株式会社オンワードホールディングスのプレスリリース
株式会社オンワードホールディングスでは、「ヒトと地球(ホシ)に潤いと彩りを」 というミッションステートメントに基づき、地球と共生する経営を推進しています。その一環として、ご愛用いただいた当社の衣料品を回収し、リユース・リサイクルを行う「オンワード・グリーン・キャンペーン」を2009年から実施しています。回収した衣料品の一部から生産したリサイクル毛布は、日本赤十字社の協力のもと、国内外の被災地や開発途上国へ寄贈しています。
第13回目の支援活動先であるラオスは、東南アジア内陸に位置する多民族国家で、およそ50の民族と言語が存在する多様性に富んでいる国です。近年は、都市部で急速な経済成長を遂げている一方、人口の多くが生活している農村地帯や山岳地域は発展から取り残されており、貧富の差が問題となっています。
今回の寄贈先の1つであるウドムサイ県は、ラオス北部の山岳地域に位置するため、乾季の気温が低く、寒さをしのぐ生活物資が必要な貧困世帯が多く存在します。
この度の寄贈では、ラオス赤十字社にリサイクル毛布4000枚を配布しました。毛布は、ラオス赤十字社からウドムサイ、フアパン、シエンクワーン、セーコーンの4つの県の貧困世帯や、孤児などが通う寄宿学校等に配布されるとともに、台風や洪水など毎年甚大な自然災害に見舞われている状況を鑑みて、ラオス赤十字社を通じた緊急支援用の備蓄物資として活用されます。
2023年度上期の「オンワード・グリーン・キャンペーン」では、8.7万名のお客様から43.2万点の衣料品をお引き取りしました。回収した衣料品の一部から新たにリサイクル毛布を生産し、今後も日本赤十字社の協力のもと、国内外の被災地支援などに活用していく予定です。
「オンワード・グリーン・キャンペーン」公式サイトURL:https://www.onward.co.jp/green_campaign/
■寄贈式の様子
寄贈式の様子
毛布を手にした子どもたち
毛布を手にした子どもたち
毛布配布の様子
■オンワード・グリーン・キャンペーンについて
オンワードグループの環境経営推進の一環として、ご愛用いただいた自社の衣料品を利用者から引き取り、可能な限りリユース・リサイクルすることを通じて、衣料品循環システムの構築を目指す取り組みです。2023年上期までで、累計約140万名のお客様から約730万点の衣料品を回収しました。
お引き取りした衣料品は、リサイクルしてRPF(固形燃料)に再生し代替エネルギーとして利用するほか、繊維製品の原料となるリサイクル糸を作り毛布や軍手を生産。毛布は日本赤十字社の協力のもと、国内外の被災地や開発途上国への支援に活用しています。リサイクル毛布による支援活動は今回で13回目の実施となります。東日本大震災被災地や中国・四川大地震被災地、生活困窮者の方々などへ累計41,500枚を寄贈しました。軍手は、災害支援、森林保全、啓蒙活動など様々な場面で配布しています。
また、まだ使用できる一部の衣料品は、環境コンセプトショップ「オンワード・リユースパーク」(東京・吉祥寺/ECサイト)にてチャリティー価格で提供し、その収益を環境・社会貢献活動に役立てています。さらに、2023年からは、地球と共生しながら、ファッションビジネスを元気にすることを目指す『Upcycle Action(アップサイクル・アクション)』 をスタートしました。ファッション企業としてのクリエイション力を生かして、不要になった衣料品から新たな価値を生み出します。
■リサイクル毛布の寄贈による支援活動実績
※第1回~第2回は「UNHCR」を通じて寄贈。第3回以降から「日本赤十字社」を通じて寄贈。
■株式会社オンワードホールディングス 概要
1927年に樫山純三が大阪で樫山商店として創業。88年に社名をオンワード樫山に変更。2007年に純粋持株会社オンワードホールディングスを設立。中核事業会社のオンワード樫山は「23区」「五大陸」などを展開。17年10月にはオーダーメイド業態の「KASHIYAMA(カシヤマ)」をスタート。
代表者:代表取締役社長 保元 道宣
所在地:〒103-8239東京都中央区日本橋3丁目10番5号オンワードパークビルディング
設立:1947年(昭和22年)9月4日
事業内容:純粋持株会社としての、アパレル関連事業、ライフスタイル関連事業を営む傘下関係会社の経営管理およびそれに附帯する業務