LVMH メティエ ダール パリのショールームにて卓越した日本のクラフツマンシップを称える特別展「Métiers d’Art du Japon ~ 日本の芸術的な職人技」を開催

10月17日(木)~20日〈日)ショールーム「La Main (The Hand)」にて開催

LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン合同会社のプレスリリース

このたびLVMH メティエ ダールは、今年6月にパリでオープンした芸術的な職人技を讃える初のショールーム「La Main (The Hand)」にて、日本の優れたクラフツマンシップに光を当てる特別展「Métiers d’Art du Japon ~ 日本の芸術的な職人技」を開催いたします。本展は2024年10月17日(木)から20日(日)まで、ギュスターブ・エッフェル設計による歴史的建築にあるショールームにて、日本の豊かな歴史と文化に根差した多彩な工芸品とその職人技が過去・現在・未来を繋ぐ、時空を超えた展示として展開されます。

芸術的な職人技は、その土地の歴史や風土、そして人々の手によって紡がれます。自然の恵みである素材を慈しみ、真摯に向き合うものづくりの精神は、伝統と革新を融合し、卓越したクラフツマンシップへと結実します。本展では、伝統と革新の両立を根底に唯一無二のものづくりの継承と発展を目指すLVMH メティエ ダールの哲学を掲げ、日本の風土・文化・人が生み出す芸術的な職人技を紹介します。その理念を最も体現する第一人者として、五世紀にわたり最高峰の和菓子を作り続ける「とらや」は、本展で紹介される日本が世界に誇る数々の匠の技が誕生したテルワール(風土)に着目し、和菓子づくりの背景や、四季を映した羊羹の数々、古来より親しまれている和菓子の原材料などを披露します。

さらに本展では、各分野の卓越した職人の手による作品が一堂に会します。370年にわたり伝統的な組紐づくりを継承する「道明」は、奈良の正倉院に残る歴史的な組紐の復元や現代的な組紐の展示とともに、熟練した職人が会場にて組紐づくりの実演と体験を提供。有職御鎧司・明珍阿古氏による平安時代の美を今に伝える大鎧、輪島塗に新風を吹き込む「輪島キリモト」の漆器、和装の履物を作り続ける老舗「祇園ない藤」のおこぼや草履、「アシックス」のライフスタイルブランド「アシックス スポーツスタイル」と輪島の職人による金継ぎをほどこした特別なスニーカー、日本で最古の手づくり茶筒専門店「開化堂」の茶筒、伝統的な木桶の製作技法を用いる「中川木工芸」のシャンパンクーラー、日本の香文化を担う松栄堂による会場の香りの演出そしてお香立てや匂い袋、西陣織の老舗HOSOOが樹齢約180年の天然記念物であるしだれ桜を用いた植物染めで製作したアートピースなど、多岐にわたる作品が展示されます。すべての作品が、それぞれの職人技の奥深さと日本の文化の豊かさを象徴しています。

また、異業種間のコラボレーションによってクラフツマンの新たな発展を促すLVMH メティエ ダールならではの展示もご覧いただけます。クロコダイルレザーの鞣しと仕上げ加工のスペシャリストとして国際的に高く評価されているヘンローンレザー社(シンガポール、イタリア)と「金井工芸」による奄美大島の伝統技法「泥染め」が融合した特別なクロコダイルレザー。「土屋鞄製造所」がマゾーニ社(イタリア)の最高峰トスカーナ産カーフレザーを用い「とらや」の羊羹を入れるためのカスタムメイドしたケース。そして、伝統的な日本の金継ぎ技法にインスピレーションを得て、キズのあるクロコダイルレザーを唯一無二のアートピースへと昇華させた作品も展示されます。

さらに「La Main (The Hand)」3Fフロアには、西陣織の伝統的な「紗」の技術を応用したHOSOOのテキスタイルとTeseraのモジュールシステムを用いた現代的な茶室「織庵」が特別に設置され、アポイントメント制にてご覧いただけます。

LVMH メティエ ダール 特別展「Métiers d’Art du Japon ~ 日本の芸術的な職人技」

会期:2024年10月17日(木)~10月20日(日) 

会場:LVMH メティエ ダール ショールーム「La Main (The Hand)」

住所:69 Rue Réaumur, Paris 75002

開館時間:11:00 – 17:00

入場料:無料

特別協力:日本航空株式会社、三菱UFJフィナンシャル・グループ、株式会社Tesera

協力:TOKYO RETURNEES CLUB

LVMH メティエ ダール

2015 年の創設以来、LVMH メティエ ダールは 五大陸にまたがるコミュニティとして活動してきました。 これは、持続可能性に常に重点を置きながらイノベーションを促進し、大幅な排出量削減と生産プロセスの合理化を可能にする、先進的な思考を持つマニュファクチャーと職人のグローバルなネットワークです。ラグジュアリー産業において豊かな伝統と世界トップクラスの専門知識を持つ皮革なめし加工、牧畜、印刷加工、金属加工、繊維やファブリック生産を含む、卓越した技術を誇るサプライヤーの集合体を形成しています。

牛革および羊革に関して言えば、LVMH メティエ ダールはフランス、イタリア、スペインに拠点を築いています。すなわち、原材料供給源となる牧畜についてはドメーヌ・デ・マシーフをパートナーに選び、革なめしと仕上げ加工についてはレ・タンヌリ・ルー、マゾーニ、リバ・ギシャとの提携で、極上のカーフおよびラムスキンの供給を確保しています。レザーのプレタポルテ縫製については、高いノウハウを持つロバンスに投資しています。

エキゾチックレザーに関して同様の取り組みがなされ、LVMH メティエ ダールは、アフリカ、オーストラリア、米国で、「アニマル・ウェルフェア」認証を受けた施設のネットワークを構築することで飼育のトレーサビリティを確保するとともに、クロコダイルレザーの鞣しと仕上げ加工のスペシャリストとて国際的に認知されているヘンローンレザー社(シンガポール、イタリア)を傘下に置きました。またスペインのバレンシアに拠点を置く、リザードやパイソンのなめし加工においてトップクラスの技術を誇るベルデベレーノ社の株式の大部分を取得しました。

LVMH メティエ ダールはまた、欧州やアジアを拠点として、ラグジュアリーメゾンに最高級のメタルピースを供給しているメーカーであるメネガッティ、GBJM、ジェイドをパートナーとして組み入れています。

さらに2022年12月に日本における活動拠点としてLVMH メティエ ダール ジャパンを設立、2023年4月には世界屈指のデニム生産地として知られる岡山県のデニム生地マニュファクチャーであるクロキ株式会社と日本初のパートナーシップを締結しました。

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