《 新時代の抹茶と西陣織 》 ~元アメフト日本代表の挑戦~

“京都発”スタートアップが、伝統文化の衰退問題解決に挑戦しています。

WMATCHA&CO.合同会社のプレスリリース

序章:「30,000歩」で辿り着いた厳しい現実

WMATCHA&CO. は、京都府宇治市で青年期を過ごした代表の Asaki(25)とTaketani(24)によって設立された。

私たちは16歳のときに宇治市に在る同じ高校に通い、19歳の時にアメリカンフットボール競技の日本代表アスリートに選出されました。この時、若くして日の丸を背負い国際舞台で戦った経験から、卒業後はシリコンバレーやNY、東京で金融のキャリアを歩みました。一時的な充実感はあったものの、忙殺される現代社会の絶え間ないリズムの中で、徐々に本来の自分を見失っていく感覚に陥りました。

22歳になったある夜、私たちは東京で再開し食事をしている最中に、お互いが同じ状況に陥っていることに気が付きました。かつて私たちを形作っていた純粋な自分から、いつの間にか遠ざかっていたのです。この時、私たちは企業社会の期待に流されるのではなく、人生を通してより深く本質的な充実感を追求できる生き方を模索しました。

そこで、自らのルーツに立ち返り、1000年以上にわたり織り継がれてきた西陣織、そして800年の歴史を誇る宇治抹茶の伝統的価値の再生に力を注ぐことを決意しました。私たちは、これらの時を超えた価値を単なる過去の遺産としてではなく、加速し続ける現代において静寂のひとときを求める人々にとっての、”空白を創出する媒体”として提供しようと考えました。

この答えを探すため、私たちは京都・滋賀・奈良を歩き回りました。1日30,000歩、職人の工房を訪ね、茶農家と語り、西陣織の織元のリアルな声を聞く日々。どこでも共通していたのは、

「後継者がいない。売れる仕組みがない。技術を伝えたくても、続けられる人がいない。」

という切実な声でした。

Shohei Asaki(Co-founder)

アムステルダムに生まれ、14歳で野球香港代表選手、19歳でアメリカンフットボール日本代表選手に選出される。その後、現三菱UFJモルガン・スタンレー証券のプライベートバンキングに入社。グローバル・マーケッツにて市場商品開発部での日本株トレーディング業務に従事。「挑戦」をモットーに社会人でいながらボディコンテストでの優勝を果たす。「伝統」という金融と異なる歴史深い領域に足を踏み入れ、生産者の課題を自らの力で解決していくために、京都発スタートアップ WMATCHA&CO., LLC.を共同創業。

Toshiya Taketani(Co-founder)

京都府和束町の煎茶農家に生まれ、19歳でアメリカンフットボール日本代表選手に選出される。その後、サンフランシスコ州立大学で International Business 学科を修了。在学中にVRゲーム企業 Thirdverse, Inc. のマーケターとしてプロダクトローンチに携わりながら、シリコンバレーでのネットワーキングを通して起業家精神を学ぶ。更なる自分の可能性に「挑戦」すべく、ニューヨークと東京でコンサルと投資の実務経験を積み、日本茶と伝統工芸産業の衰退を解決する京都発スタートアップ WMATCHA&CO. を共同創業。

■ 金融と伝統工芸:決定的な違いと新たな挑戦

金融の世界では、すべてが数値で評価され、リスクとリターンを分析しながら合理的な選択が求められます。資産は流動性があり、最適なタイミングで売買されることで価値を生みます。しかし、伝統工芸や抹茶文化は数値では測れない「職人の技」「文化の奥深さ」「歴史の重み」があるにも関わらず、市場で適正に評価されず、衰退の一途をたどっています。金融の世界では、資産を「動かす」ことで利益を生み出しますが、伝統工芸は「受け継ぐ」ことで価値を守り、育てていくものです。短期的な利益ではなく、長期的な価値を築くための持続可能な仕組みが必要です。

だからこそ、私たちは挑戦することを決意し、「伝統を未来へつなぐために、新たな市場を創り、世界へ発信する」ことをビジョンとして目標としています。


第一章:茶と工芸が直面する課題

西陣織商品を取り扱う HOSOO を訪れ、西陣織の伝統的価値を現代的価値に再解釈する手法を学んだ。

1. 技術者の後継者不足

  • 職人の平均年齢は60歳以上

  • 抹茶農家も後継者不足で減少中

  • 安定した収入がなく、新規参入が困難

2. 市場縮小と国際競争の激化

  • 安価な中国・台湾産の抹茶が市場を席巻

  • かつて1,000以上あった西陣織の織元は、今や100以下に減少

3. 認知低下と体験機会の減少

  • 職人の技術を間近で見る機会が少ない

  • 「伝統工芸は特別なもの」「抹茶は難しくて面倒」と感じる若年層が大半


第二章:抹茶ブームの裏で揺れる生産現場 ── 減少する茶農家

宇治茶の約4割を生産する京都府南部和束町にて、海外需要が高まるてん茶の有機農法を学んだ。

世界的な抹茶ブームの中で、日本の宇治抹茶も高い評価を受けています。しかし、その一方で、実際に生産に携わる農家は年々減少し、伝統的な製法を守る職人たちは後継者不足に直面しているのが現状です。需要が伸び続ける一方で生産が追いつかず、安定供給が難しくなっています。 私たちは、宇治の茶農家や地域活性化センターの方々と直接対話し、生産の現場が抱える課題を肌で感じました。

「本当に美味しい抹茶をつくるには手間を惜しまず品質を追求するしかない。」

「しかし、その価値が適正に評価されず、持続的な生産が難しくなっている。」

農家様は口を揃えておっしゃいます。また、供給が限られる中でブランドとしてどのように商品展開を進めるべきか、多くの事業者が模索している状況にヒントを見出すよう取り組んでおられました。


第三章:弊社の具体的な取り組み

1. 西陣織 × インテリア&レンタルサービス

  • 高級インテリアへの展開(アートパネル・壁掛け)

  • 建築家・デザイナーとの協業(オーダーメイド作品を制作)

  • 帯の原画のリースサービス(ホテル・ギャラリー向けに1ヶ月単位で貸し出し)

弊社が販売する西陣織のテキスタイルを用いたガラス皿。高級食器としても、インテリアとしても利用できる。
弊社が販売する西陣織の本図案。手書きかつ一点もののため希少性が高く、特に海外バイヤーに人気である。

2. 宇治抹茶 × 新しい飲用スタイル

  • 哲学的なリブランド(ただの飲料ではなく、自己発見のための時間創出媒体として販売)

  • ボトリングティー開発(低温抽出で抹茶の旨味を最大限に引き出す)

  • ティーペアリングの提案(ワインのように料理と合わせる楽しみ方)

弊社オリジナル宇治産有機抹茶”主仁公”。「人生の主人公は、自分以外他にはない」というメッセージが込められている。
弊社が販売する高山茶筅”真”。抹茶の習慣化を通して、「審美を追求してほしい」というメッセージが込められている。

3. 伝統文化の国際展開

  • 職人技術の映像配信&SNS発信で、世界へ日本文化を発信

  • 海外百貨店・インバウンド向けインテリアショップ・ミシュランレストランと提携

黄檗山萬福寺で開催された中国新春祭に参加し、インバウンド客層の情報収集。潜在顧客のニーズ分析を進めた。
高山茶筅の伝統工芸士様を訪れ、20年を費やす匠の技を撮影させて頂いた。弊社公式YouTubeで発信している。

第四章:弊社の今後の施策と目標

1. 伝統文化を広めるための「SNS発信強化」

目標:SNSフォロワー30,000人(2025年内)

職人の制作過程・抹茶の魅力をリアルに発信

2. 国内外の積極的な展示会・イベント出展

2025年内に、国内外の展示会へ10回以上出展

現地で職人技を伝え、海外へアプローチ

3. 伝統文化の体験型ビジネスモデル確立

レンタルを拡大し、体験型販売を主流に


最終章:私たちの挑戦に、仲間を求めています

アメフト日本代表として、未知の領域に飛び込み続けた経験から、私たちは「挑戦しなければ、未来は変えられない」と確信しています。金融の世界では、市場に評価されない資産は消えていく。しかし、伝統工芸や抹茶文化は、単なる資産ではなく、職人の魂と歴史が紡がれた「文化の遺産」です。だからこそ、私たちは挑戦します。伝統を守るのではなく、活かし続ける仕組みを作り、日本の美を世界へ届けるために、新たな市場を開拓する、日本の伝統文化を未来へつなぐこのプロジェクトに、共感し、支援してくださる仲間を募集しています。

この挑戦を応援してくださる方は、弊社公式インスタグラムのフォローが励みになります。

現状のフォロワー様が8人ですので、9人目、10人目、そして目標の30,000人目となっていただける方を、代表 Asaki 、Taketani 共に心よりお待ちしております。

公式 Instagram:https://www.instagram.com/wmatchaco/

公式 Website:https://www.wmatchaco.com/

お問い合わせはこちら: info@wmatcha.com

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