株式会社 ESP総研のプレスリリース
㈱ESP総研(代表取締役 村岡正悦)は、この度、日本ジュエリー協会に加盟しているブランド企業、及びネット検索により無作為に抽出した日本ジュエリー協会に加盟していないブランド企業(401社)に対して、同一の手法にて網羅的に市場調査を実施した。
結婚という人生の大きなイベントに欠かせない婚約指輪。
少子化によって婚姻件数は減少傾向にあるものの、景気等の影響を受けにくく、安定的に需要が推移している。
価値観の多様化および技術力の進歩に加え、近年のコロナウイルスの影響で結婚式を挙げられず、その分、婚約指輪を予定よりも高価なものを購入する傾向にあり、市場における平均単価が上昇する動きも見られる。婚約指輪の品質において、より高品質なものを求める傾向が強くなった世の中とも言える。
婚約指輪の品質において、ダイヤモンド、特にセンターストーンの4C基準(注1)はその婚約指輪の品質に直結することになり、その4C基準は婚約指輪を選ぶ際の重要な判断材料になると考えられる。
そこで、「日本で展開するジュエリーブランド」(注2)の婚約指輪のセンターストーンの4C基準について網羅的に調査をすることにした。
(注1)4C基準とは、4C」は、「カラット」「カラー」「クラリティ」「カット」の頭文字を表わすダイヤモンドの評価基準で、世界的権威のある宝石鑑定期間「GIA」が定めたものである。今では国際的なダイヤモンド評価基準として認知されている。
(注2)日本で展開するジュエリーブランドとは、一般社団法人日本ジュエリー協会の会員及び、無作為にネットで検索したジュエリーブランドを対象としている。
1.調査対象
・婚約指輪に付けているセンターストーンのダイヤモンドの、カラーおよびクラリティの制限を調査
2.調査対象件数
・日本ジュエリー協会に加盟しているブランド企業、及び日本ジュエリー協会に加盟していないブランド企業でネット検索無作為に抽出したブランド企業401社
3.調査期間
・2021年4月11日~2021年7月2日
4.調査結果 *当該調査であるが、㈱ESP総研 ジュエリー業界 担当調査チームが、一定の調査手法で独自に調査した内容である。
カラーがF以上、且つクラリティがVS2以上の制限を設けているブランド企業は以下の21社/22ブランドであった。
1. ウェレンドルフ・ジャパン株式会社(Wellendorff、ウェレンドルフ)
2.リシュモンジャパン株式会社(Van Cleef & Arpels、ヴァン クリーフ&アーペル)/リシュモンジャパン株式会社(Piaget、ピアジェ)
3.シャネル合同会社(CHANEL、シャネル)
4.ハリー・ウィンストン・ジャパン株式会社(HARRY WINSTON、ハリー・ウィンストン)
5.株式会社HELICAL CHORD (HELICAL CHORD、ヘリカルコード)
6.株式会社AbHeri(AbHeri、アベリ)
7.有限会社EYEFUNNY(EYEFUNNY、アイファニー)
8.クリスチャン・ディオール株式会社(DIOR、ディオール)
9.スウォッチ グループ ジャパン 株式会社(OMEGA、オメガ)
10.株式会社内原(SA BIRTH、サバース)
11.株式会社ケリングジャパン(GUCCI、グッチ)
12.Repossi Japan株式会社(REPOSSI、レポシ)
13.株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツ(4℃、ヨンドシー)
14.株式会社ザ・キッス(THE KISS、ザ・キッス)
15.株式会社仲庭總本店(Nakaniwa、ナカニワ)
16.株式会社和光(WAKO、ワコウ)
17.株式会社サザビーリーグ(agete、アガット)
18.株式会社ウエディングベル(ANCRAGE、アンクラージュ)
19.株式会社柏圭(NIESSING、ニーシング)
※記載会社は日本輸入販売総代理店
20.株式会社碌山(sowi、ソーイ)
21.イー・エム・デザイン株式会社(e.m.、イーエム)
上記企業21社/22ブランド(調査対象企業401社の5.2%)が、「婚約指輪センターストーンの品質基準」が高い企業/ブランドと言える。
以上