【JACOB&CO. STORIES】Vol.5:“唯一無二”が引き寄せる、世界の頂点たち①

革新と芸術性を体現してきたジェイコブ&コーの歩みを、シリーズ形式でご紹介する「JACOB&CO. STORIES」。第5回では、異業種との共鳴から生まれた協業を通じ、“唯一無二”の世界観を紐解きます。

ジェイコブ・アンド・コー・ジャパン株式会社のプレスリリース

■ 「唯一無二」の哲学が導くブランドの進化

ジェイコブ&コーというブランドが歩んできた軌跡をたどるとき、そこには常に“唯一無二”という言葉が深く刻まれています。それは単に個性的という意味ではなく、比類なき存在であること、自らのスタイルを絶対的に信じ、それを貫き通す強さを指します。1990年代、ニューヨークのジュエラーとしてスタートした同社は、数多のセレブリティに愛され、瞬く間に話題の中心に。その後、ウォッチメイキングの世界に挑戦し、複雑機構や芸術性を極限まで高めた作品を次々と発表してきました。

ジェイコブ&コーの魅力は、そうした独創的なものづくりだけにとどまりません。異なる業界、異なる文化、異なる哲学を持つブランドとの“協業”を通じて、互いの世界観を融合させ、新たな価値を創り出すことに長けています。時計づくりという伝統的な分野にありながら、あえて型を破る姿勢。そして、想像を超えた世界を見せてくれるパートナーとの出会い。そうした“共鳴”こそが、ジェイコブ&コーを唯一無二の存在へと押し上げています。

Ⅰ. 機械美の頂点。ブガッティとの共鳴から生まれた“動くエンジン”

ジェイコブ&コーの協業の中でも、最も衝撃的なパートナーシップの一つが、フランスのハイパーカーブランド「ブガッティ」との提携です。2019年に長期契約を結び、最初に誕生したのが「ブガッティ シロン トゥールビヨン」。ブガッティ・シロンのW16エンジンをミニチュア化し、機械式で駆動する可動式ピストンを搭載しています。サファイアクリスタルのケース内では、16個のピストンが駆動し、クランクシャフトが実際に回転。その精密な動きは、時計というよりも“動く彫刻”と呼ぶにふさわしいものです。さらに、パワーリザーブインジケーターは実車の燃料計を模しており、細部に至るまでブガッティのDNAが息づいています。クルマと時計、2つのメカニズムが価値観を共有して生まれた、唯一無二の傑作です。

JACOB&CO.『ブガッティシロン トゥールビヨン』と、BUGATTI『シロン』

この“動く彫刻”というコンセプトは、2024年発表の最新作「ブガッティ トゥールビヨン」へと受け継がれています。両ブランドの協業が深化するなか、エンジンという共通言語を軸に、さらに洗練された表現が実現しました。時計上部には、レトログラード式の時分表示を採用し、スピードメーターのような動きを演出。左に30秒回転のフライング・トゥールビヨン、右に燃料計風パワーリザーブを配した文字盤構成は、実車のインパネと共通のデザイン言語で統一されています。下部には、16本のピストンが駆動するエンジン型オートマトンを搭載。W16からV16へと構造を変え、さらに迫力を増した造形を実現しています。メカニズムの魅せ方はそのままに、空間設計と構造美は新たな次元へ到達しました。

ブガッティ トゥールビヨン
ハイパーカーのスピードメーターのデザインはラグジュアリーウォッチのデザインと共有されている。そして針や装飾といったディティールに関しても、高級時計を思わせるデザインがふんだんにあしらわれている。

Ⅱ. 映画の名作と腕時計が融合。手元で響くストーリー

映画界の名門、パラマウント・ピクチャーズが時計ブランドと初めて手を組んだパートナーシップによって誕生したのが、映画『ゴッドファーザー』をモチーフにした「オペラ ゴッドファーザー」シリーズです。文字盤中央には、ドン・コルレオーネのミニチュアが立ち、オルゴール機構が組み込まれた独自ムーブメントが名曲「Speak Softly Love」を奏でます。さらにオルゴール演奏中は、トゥールビヨンや文字盤、ピアノなどがドン・コルレオーネを中心に回転するという驚愕の動きを実現。まさに演出性と機能性が両立した“劇場型タイムピース”といえます。

JACOB&CO.『オペラ ゴッドファーザー』
ゴッドファーザー・ペン、デキャンタも展開。

Ⅲ. 世界的スーパースターたちとの協業

クリスティアーノ・ロナウドとのパートナーシップもまた、ジェイコブ&コーを語る上で欠かせない軸です。ロナウドは2000年代から同ブランドを愛用しており、2023年には自身のアイコンである“CR7”を刻んだ限定モデル「エピックX CR7」を発表。サウジアラビアでのキャリア移籍後にも同ブランドのタイムピースを着用し、彼の個性とパワーを象徴する存在として注目され続けています。
そして2025年には、世界的アーティスト・G-DRAGONとのコラボレーションを発表。第一弾としてリリースされたのは、彼の象徴である「デイジー」をモチーフにした「Jacob & Co. x PEACEMINUSONE ペンダント」。彼自身がデザイン監修にも深く関わり、ジュエリーとしての芸術性とメッセージ性を融合させたアイテムに仕上がっています。そして現在、コラボレーション第2弾として、G-DRAGONの世界観を反映したスペシャルタイムピースの発表も予定されており、今後のコレクション展開にも注目が集まっています。

エピックX CR7
JACOB&CO × PEACEMINUSONEペンダント

Ⅳ. ストリート×ラグジュアリー。境界線を越える表現

ジェイコブ&コーはラグジュアリーの世界にとどまらず、ストリートカルチャーとの融合にも積極的です。Supreme(シュプリーム)とのコラボレーションでは、ジェイコブの初期の代表作「ファイブタイムゾーン」をベースに、鮮烈な赤のSupremeロゴを文字盤にあしらった「Supremeフォータイムゾーン」を発表。即完売となったこのモデルは、ストリートとハイジュエリーのボーダーを超える象徴的な存在となりました。
また、現代アートの象徴的存在アレック・モノポリーとの協業では、アストロノミアシリーズにグラフィティアートを融合。回転しながら立体的に動く構造に、アレック独特のカラフルなキャラクターが組み込まれており、「遊び心と精密技術の融合」を体現する作品に仕上がっています。

『Supremeフォータイムゾーン』
『アストロノミア アレックモノポリー』

Ⅵ. バットマン、バルセロナ、ヴァージル・アブロー。多様な世界との接点

DCコミックスのバットマンとのコラボレーションでは、ゴッサム・シティをテーマにした「ゴッサム シティ ウォッチ」を制作。大胆な二つの3軸トゥールビヨンを搭載し、都市の夜を想起させるデザインを取り入れ、ファンの心を魅了しました。
サッカー界では、FCバルセロナの125周年記念モデルを展開。クラブカラーを基調にしながらも、エピック X トゥールビヨンの力強さを保った仕上がりは、サッカーファンと時計コレクターをつなぐ架け橋となっています。
さらに、故ヴァージル・アブローとの「オフィス・サプライ」では、紙クリップや輪ゴムをラグジュアリー素材で表現するという逆転の発想で、ジュエリー業界の常識に一石を投じました。

ゴッサム シティ
エピックX トゥールビヨン FCバルセロナ125th記念モデル
オフィス・サプライ

このようにジェイコブ&コーは、世界中のトップブランド、スーパースター、アーティスト、スポーツアイコンたちと共鳴し、ジャンルを超えて革新を続けています。
それは単なる商品開発ではなく、“世界観と哲学の融合”という芸術的行為とも言える取り組みです。

■ 共通するのは「本物同士の共鳴」

これらの協業に共通するのは、どれも「既存の概念に収まらない」こと。時計の機能や形状に制限されるのではなく、そのジャンルの本質を深く理解し、アートやエンターテインメントの文脈の中で大胆に再解釈する。そうした柔軟さと挑戦心が、世界を代表するブランドたちからの信頼を生み出し、共創へとつながっているのです。

“唯一無二”を標榜するジェイコブ&コーには、「選ばれる側」である以前に、「選び、仕掛ける側」としての強さがあります。誰も見たことのないものを見せること。誰も想像しなかった体験を提供すること。そして、協業を“販促”ではなく“芸術的表現”として昇華すること。だからこそ、時計ファンだけでなく、クルマ、映画、アート、音楽といった異なるジャンルの愛好家たちまでもが、このブランドに心を奪われるのです。

【The Latest|新たな一歩】

ジェイコブ&コーは、絶えず進化を続けています。
ここでは、JACOB&CO.の最新の動きをお届けします。

JACOB&CO「OHANA」計画 オーナーのための特別な“家”を創る

JACOB&COは、UAEの高級不動産開発会社Ohana Developmentと提携し、アブダビ沿岸にて全457戸からなる超高級レジデンス「Jacob & Co. Beachfront Living」を展開中です。

邸宅には、プライベートビーチ、スパ、シガーラウンジ、フィットネス施設などを完備。さらに、ウォッチギャラリーを併設したレジデント専用クラブでは、ブランドの美学と哲学を五感で体験できます。

単なる住まいではなく、ブランドの価値観と共鳴しながら時を過ごす“人生の舞台”を提供するこのプロジェクトは、真のラグジュアリーを追求する世界中の富裕層の心を惹きつけています。

◆JACOB&CO. STORIES

2022年4月、JACOB&CO. JAPAN(代表取締役 福田魁)が設立されました。
今年、ジャパン設立から3年目という節目を迎えるにあたり、改めてブランドの軌跡を深く掘り下げ、その本質に迫る連載企画「JACOB&CO. STORIES」を始動します。

本企画では、ブランドの創業から現在に至るまでの歴史、世界的なパートナーシップ、そして珠玉の現行コレクションを、全24回にわたってご紹介予定。

なお、本連載は毎月第2・第4月曜日に公開を予定しております。

ジェイコブ&コーの軌跡を、定期的にお届けしてまいります。

*連載構成*

Vol.1~Vol.4:『ブランドヒストリー』 創業から成長まで、ジェイコブ&コーの原点に迫る。
Vol.5~Vol.6:『パートナーシップ』 各界とのグローバルなパートナーシップを紹介。
Vol.7~Vol.24:『現行コレクション』 革新と美学が息づく現行ラインナップの魅力を紐解く。

【ジェイコブ&コーについて】

1986年に設立。当初は高級ジュエリーを取り扱い、宝飾業界で高い地位を確立し、2002年に時計業界へ本格的に参入しました。世界中のセレブリティを中心に一世を風靡したファイブタイムゾーンウォッチから始まり、これまで不可能と言われてきた複雑機構「アストロノミア」、「ツインターボ」、「ブガッティ シロン」などの開発に成功し、時計業界に技術革新を起こし続けています。現在、ジェイコブは超高級車メーカー「ブガッティ」やサッカー界のスター選手「クリスティアーノ・ロナウド」などとパートナーシップ契約を結び、「不可能を可能に」というコンセプトのもと革新的な作品を生み出し続けています。スイス最高峰の時計製造技術と宝飾業界で培った高い芸術性とノウハウを兼ね備え、時計業界の最先端を行くブランドとして、世界中で多くのファンを魅了し続けています。

▼ジェイコブ&コー銀座ブティック

〒104-0061

東京都中央区銀座6-7-9丸喜ビル1階

営業時間11:00〜20:00

Email:info@jacobandco.jp

Tel:03-6281-4777

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