子どもは「のどの痛み」に気づきにくい!? ~かぜ薬の臨床試験結果から考察~

大正製薬のプレスリリース

大正製薬が過去に自社で行ったかぜ薬の臨床試験結果(小児(8歳~14歳)が参加した2試験)を分析したところ、小児の約3人に1人は「のどの痛み」に
気づきにくいことが分かりました。
かぜはのどなどの粘膜から始まるため、のどの炎症や痛みに早く気付くことが大切。普段の生活からお子さまののどを意識してみると良いでしょう

◆子どもは「のどの痛み」に気づきにくい?

大正製薬が過去に行ったかぜ薬の臨床試験のうち、小児(8歳~14歳)が参加した2試験について、小児を対象に再解析をしたところ、小児の33.3%は、「のどの痛み*」の自覚症状が、医師の「のどの赤み等の炎症*」の評価よりも低かったことが分かりました。つまり、小児の約3人に1人はかぜの「のどの痛み」に気づきにくい、と考えることができます。ですので、お子さまがのどの痛みに気づいた時には既にひどいかぜになっていることもあるかもしれません。
*臨床試験では「咽頭痛」、「咽頭粘膜(発赤・腫脹)」としてそれぞれ4段階で評価しました

「のどの痛み」と「のどの炎症」の比較
「のどの痛み」と「のどの炎症」の比較
また、お子さまを持つお母さんを対象に「お子さまのかぜの引き始めのサイン」についてアンケートを行ったところ、「鼻水が出る、鼻をすすっている」「せきをしている」といった一目見て分かるような症状についての回答が多くありました。この結果から、やはりお母さんたちもお子さまの「のどの痛み」には気づきにくい、ということがうかがえます。

かぜの引き始め
かぜの引き始め
【調査概要】
調査方法 : インターネットでの調査
調査期間 : 2023年11月13日
調査機関 : 株式会社マーケティングアプリケーションズ
調査対象 : 1~6歳の子どもをもつ30~49歳女性293人
有効回答数 : 293人

◆『のどの痛み』に気づくと何が良いの?

 かぜの症状は、ウイルスなどが気道の粘膜から入り込み、炎症を起こすことで現れてきます。炎症がのどの粘膜から鼻の粘膜へと広がると、のどのはれや痛みの症状とともに、鼻水、鼻づまりの症状も出てきます。つまり、かぜの症状はのどなどの気道粘膜から始まるため、のどの炎症・痛みに早く気づくことはかぜの早期発見につながるのです。
また、炎症を起こすと粘液はドロドロになり、かぜの原因物質(ウイルス等)が増殖しやすくなってしまいますので、早めに気づいて対処することはお子さまのかぜを早く治すことに効果的だと言えるでしょう。

粘液イメージ図
粘液イメージ図

◆子どもの「のどの痛み」に気づくには?

 お子さまののどの痛みはお子さま自身でも気づきにくいため、普段の生活から少し意識してお子さまを見てみてください。例えば、いつもよりもごはんを食べるスピードが遅くなっていたり、あまりしゃべらなくなっていたりすると、のどに何らかの違和感があるのかもしれません。
 また、定期的にお子さまののどをチェックしてみるのも良いでしょう。例えば、毎晩のハミガキのタイミングでのどを覗いてみたりするなど、習慣的にのどをチェックすることでお子さまのかぜに早めに気づくことができると思われます。のどが炎症を起こすと、咽頭が赤くなったり扁桃腺が腫れあがったりしますので、いつもと違うと感じたらかぜの引き始めかもしれないので注意しましょう。

扁桃腺イメージ図
扁桃腺イメージ図

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