H&M、ボードゲームを遊びながらサステナビリティについて学べる「H&M サステナすごろく」を展開

H&Mのプレスリリース

ファッションとクオリティを最良の価格でサステナブルに提供するH&M(エイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン株式会社 本社:東京都渋谷区宇田川町33-6 代表取締役社長:ルーカス・セイファート、以下H&M)は、よりサステナブルなファッションを推進する一環として、購入時に使用される包装・パッケージを活用し、お客様がボードゲームで遊びながらサステナビリティについて学べる「H&M サステナすごろく」を、10月4日(月)より期間限定で展開します。
 

気候変動をはじめ、地球環境への負荷による影響は年を追うごとに顕在化しています。ファッション業界全体が直面する課題も多くある中、H&Mでは、環境や社会に与える負荷を軽減し、サステナブルにファッションを楽しめるよう、資源を最大限に活用し、廃棄物を最小限に抑える循環型ファッションを目指して様々な取り組みを行っています。そして、サステナブルなファッションを実現するためには、企業だけでなく、 お客様との協同が不可欠であると考えています。

アクションの第一歩として重要なのは「Conscious(コンシャス)」、つまり「意識する」こと。まずは地球環境とファッションの関係を知り、未来のためのアクションを考えるきっかけが必要だと考え、これまでにもファッションとサステナビリティの関係が分かる期間限定のコミュニティサイト「Always be Conscious(ABC)」の開設や、お客様の環境に配慮したアクションを推奨する「Consciousポイント」の付与などを展開しています。

今回導入する「H&M サステナすごろく」は、さらに多くのお客様がファッションとサステナビリティの関係や、日常で取り入れられるアクションなどについて、楽しみながら学べるように、ボードゲーム形式でお届けするものです。
 

  • H&M サステナすごろくについて

「H&M サステナすごろく」は、サステナブルなファッションの未来に向けたアクションを学べるボードゲームです。プレイヤーはゴールに向けてコマを進め、その道中でファッションの現場で生じている環境負荷や、それを軽減するために、日常で取り入れられるアクションを知ることができます。ゴールに設定した2030年は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のマイルストーンでもあり、H&Mでも、使用するすべての素材をリサイクル、またはサステナブルに調達されたものへと切り替えるという目標に掲げている年でもあります。
 

素材を有効活用する観点から、公式オンラインストアでの配送時に使われるボックスや、店頭で有料販売しているショッピングバッグの内側にボードゲームを印刷しています。ボックスやショッピングバッグを繰り返し使用した後、廃棄する前に切り開くとボードゲームとして再度ご利用いただけるようになっており、これは、製品寿命を延ばすためにリペアやリメイクなどを通して製品に新たな命を吹き込むという、H&Mの循環型ファッションへの一部取り組みから着想を得ています。

なお、ボックスおよびショピングバッグは主にFSC認証(森林認証制度)を得た素材でできており、すごろくのサイコロには回収された繊維廃棄物をフェルト化し、特殊な圧縮加工を施すことにより新たな素材に変化させたアップサイクルボード®を用いています。また、すごろくの印刷時には、石油系溶剤の含有量を減らし、大豆油などの再生可能な植物油および、それらを主体とした廃食用油などを再利用した再生油からできた植物油インキを使用するなど、環境への負荷を最小限に抑えた方法で作成しています。すごろくとして繰り返し遊んだ後は、リサイクルも可能です。なお、ボードゲームが印刷されたボックスやショッピングバッグは一部サイズのみで展開され、ショッピングバッグは、グリーンタグ付の商品をお買い求めいただいたお客様にのみ配布いたします。また、ボックスおよびショッピングバッグ共に、上限数に達し次第終了いたします。
 

 

10月4日(月)から10月13日(水)までの間は、当ボードゲームのテーマに合わせたウィンドウや、一部に印刷物を用いた内装をH&M新宿店限定で展開します。この印刷物においても、PVCや可塑剤(かそざい)を使用していない、環境に配慮した素材を使用しており、印刷時には「GREENGUARD Gold認証(※)」を取得したインクを使用しています。
※GREENGUARDは、米国の第三者安全科学機関であるUL社が実施する、室内空間における化学物質排出に関する環境認証制度です。公平な経験科学データに裏付けされた情報を基に、化学物質の室内空間への排出量が少なく、より環境に配慮された製品が認証を受けられます。
 

 

  • H&Mのサステナビリティへの取り組みについて

H&Mでは、資源を最大限に活用し、廃棄物を最小限に抑える循環型ファッションを目指して取り組みを行っており、いくつかの野心的な目標も掲げています。2025年までに、リサイクル素材の使用を全体の30%にまで引き上げるという目標を今年新たに定めたほか、2030年までに、使用するすべての素材をリサイクルまたはサステナブルに調達された素材に切り替えることも目指しており、現在64.5%がそれに値します。

サステナブルなファッションの未来を共に目指すにあたって、お客様にもご参加いただける様々な施策も行っています。

古着回収サービス

H&Mの全店舗にて展開している古着回収サービスは、ブランドや状態を問わず、不要になった衣類を回収し、一袋につき次回のお買い物時に使える500円OFFクーポン1枚と引き換える(オンライン会員にはデジタルクーポンを発行)ものです。穴のあいた靴下や、擦り切れたタオルでもお持ち込みいただけるほか、カーテンやシーツなどのホームテキスタイルも受け付けています。回収された衣類は、300以上の基準に従ってリウェア、リユース、リサイクル、エネルギーのいずれかに仕分けられます。

グリーンタグ

お客様が簡単に、よりサステナブルな素材を用いた商品を選択いただけるよう、リサイクルまたはサステナブルに調達された素材を50%以上使用している商品(※)には、素材の名称と内訳を記載したグリーンタグを付けています。これら商品は、公式オンラインストアでは「Conscious」と記載があります。
※一部リサイクルコットン製品は耐久性、現在の技術の限界により20%の配合でタグを添付。

革新的な素材

H&Mでは革新的な素材も積極的に使用しています。これまでにもブドウの皮や茎を原料としたヴィーガンレザーや、ジュースを作った後に残る柑橘類の皮から作られたシルクのようなオレンジファイバー、回収された漁業用の網や残布などからできたリサイクルナイロンなど、廃棄物を活用した革新的な素材を使用しています。
 
包装・パッケージ

循環型へのアプローチの一つとして、H&Mでは包装・パッケージ戦略において、2025年までに、自社製品にて使用するすべての包装・パッケージをリユース、リサイクル、もしくは堆肥化可能なものへと切り替え、また同年までに、自社内で発生する包装・パッケージ廃棄物を100%リユースもしくはリサイクルするという目標を掲げています。これに先立ち、ショッピングバッグの全体的な使用量を削減し、廃棄物を減らすことを目的として、2018年にはショッピングバッグの紙製化、および有料化を開始し、お客様のご協力により2020年度は使用量が59%削減しました。また、2021年10月1日(金)からはオンラインストアの包装・パッケージをプラスチック製のものから紙製のものへと順次切り替え、不要なプラスチック製パッケージを廃止するための重要な一歩をさらに踏み出しました。

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