの皺、コントラスト、レリーフの極小のディティールまで際立たせました。
ベゼルの下方にセットされたサファイアウィンドウを通して、タイムピースのオーナーは騎士たちが集う世界をあらゆる角度から眺めつつ、ダイヤル上に広がる56本の柱が投射する光と影の戯れを余すことなく鑑賞することができます。

認定キャリバー
このタイムピースの心臓部で鼓動を打つのは、メゾンの統合マニュファクチュールで完全自社製造された自動巻きモノバランシエ RD821キャリバー。172の部品で構成されるRD821の構造は、騎士たちが勇まし く佇むために十分な空間を生み出します。キャリバーに14種類の仕上げを手作業で施すことで、現在の時計製造において最も厳しい要求を課すとされる、権威あるジュネーブ・シールの認証を得ています。
この最高品質を誇るキャリバーを収めるのは、45 mmの18Kピンクゴールド製ケース。剣の鍔を模したリューズプロテクターは、アーサーが真の王としての運命を告げるために石から引き抜いた伝説の剣、エクスカリバーのソードガードを象徴しています。
スケルトンのケースバックから覗く360°回転オシレーションウェイトのローターは、中世の古城のステンドグラスからインスピレーションを得ています。ローターアームはロジウムメッキの18Kピンクゴールドで作られており、従来のローターより小型かつ軽量でありながら高いパフォーマンスを維持し、妥協なき機能性と審美の融合が、ロジェ・デュブイが誇る圧倒的な技術力を証明しています。


希少なコレクションが許す真の特権
わずか28本のみが世に送り出される「エクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル 魔術師マーリン」。ロジェ・デュブイのオーナーという選ばれし称号を得た者だけが手にすることのできるこの傑作は、高級時計を愛する人々にとって、比類なき価値を持つ存在となるでしょう。
ホワイトレザーストラップには、利便性が高いクイックリリースシステムを採用。そしてコレクション誕生の2013年以来、すべてのタイムピースのケースバックに引用句が刻まれています。
「Around this table, the bravest knights will gather as equals. They will set forth in search of adventure, righting wrongs, protecting the weak and humbling the proud.(この円卓には、いずれも勇猛な剣士たちが平等に集うであろう。彼らは真実を求める冒険の旅に向かい、不正を正し、弱きを助け、強きをくじくことになる。)」
伝統を愛するエクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブルのオーナーには、円卓の騎士たちが体感したであろう真の一体感が約束されます。
エクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル 魔術師マーリン
(EXCALIBUR KNIGHTS OF THE ROUNDTABLE THE TALE MERLIN-THE ENCHANTER)
Ref.DBEX1117
ブティック限定28本
ケース径45mm、自動巻き、ジュネーブ・シール認定、ピンクゴールド製ケース、ピンクゴールドプレートに28個の玄武岩、9個のピンクゴールド、9個のムラーノ風ガラス、29個のホワイトエナメル、9個の六角形カットダイヤモンド。QRSホワイトレザーカーフストラップ、ピンクゴールド製フォールディングバックル。59,180,000円 (税込価格)

ロジェ・デュブイ ブランドストーリー
1995年の設立以来、時計製造の新たな地平を開くトップアウトサイダー的存在として先駆してきたロジェ・デュブイは、その独創的なアイデンティティと時計製造専門知識を斬新な解釈で融合し、卓越した作品を生み出してきました。高級時計の既存概念を打ち破るハイパーオロロジー™を大胆な理念として掲げるメゾンは、その革新的なビジョンを駆り立てる喜びや自由、情熱を原動力にオートオルロジュリーの未来の構想、設計、形成を目指す圧倒的な信念によって世界を席巻しています。製造プロセス全てを掌握する完全統合マニュファクチュールで製造されるロジェ・デュブイのキャリバー1つひとつが、最高峰のパフォーマンスと揺るぎない卓越性を制しています。伝統を重んじながらもコンテンポラリーな趣を湛えたジュネーブ・シール認証マスターピースは、先鋭技術と承継したクラフトマンシップを具象し、沸き立つような創造性と革新的な素材で年月を重ねるごとに新たなインスピレーションを纏っています。ロジェ・デュブイは、アバンギャルドで大胆なエネルギーを原動力に、そのコレクションを特別な顧客と友人たちのために提供しています。
<ロジェ・デュブイ ブティック>
ロジェ・デュブイ 銀座ブティック 03-5537-5317
ロジェ・デュブイ 名古屋ブティック 052-990-3908
ロジェ・デュブイ 大丸心斎橋店ブティック 06‐6271-1231(代表)
ロジェ・デュブイ 岩田屋本店ブティック 092-791-5800