「瞳孔の変化」に着目しAIを活用した遠近両用レンズ 新製品「バリラックス フィジオ エクステンシー」7月1日より発売! 暗い場所や夕方の見え心地をもっと快適に

一日中クリアな視界を。移り変わる光の下でもシャープでハイコントラストな見え心地*

株式会社ニコン・エシロールのプレスリリース

株式会社ニコン・エシロール(本社:東京都墨田区 代表:梶原 望)が展開する、遠近両用レンズの世界No.1**ブランド「バリラックス」は、2025年7月1日より、人間の「瞳孔の変化」に着目し、最新のAIテクノロジーを活用した「バリラックス フィジオ エクステンシー」を新発売いたします。一日を通してクリアな視界を最大限に引き出すことを目指して設計された本製品は、移り変わる光の下での快適な視界を追求し、薄暗い環境でのシャープさとコントラスト維持を重視。より自然で快適な視覚体験を提供します。「バリラックス フィジオ エクステンシー」で、もっと見えて、もっと楽しめる世界をぜひご体験ください。(WEBサイト: https://varilux-campaign.jp/lp/physioextensee/

■「見ること」に欠かせない瞳孔の働き

瞳孔の大きさの変化

人間の瞳孔(ひとみ)は、光の量や、対象物との距離、感情や心理状態など様々な状況に反応し、取り入れる光の量を調節するという特別な役割を持っています。瞳孔は、カメラの「絞り」のような働きをしています。その働きのおかげで、私たちはいつでも物をクリアに、快適に見ることができます。瞳孔は、暗い場合に拡大し、明るい場合に縮小します。その収縮速度は毎秒5mmに達します。1

瞳孔は、朝から夜まで、また暗い室内から明るい屋外まで、さまざまな光の環境において、私たちが常に快適に物を見られるように光の量を自動で調節してくれています。そのおかげで、時間や場所を問わず、私たちは毎日の瞬間を快適な視界で楽しむことができるのです。

年齢を重ねると、瞳孔の機能は自然と変化します。暗い場所で瞳孔が十分に開かなくなり、暗所での視力が低下し、物が見えにくくなります。また、明るさの変化に対する瞳孔の反応速度も遅くなります。例えば、明るい場所から暗い場所へ移動した際に目が慣れるまでに時間がかかったり、逆にまぶしさを強く感じやすくなったりします。こうした加齢による瞳孔の機能の変化は、特に夜間の運転や薄暗い場所での活動に影響を与え、見えにくさを感じる原因となります。

境界線や細かい部分の判別に課題 瞳孔の変化が考慮された遠近両用レンズの重要性

実際に遠近両用レンズを使っていても、様々な光の環境で「見えにくい」と感じるケースは少なくありません。エシロール社が遠近両用レンズユーザーに実施した調査によると、39%の人は「光の強さに影響されずに快適に見えるレンズ」に高い関心を持っています。また41%の人は、依然として細かい文字を読むのに苦労しています。2

なぜこのような見えづらさの悩みが生まれるのでしょうか。遠近両用レンズの多くは、“瞳孔の大きさがどのような光の状況でも変わることなく一定である”という前提で設計されています。しかし実際の瞳孔の反応は、明るさや年齢、対象物との距離等の各種条件によって異なります。ユーザーの瞳孔が、レンズ設計時に想定されている瞳孔サイズとは異なるサイズになるため、見えづらさを感じるのです。

瞳孔が大きい場合、光束は瞳孔が小さい場合よりも広い範囲を通過するため、その分高次収差(細かな光のズレ)が眼に入ります。

瞳孔が大きくなると、大きくなった分だけ多くの光を取り込む、つまり見るのに必要なレンズ面積が大きくなります。すると、レンズ設計時には想定されていない高次収差(細かな光のズレ)が眼に入り、コントラストの低下およびシャープネス(鮮明さ)の低下が起こります。これにより物の境界線が分かりにくい、細かなデティールが判別できないといった問題が発生することがあります。

本来の画像
コントラストが低下している見え方
シャープネスが低下している見え方

こうした課題を解決するために開発されたのが「バリラックス フィジオ エクステンシー」です。はっきりとした見え方を好む方に人気の「バリラックス フィジオ」シリーズから、新たなテクノロジーを搭載した最新製品になります。

一人一人の瞳孔サイズを考慮した「バリラックス フィジオ エクステンシー」

「バリラックス フィジオ エクステンシー」は、移り変わる光の下での快適な視界を追求した最先端の遠近両用レンズです。瞳孔データとAIに基づき設計され、瞳孔の変化に合わせてレンズ設計を最適化し、移り変わる光の下でも、シャープで快適な見え心地を実現しました。

最先端AIツインテクノロジーを活用 瞳孔の動きを予測

「バリラックス フィジオ エクステンシー」には、AIツインテクノロジーをはじめ3つの画期的なテクノロジーが使用されています。

①ピューピライザーテクノロジー(新搭載):瞳孔の変化を考慮

人それぞれ瞳孔の大きさの変化の仕方は異なるため、あらゆる光条件、距離、年齢等による瞳孔の変化をシミュレーションするためには精巧な瞳孔のモデルが必要です。その瞳孔モデルを作りだし、AIツインテクノロジーに取り込むことで、瞳孔の動きを予測。更に、それぞれの度数も考慮することで、特に薄暗い環境でのシャープさとコントラスト向上を追求しています。

②デュアルブースターテクノロジー(新搭載):近くの視界をより快適に

両面設計レンズで、レンズの外観や全体的な累進度数に影響を与えることなく、近見ゾーンに拡大効果をもたらすための構造が、裏面と表面の間に精密に設計されています。この二重表面構造が、近方視をしっかりサポート。見え方の質が上がり、小さな文字を読むなどの作業が快適になります。

③シンクロンアイズテクノロジー:より広く、自然な視界

左右の眼から得られるそれぞれの像を連動させるように両眼視を考慮して設計。両眼で見た時の視野を大幅に拡大します。

ユーザーの声

遠近両用レンズユーザーが、「バリラックス フィジオ エクステンシー」を試した調査では以下のような評価を得ています。

  • 94%:多様な光の状況下でもクリアで鮮やかな視界を体験。3

  • 92%:低照度下でも自信が持てるように。3

  • 96%:手元を見る時も、質の高いクリアな視界を体験。4

また、バリラックスの従来品との比較では、低照度を含むあらゆる光条件において、コントラストとシャープさが18%向上しました。5

パートナー店のコメント(先行導入店)

「遠方の見やすさは、これまで使ってきた中でも群を抜いています。特に自転車通勤の帰り道、薄暗い時間帯でも収差が気にならず、安心して走行できます。初めてバリラックスをかけた時の感動がよみがえるようで、一昨年のバリラックスXRシリーズに次いで久々の驚きです。老眼度数が5段階(1.25Dから2.50D)進んだ今でも、違和感なくスッキリと見え、遠方の横目視も従来品と比べて格段に見やすくなりました。装用した瞬間、視界がパッと明るくなる感覚も印象的でした。」

—— メガネのセンリ(大阪府)

「バリラックスフィジオシリーズには長年のファンがいて、『このスッキリした見え方でないとだめ』と発売を心待ちにされていた方もいらっしゃいました。バリラックスXRシリーズ発売時は“従来では見えるはずがない場所が見える、まるで魔法のようなレンズ”と感じた一方で、今回のバリラックス フィジオ エクステンシーは『いわゆる遠近両用レンズ』の中では最高峰といえる仕上がりだと実感しました。実際にバイクに乗られるお客様にお選びいただいたのですが、数日後に“今までのメガネとまったく違う”と驚かれ、お手持ちのメガネも同じレンズに交換したいとご来店いただき、お持ちのメガネ4本をバリラックス フィジオ エクステンシーに交換されました。」

—— 伏見眼鏡店 (東京都)

こんな人に、こんなシーンでおすすめ

「バリラックス フィジオ エクステンシー」は、照明を落とした屋内での活動、夜間の運転などにおすすめです。

  • キッチン、リビング、書斎など屋内での手元の作業に。

  • 映画館や美術館、劇場、レストランやバーなど薄暗い場所で。

  • スマートフォン・タブレット・PCなどの画面輝度を上げて見ることがある方に。

  • 夜間に車やバイク、自転車の運転をされる方に。

  • 夕方や薄暗い環境下での見え方に不安がある、満足出来なかった方に。

製品ラインナップ

「バリラックス フィジオ エクステンシー」の製品ラインナップは2種類。作成時の測定項目が異なります。

フィッティング情報

フレームパラメーター

Eyecode測定

Near Vision Behavior測定(※)

バリラックス フィジオ エクステンシー トラック

バリラックス フィジオ エクステンシー フィット

(※)Near Vision Behavior(ニアー ビジョン ビヘイビア)測定:

手元を見るときの姿勢、視線の使い方やクセ、左右差、近用作業距離を独自のテストで測定。レンズの設計に反映することで、素早いピント合わせと近くの見やすさ、慣れやすさが高まります。

光に反応してレンズの色がクリアからダークに素早く変化し、目の負担を軽減する次世代の調光レンズ「トランジションズ GEN S」との組み合わせも可能です。
紫外線に反応して色が変わるタイプは8色(グレー、ブラウン、グラファイトグリーン、サファイヤ、アメジスト、アンバー、エメラルド、ルビー)、可視光線と紫外線に反応して色が変わるタイプは3色(グレー、ブラウン、グラファイトグリーン)があります。

https://nikon-essilor-transitions.com/

「バリラックス フィジオ エクステンシー」取扱店舗

全国のメガネ販売店でお取り扱いしております。バリラックスのWEBサイトでお近くの販売店を探すことが可能です。

https://varilux-campaign.jp/lp/locator/

「バリラックス フィジオ エクステンシー」WEBサイト

https://varilux-campaign.jp/lp/physioextensee/

*バリラックス フィジオ エクステンシー 、実生活での消費者調査、ユーロシン、2024年、フランス(n=79 累進レンズ装用者)

**データソース: ユーロモニター調べ; メガネレンズカテゴリー内累進レンズブランドの2023年総小売販売金額において。

1.石川 正明 (2021)。 瞳孔対光反射パラメータに影響する臨床的要因: 単一施設での横断研究。眼光学および生理光学、41(no. 5)、952‒60。

2.エシロール・インターナショナル、「視力ケアの利用と意識に関する調査」(2023年6月/中国・フランス・アメリカ/回答者数10,611人)
39%は、「光の強さにかかわらず快適に見えるレンズ」に高い関心を示した(45〜65歳の累進レンズ使用者481人を対象)
41%は、細かい文字を読むのが難しいと感じている(45〜65歳の累進レンズ使用者1,350人を対象)

3.バリラックス フィジオ エクステンシー 、実生活での消費者調査、ユーロシン、2024年、フランス(n=79 累進レンズ装用者)

4.バリラックス フィジオ エクステンシー 、 実生活における消費者調査 ‒ Eurosyn ‒ 2024 ‒ フランス (n=60 遠近両用レンズ装用者)

5.シミュレーション vs Varilux® Physio® 3.0 ‒ AIツイニング技術を使用し、様々な輝度における近見視活動時のシミュレーション ‒複数の処方と素材をWW売上高で加重平均した平均値の比較 ‒ 社内R&Dシミュレーション ‒ 2024年。

バリラックス

1959年、フランスのメトナーズ博士発明のもと、世界初の「境目のない」遠近両用レンズブランドとしてVarilux®︎が誕生。誕生以降、100カ国以上、世界で4億人以上が愛用している遠近両用レンズとして世界で最も売れているブランドです。世界中の500名以上の研究者による研究開発により、一つの製品に最大30件の特許が使用されています。光学に加え、装用者の一人一人の眼の大きさ、姿勢、視線を動かす癖等の生理学の研究成果から、130億通りの組み合わせを可能にした“究極のパーソナライズド”レンズを提供しています。日本国内では、株式会社ニコンとエシロール・インターナショナル(フランス)により設立した株式会社ニコン・エシロールで展開しています。

URL:https://varilux-campaign.jp/lp/portalsite/

会社概要

社名:株式会社ニコン・エシロール(英文名:Nikon-Essilor Co., Ltd.)

設立:2000年1月1日

株式会社ニコンとエシロール・インターナショナル(フランス)により株式会社ニコン・エシロール設立

本社:東京都墨田区両国2-10-8

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