ロレックスが引き続き二次流通市場を牽引!【Chrono24の高級時計分析】

月間900万人が訪れるChrono24がデータを集計。高級時計ロレックスの動向をレポート。

Chrono24 Japan 合同会社のプレスリリース

世界最大級の高級時計オンラインマーケットプレイスであるChrono24(クロノ24)(本社: ドイツ・カールスルーエ、CEO:カーステン・ケラー)は、Chrono24のウェブサイト(www.chrono24.jp)にて2020年第1四半期から2024年最終四半期までの取引データを分析し、ロレックスの動向についての調査結果を発表しました。

2020年以降の高級時計二次流通市場におけるロレックスを検証。

ステータスシンボルであり投資資産、コレクターズアイテムでもあるロレックス。しかし、その需要の高さから、多くのモデルで入手までに長い時間を要するのが実情です。そんな中、思い立った時にロレックスを手に入れられるのが二次流通市場であり、常に非常に高い人気を保ち続ける所以でもあると言えるでしょう。ただし、市場シェアは国、年代、価格帯によって大きく異なり、近年は大きな変動が見られていることもChrono24の分析で明らかになっています。

高級時計の二次流通市場を牽引

分析によると、ロレックスは高級時計の二次流通市場において、全世界の取引量の34.2%を占めており、市場を大きくリード。他ブランドを見てみると、オメガ(10%)、パテック フィリップ(6.7%)、カルティエ(5.2%)、オーデマ ピゲ(4%)、ブライトリング(3.9%)、IWC(2.9%)となっており、これらの合計32.6%と比較しても、ロレックスの優位性が際立つ結果となっています。

また、過去4年間を見ると、ロレックスの市場シェアは現在よりもさらに高いことがわかります。2020年春の時点で、市場シェアは現在とほぼ同じ33.3%でしたが、パンデミック期間中、かつてない急成長を遂げ、2022年第1四半期には二次流通市場におけるシェアはピークの43.9%にまで達しています。

高級時計の二次流通市場におけるロレックスの優位性

※世界最大級の高級時計オンラインマーケットプレイスChrono24の取引データに基づく分析。

「時計業界を代表するブランドとして、ロレックスはパンデミック期に見られた高級時計ブームの恩恵を特に受けたと言えます。当時、旅行やその他の消費への支出が減り、低金利の長期化も相まって、多くの人が投資として目を向けたのが高級時計です。その結果、二次流通市場での価格は上昇し、ロレックスはその地位をさらに強固なものにしました。しかし、この3年間で市場が徐々に落ち着きを取り戻すにつれ、ロレックスも市場シェアを大きく落としています。」—— Chrono24ブランドエンゲージメント部門責任者、バラシュ・フェレンツィ

2024年最も大きな成長を見せたのはデイトジャスト

パンデミック期以降、市場シェアが低下傾向にありながらも、変わらず最も安定した価値を持つ投資資産の一つとされるロレックス。その要因は、多くのモデルが小売価格の何倍もの価格で取引されていることによりますが、同時に時計市場全体が停滞気味だった2024年、二次流通市場でロレックスの一部のモデルが大幅な価格上昇を見せたことにも起因しています。

デイトジャストの7モデル、ヨットマスターの1モデルを含む合計8つのモデルは、昨年10%以上の価格上昇を記録。これらのモデルは150万円~300万円の価格帯に属しますが、同価格帯におけるロレックスのシェアは64.3%と圧倒的なものとなっています。

2024年二次流通市場で最も価格上昇率が高かったロレックスモデル

※世界最大級の高級時計オンラインマーケットプレイスChrono24の取引データに基づく分析。

若年層の購入者に人気

二次流通市場で大きな価格上昇率を記録したデイトジャストは、Chrono24で取引されるロレックスのうち最も人気のモデルであり、そのシェアは28.8%を占めています。この傾向は、Z世代に属する30歳以下の若い購入者において特に顕著で、その割合は37%に達します。

またロレックス自体も若い世代から特に支持されており、30歳以下におけるそのシェアは全年齢層の中で最も高い41.1%を記録。続いて、30歳~39歳が36%、40歳~49歳が29.7%、50歳~59歳が28.6%、60歳以上が28.5%という結果になりました。

若い世代間でデイトジャスト人気が高まる一方で、シニア層ではより高価なモデルへ投資する傾向が見られています。デイトジャストよりはるかに高価なデイトナの場合、60歳以上の購入者が17.1%を占めており、30歳以下の購入者はその半分以下の8.2%に留まっています。

ロレックス 年代別モデルシェア率

※世界最大級の高級時計オンラインマーケットプレイスChrono24の取引データに基づく分析。

ロレックスは当面の間、市場における優位性を維持

「アイコニックなデザイン、品質、高いブランド認知度を兼ね備えるロレックスは、時計ビギナーから経験豊富なコレクターまで幅広い層から支持されており、何十年もの間、一次流通市場と二次流通市場のどちらも支配してきました。これまで、ロレックスの市場シェアに対抗できるブランドは現れていません。

Chrono24では、ロレックスにさらなる成長の可能性があると考えています。市場シェアはドイツ(41.1%)やアメリカ(39.5%)では特に高い数値を誇りますが、スイスでは22.8%であり、香港ではさらに低く、わずか17.9%に留まっています。

つまりロレックスが今後数年のうちに二次流通市場でその優位性をさらに高める可能性が大いに考えられます。また、ロレックスは創業者であるハンス・ウイルスドルフが設立した財団をベースとする財団法人組織であり、会社の成長を長期的なビジョンで見ていることも、他ブランドにはない強みと言えるでしょう。ロレックスが持つこの強固な土台は、困難な時代にあってもブランドの魅力を維持するための大胆な決断を可能にするものだと言えます。」—— Chrono24ブランドエンゲージメント部門責任者、バラシュ・フェレンツィ

Chrono24(クロノ24)について

Chrono24は、2003年から業界をリードする世界最大級の高級時計専門オンラインマーケットプレイスです。120カ国以上から3,000以上の販売事業者、並びに4万5,000人を超える個人販売者により、約54万点の時計が出品されサイト訪問者数は毎月約900万人。新品からアンティークまで網羅した時計のラインアップを擁するほか、信頼のおける環境での取引を可能にする包括的なサービスを提供しています。ドイツ(カールスルーエ、ベルリン)、アメリカ(ニューヨーク、マイアミ)、日本(東京)、中国(香港)のオフィスにて、約350人のスタッフが勤務しています。

■インスタグラムアカウント

@chrono24.japan https://www.instagram.com/chrono24.japan

■会社概要

会社名:Chrono24 Japan 合同会社  

事業所:〒104-0061 東京都中央区銀座 6-10-1 13F

オフィス:カールスルーエ、ベルリン、ニューヨーク、マイアミ、東京、香港

CEO:カーステン・ケラー

Chrono24 ウェブサイト: https://www.chrono24.jp

Chrono24 日本公式Instagram:https://www.instagram.com/chrono24.japan/

Chrono24 日本公式X: https://x.com/chrono24japan

Chrono24 日本公式Facebook: https://www.facebook.com/chrono24.japan

Chrono24公式アプリは、以下よりダウンロードいただけます

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