TOKYO FMのプレスリリース
TOKYO FMでは、2021年9月1日(水)20:30~21:00、TOKYO FM×ユニクロ 防災の日 特別番組『~考えよう、服の備え~』をお届けします。被災地支援活動などを行う一般社団法人「Think The DAY」の代表として「防災」に関して長年 様々な取り組みを続けているタレントの紗栄子、防災システム研究所所長・山村武彦、ユニクロを展開する株式会社ファーストリテイリング ソーシャルコミュニケーションチームリーダー・シェルバ英子が、災害への備え、また、忘れられがちな「衣類の備え」についてチェックリストを元に、ご紹介していきます。(進行:TOKYO FM手島千尋アナウンサー)ぜひお聴きください。
左からシェルバ英子、紗栄子、山村武彦、手島アナウンサー
地震、豪雨、台風…災害が多様化する昨今、防災対策・災害への備えの重要性はより高まっています。多発する災害の被害から啓発され、それぞれの生活様式に合わせた災害へ対策を行っている方は増えてきていますが、まだまだ認知が足りないのが「服の備え」。全国の市区町村に向けた調査では、8割以上の自治体で避難時の「服の備え」がされておらず、食料・飲料品、新型コロナウイルス感染症対策品を優先的に備蓄しているため、衣類を加えられていないことが多いことが分かりました。逆に、生活者向け調査で避難経験者の「避難時に足りなかった・あったら良かった物」として4人にひとりが「服の備え」と回答するなど、いざという時に「服の備え」が必要という調査結果も出ています。
TOKYO FM×ユニクロ 防災の日 特別番組『~考えよう、服の備え~』では、いざという時の服の備えについて、チェックリストを元にご紹介していきます。
番組ゲストには、タレントや実業家として活躍する一方で、主に被災地支援活動などを行う一般社団法人「Think The DAY」の代表として「防災」に関して長年、様々な取り組みを続け、最近では、オリジナルの防災セット「Think The DAYオ リジナル防災セット」を販売し、利益は全額災害支援金にあてるなどの活動も行う紗栄子、防災危機管理アドバイザーとしてメディアでもおなじみの防災システム研究所所長・山村武彦、この20年、世界各地の被災地への支援活動を行うファーストリテイリング(ユニクロ)のソーシャルコミュニケーションチームリーダーのシェルバ英子が登場します。
山村武彦は、昨今の気候変動による災害について「アメダスで観測をはじめた1970年代と現在を10年単位で比べると、降雨量が大幅に増加していて、今まで大丈夫といわれていたところが大丈夫じゃなくなった。2015年以降、ハザードマップは大きく変わり、今は1000年に一度の災害に対応して、対策や準備もギアチェンジしないといけない。また、現在はコロナ禍ということもあり、分散避難が求められ、ひとつの避難所では収容しきれないため、知人宅や親戚宅、ホテル、旅館も駆使した非難を連携し想定しておく必要がある。昨年の熊本での令和2年豪雨の時は、被災者が水・食糧は避難所にあったが、衣類がなく非難する際に濡れてしまい苦労したと聞いた。汚水を吸った衣類は感染症の可能性もあり、服の備えが改めて重要だ」と述べます。
10年以上被災者支援・防災活動を続ける紗栄子は、「特に女性から、下着や生理用品について欲しいとお願いしにくいと聞くことが多かった。下着など、頼む人を選んだり、なかなか人に言いにくいものに関しては、まずは自分できちんと用意しておく方がいい。衣類をきちんと備えておくことで、性犯罪対策になることもある。」と、避難所訪問やボランティア活動の実体験に基づく意見を紹介します。
シェルバ英子は、ユニクロから発表された「服の備え」チェックリストを紹介。「このチェックリストの作成に至る経緯には、これまでユニクロが行ってきた国内外のさまざまな被災地支援、難民支援で、服は人の尊厳を守るものであり、安心感を与えるものという根底がある。これまで何が必要なのか分からなかったことが、最近の水害を経験する中で、経験値が積まれ、チェックリストという形にすることができた。」と、チェックリスト制作の経緯と、服の備えの必要性をシェルバ英子は紹介しています。
番組ではさらに、支援品として送られてくる衣類は、仕分けが必要でボランティアの労力を要することやサイズや季節感などが違い、実際に使用できるものが少ないこと。その結果、避難者の手に届くのが遅くなることが多く、改めて自分で準備することの重要性や、実際に避難する際の服装についての紹介をしています。
今回、服の備えを改めて確認したことについて、紗栄子からは「こうやって改めて可視化されると、特に数字を見ると備えの低さにビックリしました。私自身もチェックリストを見ながら、季節感や(子供については)サイズも定期的に見直すようにしたい。自分で備えることでみんなを守ることのできる優しい日本でありたい」と感想が述べられました。
放送は9月1日(水)20:30~21:00となります。ぜひお聴きください。
- 【番組概要】
◇タイトル: TOKYO FM×ユニクロ 防災の日 特別番組『~考えよう、服の備え~』
◇放送日時: 2021年9月1日(水)20:30~21:00
◇出演 : ゲスト 紗栄子、山村武彦(防災システム研究所所長)、シェルバ英子(ファーストリテイリング ソーシャルコミュニケーションチームリーダー)
進行 手島千尋(TOKYO FMアナウンサー)
- 参考
■「服の備え」チェックリストについて
自治体や被災経験者のアンケート結果を踏まえ、災害時の備えを行う際に活用いただけるよう、有識者とともに、避難時に必要な服の一覧をチェックリストにまとめました。
チェックリストが確認できる「緊急災害への服の備え」ページはこちら。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/society/emergency_support/disaster_prevention/
これまでの緊急災害支援の取り組み詳細はこちら。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/society/emergency_support/archive/
その他ユニクロのサステナビリティの取り組み詳細はこちらをご覧ください。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/
■Think The DAYについて
タレントで実業家でもある紗栄子が代表理事を務め、主に被災地支援活動などを行う一般社団法人であり、災害が発生した「その日」から動き出せるよう、「予防支援」を行う団体。賛同頂いた皆様からの寄付で事前に物資をストックし、災害が発生した際、即座に対応できるよう「DAY1からの被災地支援」を目指す。2019年10月に設立。
災害時などでの活動が中心ではあるが、コロナ禍では、2020年5月にチャリティーTシャツを企画販売し、利益を医療用防護マスクや防護服を購入に充て、医療従事者 (病院やクリニック)に物資を提供。また、2021年2月には食料調達が困難な 自宅療養者に向けた「 Think The DAYオリジナル自宅待機用備蓄セット」
を販売、同年4月には予防支援への啓蒙活動の一環として「 Think The DAYオリジナル防災セット」を販売し、利益はともに全額支援金に充てる。直近では、9月1日より表参道ヒルズのポップアップショップ「IZA with FRIENDS」内にて簡易防災セットである「Think The DAYオリジナル簡易防災セット」を紗栄子プロデュースにより販売。