タブロイド冊子「服と水」発刊のお知らせ

服と水との関係性をめぐる課題と可能性 ——つくる・染める・洗う、その裏側をひらくインタビュー集

一般社団法人unistepsのプレスリリース

FASHION REVOLUTION JAPAN(運営:一般社団法人unisteps)は、服と水との関係性をめぐる課題と可能性を国内外の有識者へのインタビューから探るタブロイド冊子「服と水」を、2026年5月に発刊します。FASHION REVOLUTION は2013年に発生したラナ・プラザ崩壊事故をきっかけに英国で始まった、ファッション産業の透明性と公正性を求める世界的なムーブメントです。日本では2014年より活動を開始し、生活者・企業・行政・メディアなど幅広い層に対して、ファッションの裏側にある社会課題を問い続けています。

本年は、繊維・ファッション産業の水リスクに着目し、その課題と未来への展望をまとめたタブロイド冊子を製作しました。服の一生の中で、水の汚染へのインパクトが最も多い工程である「原材料の生産(コットンの栽培や石油の採掘)」、「染色加工(色を染めたり機能素材を付加する)」、そして家庭での「洗濯」について、関係者への複数のインタビューを通して、どのように服をつくる未来がありうるのか?日々の洗濯をどのように実施すればいいのか?時間や主体のスケールを行き来しながら服と水の関係性を模索します。

■    冊子概要

巻頭インタビューは、数々の賞を受賞し、30ヶ国語に翻訳されたベストセラー『氷河が融けゆく国・アイスランドの物語』(英題:On Time and Water)の著者、アンドリ・スナイル・マグナソン。彼は、気候危機という言葉を耳にしながらも、どこか自分ごととして捉えきれずに日常を過ごしている私たちに向けて、気候科学を人生から切り離された遠い話としてではなく、人が生き、互いに影響を与え合う「時間」の物語として語りかけます。10年の執筆期間をかけて言葉とストーリーの力で気候変動を表現したアンドリ氏へのインタビューを皮切りに、国内外で服と水の関係性に関心を寄せ、行動を起こす人々にお話を聞きました。

また、日々の生活の中で、身近な行為である「洗濯」について、そもそも⼈はなぜ洗濯をするのか?という問いに⽴ち返り、穢れや清潔の観点から思考を深めるため、人類学者の酒井朋子さんにお話を伺いました。酒井さんは「脅威とともにある日常」というテーマのもと、民族紛争や戦争、環境汚染や公害を日常生活の視点からまなざし、人類学的な手法と観点から研究を行っています。2024年には、汚れ、けがれを指す「汚穢(おわい)」について、様々なバックグラウンドの研究者がそれぞれの観点で生活環境におけるきたなさやおぞましさを記述した学術的エッセイ集『汚穢のリズム——きたなさ・おぞましさの生活考』(左右社、奥田太郎・中村沙絵・福永真弓との共編著)を出版されました。本書の中でも取り上げられた、洗濯という日常生活の中での行為を取り巻く、穢れと清潔の歴史や人が抱く感覚についてお話を聞きました。

「服と水」目次

l   On Time and Water インタビュー with アンドリ・スナイル・マグナソン

l   服づくりと水

l   水と共存するファッション産業の未来 

l   最小限の水を纏う暮らしへ。最新から伝統まで、注目の4素材

l   土と服をつなぐものづくり

l   自然から学び、未来の素材をつくるということ

l   循環する水、続いていく産地ー尾州産地、70年の歩みとこれから

l   染色新技術のいま

l   人はなぜ洗濯をするのか?穢れと清潔の観点から

l   洗濯で、水と服への関わりを選び直す

■ 冊子配布場所
本冊子は無料で、下記の配布場所にてお手に取っていただけます。配布は2026年5月30日より開始予定です。日常の中で本誌に触れていただく機会を広げるため、配布場所も随時募集しております。本冊子の趣旨にご関心をお持ちの店舗・施設の皆さまは、下記FASHION REVOLUTION JAPAN事務局までご連絡ください。

配布場所一覧は以下よりご確認いただけます。
配布場所リストはこちら

■    発刊記念イベント概要

本誌の発刊を記念して、2026年5月28日に、発刊記念イベントを開催します。東京都心にゆったりと庭木を宿し築60年を超える民家<nadoya yoyogiuehara>にて、ゲストを迎えトークセッションを開催します。本イベントは、人々が集い、交わり、未来に向けて視界を開くプロジェクト「FIRST PLACE(ファースト プレイス)」との共同開催です。

開催日:  2026年5月28日(木)

開催場所:    FIRST PLACE | nadoya yoyogiuehara 東京都渋谷区西原3丁目-19-3

開場:    15:00

[午後の部]  16∶00〜18:00

|対話ゲスト|一ノ瀬メイ 氏(モデル)× 鎌田安里紗(FASHION REVOLUTION JAPAN)

       「服と水の関係性、そしてファッションの未来について」

|料理ゲスト|三原寛子 氏(南風食堂)

|参加費|2,000円(税込)

|定員|10名

[夜の部]  18:30〜20:30 

|対話ゲスト|廣垣和正 氏(福井大学学術研究院工学系部門・教授)× マルティンメンド有加(FASHION REVOLUTION JAPAN)

       「染色工程における課題と未来の染色」

|料理ゲスト|三原寛子 氏(南風食堂)

|参加費|2,000円(税込)

|定員|10名

一般参加お申し込みフォーム:Peatix https://fashionrevolution2026.peatix.com

■トークゲストプロフィール(敬称略)

一ノ瀬メイ(いちのせ めい)

1997年京都府京都市生まれ イギリス人の父と日本人の母の間に生まれ、生まれながらに右腕が短い。1歳半で水泳を始める。2010年のアジア大会に史上最年少で出場し、50メートル自由形で日本記録を更新しての銀メダル獲得。その後およそ10年間に渡り国内、アジア、世界と数多くの大会に出場しメダルを獲得。2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックでは夢を叶え、8種目に出場。2020年、200m個人メドレー(S9クラス)で世界1位を獲得、2021年に9つの日本記録保持者として現役引退を表明した。選手引退後は、モデル、講演家、女優として活躍を広げるとともに、「社会が障害を作っているならば、社会が障害をなくすこともできる。」という想いに基づいた活動を継続している。

廣垣和正(ひろがき かずまさ)

2006年、福井大学大学院工学研究科ファイバーアメニティ工学専攻博士後期課程修了(博士(工学))、独立行政法人科学技術振興機構博士研究員、石川県工業試験場技師を経て、2009年より福井大学大学院工学研究科助教、2012年より同大学大学院工学研究科准教授、2023年より同大学カーボンニュートラル推進本部准教授。

同付属ドラマチック・ウェザーサイエンス研究センター副センター長、サスティナブル・ライフ研究部長、2024年より同大学工学系部門繊維先端工学講座教授となり現在に至る。2026年より産学官連携本部副本部長も兼務。繊維の染色・機能加工に関する研究に従事。

■ 公式サイト・SNS

公式ウェブサイト: https://www.fashionrevolution.org/japan

Instagram: @fashionrevolutionjapan

■    FIRST PLACEについて

ウェブサイト:https://firstplace.nadoya.jp

Instagram:@firstplace.jp

■ 本件に関するお問い合わせ

FASHION REVOLUTION JAPAN 事務局

Email: japan@fashionrevolution.org

■協賛企業

株式会社アバンティ(プリスティン) / 株式会社ゴールドウイン / 豊島株式会社 / 株式会社ユナイテッドアローズ / レンチング社 (テンセル™)

■ 運営主体

一般社団法人unisteps (unisteps.or.jp)

共同代表理事 鎌田安里紗・竹村伊央

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