AIと人間が創るデザインコンテスト「AIファッションチャレンジ #5」結果発表

OpenFashionのプレスリリース

ファッションと、AIを始めとした最新テクノロジーをかけ合わせたサービス・プロダクトの開発に取り組む株式会社OpenFashionは、生成AIを活用したファッションデザインコンテスト「AI FASHION CHALLENGE #5（エーアイファッションチャレンジ #5）」の結果が決定したことをお知らせします。

株式会社OpenFashion（以下OpenFashion社）は、ファッションとAIを始めとした最新テクノロジーをかけ合わせたサービス・プロダクトの開発に取り組んでいます。今年3月にはAIファッションプラットフォーム「OpenFashion」をオープン。そして8月には生成AI活用支援ツール「Maison AI（メゾンエーアイ）」のβ版を提供開始しました。

8月30日より約1ヵ月にわたり開催していた「AI FASHION CHALLENGE #5」のテーマは「A/W（秋冬）のストリートファッションブランド」。「ストリートファッション」というテーマのもと、自身でコンセプトからデザインまで自由に考えた「ブランド」を、ジェネレーティブAIを活用して生成したアイテムと合わせて参加者には応募いただきました。

コンテスト概要

今回のコンテストは「AI FASHION CHALLENGE」の第5弾です。

「ストリートファッションブランド」というテーマのもと、約1ヵ月におよぶ開催期間中に集まった作品の中からOpenFashion社代表上田を中心とした審査員によって上位3作品が選ばれました。

受賞作品（全3作品）

◆1位：「AR Couture (拡張現実服)」

デザイナー：KUROTORA

ブランドページ：https://openfashion-jp.circle.so/c/ai-fashion-challenge-application/ar-couture

◆2位：「Nebulous Enigma」

デザイナー：proveworks

ブランドページ：https://openfashion-jp.circle.so/c/ai-fashion-challenge-application/nebulous-enigma

◆3位：「Painter’s Palette」

デザイナー：Jay Sng

ブランドページ：https://openfashion-jp.circle.so/c/ai-fashion-challenge-application/painter-s-palette

※他社のブランドロゴなど、他人や応募者以外が所有する著作権、知的財産権その他一切の権利を侵害するもの及びその恐れのあるものをプロンプトに入れたものは、エントリー作品から除外しております。しかしこの点について、「死後100年を経過しているパブリックドメインに関する作品」は例外とした上で審査を行いました。

審査員コメント

■株式会社OpenFashion 代表上田徹

「AR Couture (拡張現実服)」

Apple Vision Proの様な空間コンピューティングが来年から始まっていく中で、ファッションにもメディアとしての表現など様々な文脈が生まれると思っています。AR Coutureは、そういった時代をストリートでの表現として先取りした先進的なブランドだと感じました。

■株式会社OpenFashion COO 上條千恵

「AR Couture (拡張現実服)」

現実世界でも、intelligent textileの分野でコンピュータービジョンと照明光ファイバーを利用して、手や体のジェスチャーを認識したり、色をカスタマイズできるものが開発されています。そのような未来的な技術を応用した新しいブランドとして表現できそうでワクワクしました。

■株式会社OpenFashion 野田光明

「Nebulous Enigma」

伝統的なファッションルールにとらわれずというテーマの通りに新しいストリートを表現しており、一見しただけでコンセプトが理解出来る点が素晴らしいと感じました。ストリートカルチャーを感じられる点も良いです。既成概念を覆すというのはいつの時代のファッションデザイナーとしても重要なポイントなので、哲学的な観点からも一貫しており新たなスタイルを更に提案して頂きたいです。

※3位を受賞した「Painter’s Palette」は一般票の支持を多く集めました