約5人に1人が5本指ソックスユーザー 5本指ソックス実態調査の結果と調査から生まれた新商品をご紹介

アツギ株式会社のプレスリリース

　アツギ株式会社（本社：神奈川県海老名市、代表取締役社長：日光信二）は、量販店を中心に販売しているソックスのブランド「WORK-Fit／ワークフィット」「しめつけない」の2025年春夏シーズン新商品開発のため、全国30代から60代の男女を対象とした5本指ソックス実態調査を実施しました。この度調査結果を踏まえて開発した新商品の他、おすすめの5本指アイテムをご紹介いたします。

■調査結果要約　5本指ソックスは「指部分の履きにくさ」が課題

　5本指ソックスは30代から60代のすべての年代で男女問わず約20％の人に着用されており、年齢や性別による顕著な偏りは見られませんでした。着用者に対して着用頻度を訊ねたところ「毎日のように着用する」と回答した人は34％にのぼりました。また着用理由は「足の指がムレない」が最も多く、指がしっかり開く5本指ソックスはムレにくいことが魅力と捉えられています。一方、5本指ソックスユーザーであっても指部分の履きにくさに不満を持っていること、以前履いてたが着用をやめた人・着用したことがない人は「指部分の着用が面倒そう」「窮屈そう」と考えていることも分かりました。

　20％の人が5本指ソックスについて「履いたことがあり、今も履いている」と回答。年代や性別による偏りも見られず、どの年代・性別においても約5人に1人が5本指ソックスユーザーであると判明しました。

　①で「履いたことがあり、今も履いている」と答えた人に着用頻度を訊ねたところ「毎日のように着用する」と答えた人が34％に上りました。①の結果と合わせて、約10人に1人は5本指ソックスヘビーユーザーであることが判明しました。

　本調査で5本指ソックスを履く時期について尋ねたところ「冬」が最も多い結果となりました。特に女性では「冬」「寒いと感じるとき」の回答が多く、防寒目的で着用されているようです。

　本調査で5本指ソックスの着用シーンについて尋ねたところ、回答の割合に大きな差は見受けられませんでした。様々なシーンで5本指ソックスが着用されていることが分かります。

　5本指ソックスユーザーに着用の理由を尋ねたところ、男女ともに「足の指がムレない」がトップでした。足の指が開くため、ムレにくいことが一番の魅力と感じられているようです。女性では「冷え対策」のほかにも「健康的だから」など健康に着目した理由が見受けられました。

　5本指ソックスユーザーに不満を尋ねたところ、「干すとき・畳むときの裏返し」がトップに。次いで「指部分がはきにくい」がランクインしました。5本指仕様であることはユーザーにとって魅力であるものの同時に不便さを感じる部分でもあることが分かります。

　①で「以前は履いていたが、今は履いていない」「履いたことがない」と答えた人に理由を尋ねたところ、機能面の理由として「窮屈そうな感じがする」「面倒そう/時間がかかりそう」がランクイン。窮屈でなく簡単に履ける5本指ソックスには一定の需要があると推測されます。

「5本指ソックス着用実態調査」調査概要

調査対象：5本指ソックスを履くことがある30代から60代の男女

調査地域：全国

調査方法：インターネットリサーチ

調査時期：2024年7月22日（月）～7月25日（木）

スクリーニング調査：10,000人（①、②、⑦）

本調査：400人（③、④、⑤、⑥）

■指部分が重ならないから履きやすい！横編み機で作った5本指ソックス

　靴下の製造に使われている「丸編み機」を使って5本指ソックスを製造すると、指を入れる部分が重なってしまいます。この指の重なりが履きにくいと感じられる場合があります。

　そこでアツギは2025年春夏シーズンより、一部ブランドにおいて通常手袋の製造に使われる「横編み機」を使って指部分を編むことにより履きやすくした5本指ソックスを展開しています。

　横編み機で編んだ指部分とレッグ、クチゴム部分は「目刺し」という手法でつなぎ合わせます。まずは指部分のみを横編み機で編みます。次に指部分の編み目を一目ずつ拾って手作業で丸編み機にセットし、レッグ部からクチゴムまでを編みます。この手法によって、履きやすい指部分と締め付け感が少ない口ゴムなど様々な商品特徴を組み合わせることができます。