11月17日の世界早産児デーにちなみ、母乳バンクのドナーミルクを利用された赤ちゃんとご家族の座談会を開催

ピジョン株式会社のプレスリリース

 ピジョン株式会社(本社:東京都、社長: 北澤 憲政)は、母乳バンク支援活動の一環として、2021年11月7日(日)に日本母乳バンク協会が主催した「母乳バンクのドナーミルクを利用された赤ちゃんとご家族の座談会」を事務局としてサポートいたしました。当日は、ドナーミルクを利用したご家族11組と新生児科医・看護師13名にご参加いただきました。

 

 

*写真はご家族に確認させていただいた上で掲載しております。

 今回の座談会は、11月17日の「世界早産児デー」を前に、実際にドナーミルクを利用されたご家族の想いを理解し、医療の現場において、利用者ご家族へのより良いケアとは何かを考えるため、また、社会に母乳バンクの存在をもっと発信していくために、はじめて開催いたしました。当日は、ドナーミルクを利用された当時の状況やお気持ちなどを伺いました。

<当日の参加者の声(一部抜粋)>

  • 出産前に母乳バンクやドナーミルクついて一切知らなかったので、妊娠中から目に触れ知っておけたらよかった。
  • 先生方からドナーミルクを飲む量が増えていくのを教えてもらうことで子どもの成長を感じられて嬉しかった。
  • 小さな赤ちゃんを救いたいという善意でドナーになってくれたお母さんに感謝を伝えたい。
  • ドナーミルクを初めて知ったので「大丈夫なのか」という不安と、「初めは自分の母乳を飲ませてあげたい」その当時複雑な気持ちはあったが、母乳がいいというのは理解したので必要だと思った。

 
 今回、ドナーミルクを利用されたご家族から伺った内容は、予期せず突然ドナーミルクを提案された場面でご家族に起こりうる、さまざまな感情や直面する多様な問題に対し、お気持ちの整理や判断でお困りになった際に少しでも役立てていただけるよう、「ドナーミルクを利用するご家族のための情報」としてまとめる予定です。
 当社は、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にするため、今後も日本での母乳バンクの普及に向けた支援、また、母乳バンクの仕組みを確立するための包括的な支援を推進してまいります。

母乳バンクについて
 2002年にWHO (世界保健機構) より「母親の母乳が得られない場合は、ドナーミルクが第一選択である」と推奨されたことをきっかけに、世界50カ国以上で600カ所を超える母乳バンクが開設されています。
 日本では、2013年に昭和大学江東豊洲病院内にて国内初となる母乳バンクが設立されました。しかし、ドナーミルクが必要な赤ちゃんは年間3,000~5,000名※と言われ、施設数が不足している現状があります。
 2017年5月に設立された一般社団法人 日本母乳バンク協会では、日本の新生児医療において「母乳」の活用を促進することを目的として、様々な活動を行っています。
※日本の1,500g未満で生まれる赤ちゃんは年間6,500人。そのうち、何らかの理由で自分の母親から母乳を得られない赤ちゃんの想定人数。
日本母乳バンク協会ホームページ https://jhmba.or.jp/

ピジョン ちいさな産声サポートプロジェクトついて
 早産で生まれた赤ちゃん、低体重で生まれた赤ちゃん、病気や外的疾患で治療が必要な赤ちゃんなど、専門的なケアが必要な赤ちゃんとご家族向けの活動です。それぞれの赤ちゃんの状態や成長段階に合わせた商品の提供はもちろん、ご家族向け情報ブックの提供やイベントの開催、病院への寄付などを、世界各国で行っています。

ちいさな産声サポートプロジェクト特設サイト https://www.pigeon.co.jp/csr/tinycry/

 

世界早産児デー(World Prematurity Day)
 世界の早産における啓発のため、新生児ケアのためのヨーロッパ財団(EFCNI)および提携している家族会によって毎年11月17日に制定されました。世界早産児デーは、家族、医療従事者、研究者、そして早産の影響を受けている世界中の人々が、早産という重大な問題について共に啓発活動を行う機会です。

 

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