【ヴァン クリーフ&アーペル】「ペルレ エクストラオーディネールフリュイ アンシャンテ ウォッチ」を発表

リシュモンジャパン合同会社のプレスリリース

2025年8月、ヴァン クリーフ&アーペルは2つの新作ウォッチを発表し、創業以来、メゾンが大切にしてきたインスピレーションの源である“自然の生命力”にオマージュを捧げます。ペルレの作品を輝かせる美学とメティエダールの卓越性が初めて融合することで、ペルレ エクストラオーディネール フリュイ アンシャンテ ミルティーユ&フランボワーズ ウォッチが生まれました。このふたつの時計において、太陽の光をいっぱいに浴びて丸々と実るベリーの曲線をファソネ エナメルで立体的に造形し、魅惑的なシーンを描き出しています。甘美な魅力に溢れる装飾は、華やかなラウンドウォッチケースに収められています。

ペルレ エクストラオーディネール フリュイ アンシャンテ

ミルティーユ&フランボワーズ ウォッチ

ペルレ エクストラオーディネール フリュイ アンシャンテ フランボワーズ ウォッチ
ペルレ エクストラオーディネール フリュイ アンシャンテ ミルティーユ ウォッチ

ゴールドビーズで縁取られたケースの中に、思わず摘み取りたくなるような果実がたわわに実っています。ベリーの丸みと艶やかな光沢は、ヴァン クリーフ&アーペルが2023年に、自社のタイムピースのために独自に構想し開発したファソネ エナメルの技法によるものです。ベリーの傍らには繊細な葉がミニアチュール ペインティングで描かれ、森の情景を彷彿とさせるテクスチャー加工を施したゴールドの背景にくっきりと浮かび上がります。

絵画のようなシーンに優雅に姿を現すのは、ローズゴールドもしくはホワイトゴールドで象られた2人の妖精です。メゾンを象徴する、この遊び心に満ちた妖精たちは、まるで時の流れと戯れるかのよう。ダイヤモンドがあしらわれた妖精たちの羽は、ケースの縁を明るく照らすこの宝石を引き立てています。それぞれのケースの裏蓋には、フランボワーズ モデルではてんとう虫、ミルティーユ モデルでは蝶の繊細なエングレービングが施されています。

サヴォアフェールの融合

イエローゴールドのモチーフにミニアチュール ペインティングを施す作業

時の流れを作品に昇華し、手元を飾る幻想的な世界を生み出すのに欠かせないのがメティエダールです。ヴァン クリーフ&アーペルは、ジュネーブにある自社の時計制作工房内、とりわけエナメルの工房と専門学校において、不朽のサヴォアフェールを受け継ぎ、永続させています。

ペルレ エクストラオーディネール フリュイ アンシャンテ シリーズのウォッチでは、彫刻や独特の質感を表現するための加工を施したゴールドにエナメルを組み合わせています。これらの緻密な細工がなされた素材のコントラストが、文字盤に奥行きを与え、立体的なミニアチュールのような印象を生んでいます。

ファソネ エナメル:

ヴァン クリーフ&アーペルのイノベーション

文字盤にファソネ エナメルで造形したラズベリーを取り付ける作業
文字盤にファソネ エナメルのブルーベリーを取り付ける作業

メゾンは伝統的な手法の継承にとどまらず、革新的なエナメル技法の開発にも積極的に取り組み、この高浮彫りを思わせる装飾を実現しました。いずれの作品もデザインスタジオでデザインされた構図に基づいて制作され、時には完成までに数年に及ぶ研究を要することもあります。その結果、科学と芸術の対話が生まれ、その中で技術的な必要性とスタイル上の意図が調和し、それぞれのウォッチに独自のストーリーが紡がれるのです。ヴァン クリーフ&アーペルは、繊細な輪郭をもつミニアチュールの彫刻を造形するために、ファソネ エナメルの技法を考案しました。メゾンは、16か月に及ぶ研究開発の末、このメソッドの特許を取得しています。

まず、エナメルパウダーを慎重に型に注ぎ、厳密な温度管理のもとで2回焼成します。この工程により、材料内に存在する張力が取り除かれ、堅固なエナメルの厚板ができあがります。続いてこれを研磨した後、彫刻を施し、望み通りのフォルムに成形していきます。最後に、慎重に高温で熱することによって、表面を滑らかにするとともに、光沢が出るように仕上げます。これらすべての工程を経ることで、ボリュームと透明感が融合した印象的な視覚効果が生まれるのです。

ゴールドの加工:

ヴァン クリーフ&アーペルを象徴する専門知識

ホワイトゴールドの妖精のシルエットにポリッシュ仕上げを施す作業
フランボワーズモデルのローズゴールドのダイヤルの研磨作業

ゴールドの彫刻やテクスチャー加工は、時計制作に用いられる伝統的な技法であり、光と素材の相互作用をより複雑に演出し、文字盤の装飾を豊かにします。妖精のほっそりとしたシルエットは、まずワックスを使って吟味したうえで、シルバーで最初の模型を作ります。そして素材を成形する一連の緻密な作業が始まり、最終的なレリーフへと仕上げていきます。作品は、ジュエリー専用の精密な道具を用いて手作業で完成されます。こうした道具は、必要に応じて、職人が自作する場合もあります。

最終的な外形が完成すると、まったく同一の形状を正確に再現するために、彫像の型取りがなされます。彫像は最後に、彫刻職人の手で整えられます。何世紀も受け継がれてきたこの芸術的な技法に加え、文字盤の背景のゴールドには繊細なテクスチャー加工が施され、シーンの中心部の反射を増幅させています。

エクストラオーディナリー ダイヤル コレクション

文字盤にイエローゴールドにダイヤモンドをあしらった妖精を取り付ける作業

エクストラオーディナリー ダイヤル コレクションでは、エナメル、エングレービング、宝石細工、ミニアチュール ペインティング、ストーンセッティングなど各専門分野の職人が、時計制作の職人とともに芸術的技巧を余すところなく発揮しています。一つひとつの文字盤はまるで細密画のように構成され、装飾の完成までにおよそ300時間もの作業を要します。

多様なメティエダールがひとつに融合し、インスピレーションの源が次々に交わり合い、メゾンの創造性や卓越性を伝えています。

ゴールドやマザーオブパールへのエングレービングから、ファソネ エナメル、パイヨン エナメル、グリザイユ エナメル、マザーオブパールやストーンのマルケトリ、ストーンセッティングまで、ヴァン クリーフ&アーペルは、これらのサヴォアフェールに命を吹き込み、作品の一つひとつに詩情あふれる瞬間を描き出しているのです。

#PoetryOf Time #VanCleefArpels

@vancleefarpels

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