㈱ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動「SARROWS」 2030年に向けた3つの活動目標に対する実績と進捗の報告(2025年4月~2026年3月)

株式会社ユナイテッドアローズのプレスリリース

株式会社ユナイテッドアローズ(代表取締役 社長執行役員 CEO: 松崎 善則、本社所在地:東京都渋谷区)は、サステナビリティ活動のスローガン「SARROWS(サローズ)」のもと、2022年8月に、2030年に向けた3つの活動目標:「Circularity(循環するファッション)」、「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」、「Humanity(健やかに働く、暮らす)」を掲げ、各種活動を推進しています。2025年4月~2026年3月までの主な活動と数値目標に対する実績をご報告いたします。

*2024=2024年度(2024年4月~2025年3月)、2025=2025年度(2025年4月~2026年3月)、2030=2030年度(2030年4月~2031年3月)

■2025年4月~2026年3月のサステナビリティ活動「SARROWS」の実績と総括

 1、「Circularity(循環するファッション)」について

繊維製品の廃棄率

2024年0.01% → 2025年0.00%

商品の廃棄率

2024年0.10% → 2025年0.04%

環境配慮商品の割合

2024年8.8% → 2025年10.3%

2025年度は、繊維製品・商品の両方で廃棄率が改善し、2030年目標を達成しました。特に繊維製品の廃棄率は0.0005%となり、実質的にゼロ水準まで低減しています。また、環境配慮商品の割合も10.3%となり、前年から1.5ポイント向上しました。

 

廃棄率改善の背景には、リサイクルの対象品拡大や工程見直しがあります。繊維リサイクル委託事業者を変更し、これまで対象外だった付属品付き商品のリサイクルが可能となり、リサイクル率が向上しました。また、繊維製のバッグやキャップなどに使用される金属やプラスチックなどの硬素材を取り除く運用を開始したことで、従来は廃棄していた商品の再資源化も進展しました。

 

「Circularity(循環するファッション)」の主な取り組みは以下の通りです。

 

・商品廃棄の極小化に向けた具体的な取り組み

商品および繊維製品の廃棄状況を継続的にモニタリングし、サプライチェーン全体での品質管理を推進しました。また、スローセラー商品の販路拡大やリサイクルを継続し、廃棄量削減に努めました。

 

・リサイクルスキームの高度化

繊維リサイクル委託事業者の見直しにより、回収対象品の幅を拡大しました。さらに、硬素材を含む商品の分別運用を新たに導入し、これまで以上に多くの商品をリサイクルへ回せる体制を整備しました。

 

・環境配慮素材の活用拡大

環境配慮商品の割合は10.3%となりました。使用素材ではキュプラ、リサイクルポリエステル、オーガニックコットンが引き続き中心となり、再生スポンジや再生プラスチックなど副資材領域での活用も拡大しました。

  

・衣料品回収活動の推進

Circularity(循環するファッション)」の各目標達成に直結するものではありませんが、新しい取り組みとして、2026年3月より東京・千駄ヶ谷の本社オフィスおよびその1階の「UNITED ARROWS LTD. STORE」に衣類回収ボックスを設置しました。社員および来店者へリユースとリサイクルを自ら選択する体験機会を提供し、循環型ファッションへの理解促進を図っています。

2、「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」について

CO₂排出量削減率(Scope1・2)

2024年△32.5% → 2025年△40.0%

CO₂排出量削減率(Scope3)

2024年+2.8% → 2025年+24.4%

再生可能エネルギー使用割合

2024年24.6% → 2025年41.9%

Scope1・2については、2030年目標(△30%)を大きく上回る△40.0%を達成しました。再生可能エネルギー使用割合も17.3ポイント向上し、41.9%となっています。主な要因は、当社店舗が入居する大規模商業施設において再生可能エネルギーへの切り替えが進んだことです。再生可能エネルギーを利用する拠点数は109拠点となり、前年から50拠点増加しました。

一方で、Scope3については事業拡大に伴う商品調達量の増加などにより削減率が低下しました。今後は環境配慮素材への切り替え等を反映した算定方法の導入で、より精度高く排出量を把握・分析し、調達段階での排出量削減施策を推進してまいります。

 

「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」の主な取り組みは以下の通りです。

 

・再生可能エネルギー導入の推進

商業施設との連携を強化し、再エネ導入状況の調査と情報交換を継続。再生可能エネルギー導入拠点は109拠点まで拡大しました。

 

・環境配慮素材の活用拡大

環境配慮商品の開発と拡販を進めることで、サプライチェーン全体の環境負荷低減に取り組みました。

 

・CDPの気候変動分野および水セキュリティ分野でA-評価を取得

当社は、企業などの環境情報開示システムを提供する国際的な非営利団体CDPによる2025年度評価において、「気候変動」分野および「水セキュリティ」分野でリーダーシップレベルの「A-(Aマイナス)」評価を取得しました。これは気候変動への対応や情報開示、水資源管理に関する取り組みが評価されたものです。今後も温室効果ガス排出量の削減や資源循環の推進に加え、サプライチェーンを含めた環境課題への対応を強化してまいります。

また、CDPが実施する「サプライヤーエンゲージメント評価」においても、サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みが評価され、2年連続で最高評価の「Aリスト企業」に選定されています。

 3、「Humanity(健やかに働く、暮らす)」について

行動規範同意書の取得率

2024年77.2% → 2025年89.3%

従業員エンゲージメントスコア(eNPS)

2024年△45.6 → 2025年△42.2

従業員意識調査 肯定的回答率

2024年73.8% → 2025年75.9%

商品調達取引先様向け行動規範の同意書取得率は89.3%まで向上し、2030年目標である100%達成に向けて着実に進展しました。また、従業員エンゲージメントスコアや意識調査の肯定的回答率も改善しています。

 

「Humanity(健やかに働く、暮らす)」の主な取り組みは以下の通りです。

 

・取引先工場への監査強化

健全なものづくり環境の実現に向け、国内外の取引先工場に対し実地監査およびセルフ監査を実施。2025年度は海外工場への取り組みを強化し、ベトナムの工場2社で実地監査を行うとともに、これまで監査実績のなかった海外縫製工場81社にセルフ監査を実施しました。

 

・サプライチェーン管理の高度化

年間生産委託数量や仕入金額などをもとに工場の優先順位付けを行い、リスクベースで監査対象を選定する仕組みへ移行しました。

 

・サステナビリティに関する社内浸透活動

従業員の主体的な参画を促すため、社内報やセミナーを通じた継続的な情報発信を行うとともに、新たに衣類回収活動を開始。「知る・考える・実践する」のサイクルを通じて、SARROWS活動への理解と参加の拡大を図りました。

  

■当社のサステナビリティ活動「SARROWS(サローズ)」について

「SARROWS(サローズ)」とは、ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動の合言葉で、「Sustainability」の「S」と、「ARROWS」の「A」を掛け合わせた造語です。

2020年4月、当社はサステナビリティ推進の指針として5つのテーマと16のマテリアリティ(重要課題)を定めました。さらに、2022年8月、2030年に向けた3つの活動目標:「Circularity(循環するファッション)」、「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」、「Humanity(健やかに働く、暮らす)」と、この3つのカテゴリーに紐づく数値目標を設定しました。これらの目標の実現を目指し、具体的な取り組みを進めるとともに、その進捗状況を積極的に情報発信していきます。

https://www.united-arrows.co.jp/sustainability/

■株式会社ユナイテッドアローズについて

1989年創業。独自のセンスで国内外から調達したデザイナーズブランドとオリジナル企画の紳士服・婦人服および雑貨等の商品をミックスし販売するセレクトショップを運営しています。「ユナイテッドアローズ」「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」等のブランドやレーベルを展開。

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