河北新報社が環境保全を身近に感じてもらう新たなメディアとしてエコバッグを企画・製作。廃棄予定の漁網を再利用した「e-umi bag(いーうみ ばっぐ)」

株式会社 河北新報社のプレスリリース

株式会社河北新報社(宮城県仙台市青葉区 代表取締役社長:一力雅彦)は、環境保全を身近に感じてもらうことを目的として、廃棄予定の漁網を再利用したエコバッグ「e-umi bag」を製作し販売いたします。

 豊かな海に囲まれた島国である日本で、深刻な問題となっているのが海洋汚染。海洋に流出したプラスチックごみの発生量は、年間2万〜6万トンにもなるといわれています。[*1]

 河北新報社は、全国有数の水産県[*2]である「宮城の大切な資源である“海”を守りたい」という思いから、環境保全の大切さへの興味を促す新たなメディアとして、「e-umi bag」を製作しました。

 「e-umi bag」は、廃棄されるはずだった漁網からなるエコバッグです。宮城県漁業協同組合の協力のもと、宮城県で漁業をされている方に一軒一軒連絡をし、廃棄予定の漁網を探すところから始まりました。宮城県石巻市で譲りうけた漁網は、エコバッグの素材として生まれ変わらせるため、海藻や浜の砂、潮の香りを綺麗に洗い、黒色とえんじ色に染め直しました。見違えるほど綺麗になった漁網は、一つずつ手作業で裁断、縫製、包装。荒波を乗り越えてきたタフさを持つ反面、細やかな網目は機械で加工するには向かない素材のため、熟練の職人の手によって丁寧に作られていきます。金具に紐を通すことで、一枚の網がバッグになる仕様は、漁をイメージしてデザインされました。合成洗剤を使わずに洗浄したり、パッケージやタグに再生素材を使用するなど、細部まで環境に配慮しました。

 宮城県の百貨店「藤崎」、世界中の高品質な日用品を取り扱うセレクトショップ「New Stand Tokyo」、その他オンラインサイトにて販売をいたします。売り上げの収益は海洋環境保全を行う一般社団法人「石巻海さくら」に寄付をいたします。

[*1]環境省 海洋ごみをめぐる最近の動向より引用(平成30年)
[*2]宮城県の漁業生産量(トン)全国3位、産出額(額)全国4位(平成30年)/宮城の水産業(パンフレット)より参照

 

  • コンセプト

 

  • 「e-umi bag」商品概要

タフさとしなやかさを兼ね備える漁網を再利用したエコバッグ。金具に紐を通すことで、一枚の網がバッグになる仕様は、漁をイメージしてデザインされました。黒色とえんじ色の2色展開。

1.物をのせる1.物をのせる

2.金具に紐を通す2.金具に紐を通す

3.さらに通す3.さらに通す

4.完成!4.完成!

・  商品名 :e-umi bag(いーうみ ばっぐ)
・  発売日 :2021年10月27日(水)
・  価格  :3,278円(税込)
・  販売個数:100個限定発売
・  素材  :網部分 ナイロン100%/その他生地部分 リサイクルポリエステル100%
・  販売店舗:
◇藤崎(宮城県仙台市青葉区一番町3-2-17藤崎大町館4階伊達クラフト)
◇New Stand Tokyo(東京都港区六本木7丁目2−8 WHEREVER 1F)
◇New Stand Tokyoオンラインストア(https://shop.newstand.jp/
◇JFみやぎWEBショップ(http://www2.enekoshop.jp/shop/jfm-webshop/
◇47CLUB( https://www.47club.jp/08M-000006/goods/detail/10165286/
・  一般からの問い合わせ先:河北新報社 東京支社営業部(tokyo@po.kahoku.co.jp)
・  企画製作:河北新報社
・  企画協力:宮城県漁業協同組合
・  協賛:サラヤ株式会社、サッポロビール株式会社、ルートインジャパン株式会社
・  メイキングムービー:https://youtu.be/hv6vvKqA9_I

 

 

  • 「e-umi bag」製作協力先

<漁網提供>
宮城県石巻市で漁師として暮らす平塚善満(ひらつかよしみつ)さんより、破棄する予定の漁網を譲っていただきました。譲りうけたのは、平塚さんが8年間愛用していた漁網。破れては自らの手で編んで修繕し、大切に使ってきたものの、昨今の強い日差しや、異常発生した蟹のハサミなどにより、傷みが顕著になり、やむなく廃棄することになったといいます。「廃棄する前に再利用を試みているものの、大きな漁網を余すことなく使い切るのには限界がある。今回の試みで別の使い道が見つけられたら嬉しい」と、平塚さんも期待を寄せてくださいました。

 

<漁網の洗浄・色付け・加工>

ご協力いただいたのは、デニムを中心に洗い・染め・加工を行なっている岡山県倉敷市にある備南染工の清板俊学(せいたとしたか)さん。創業100年の歴史の中でも、漁網を扱うのは初めてでした。石巻から届いた漁網は、動かす度に工場に砂埃が舞うほどだったと言います。清板さんは「少しでも環境に優しくなるように」と、合成洗剤は使わず、水温を巧みに調整しながら洗浄。見違えるほど綺麗になった漁網は、一つずつ熟練の職人の手によって加工していきました。

 

  • e-umi miyagiについて

宮城県仙台市に本社を置く地方新聞社・河北新報社の「宮城の大切な資源である“海”を守りたい」という思いから、読者や県内の方に、宮城の環境保全をより身近に感じてもらうための活動「e-umi miyagi」を発足。今回は、廃棄される漁網を再利用したエコバッグ「e-umi bag」を製作・販売します。

 

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