財布はなぜ、いつもパンパンなのか。”適量財布”という答えが、iF design award 2026に選ばれました。
MINA blueのプレスリリース
MINA blue(代表:酒井健雄、神奈川県横浜市)の革財布「はやみち」が、iF design award 2026を獲得しました。年間10,000点超のエントリーの中で、個人ブランドによる快挙です。
■ iF design award 2026
1953年にドイツで設立されたiF International Forum Designが運営する、国際的権威のあるデザインアワードです。2026年は68カ国・10,000点以上のエントリーに対し、129名の審査員が厳正に審査を行いました。はやみちは、外観・製法を評価する「Form(形態)」と独自性を評価する「Differentiation(差別化)」を中心に、審査5項目すべてでカテゴリ平均を上回る評価を獲得しました。
iF受賞ページ:https://ifdesign.com/en/winner-ranking/project/hayamichi/739465
適量財布《はやみち》とは
キャッシュレス化が進む一方で、日本の多くの財布はいまだに大量の現金を前提とした構造のままです。従来の大容量設計に対し、はやみちは使う人が自ら収納を調整し、更新できる財布として設計されました。フラップは収納量が適量を超えると自然に閉まらなくなり、革の構造そのものが持つべき量を知らせます。スマートフォンでもアプリでもなく、財布の構造が適量を教える設計です。
適量の仕組み
はやみちは、紙幣・カード・硬貨の配置を自由に調整でき、生活リズムや支払い方法に合わせて内部構成を最適化できる財布です。
フラップは収納量が適量を超えると自然に閉まらなくなり、持つべき量を感覚的に知らせます。前ポケットでは革の内側の毛羽立ちがカードを掴み、少ない枚数でも安定して保持します。後ろのポケットでは革が受け皿となり、毛羽立ちが滑り止めとして働き、フラップが硬貨の飛び出しを防ぎます。構造全体が、自然な動作の中で整った使い方へと導く設計です。
構造と製法
財布の大部分を一枚革で仕立て、裏地と金具を使わない構造です。形は革の張力だけで保たれ、縫製を最小限に抑えることで、針穴や糸の擦れによる摩耗を防ぎます。この「一枚革構造」により、張りと柔軟性のバランスを長期にわたって維持します。
前面ポケットは、曲げわっぱなどの桜皮綴じに着想を得た「革綴じ製法」による筒型構造で、縫い目をなくすことで裂けにくくしています。
素材
素材には、MINA blueのアドバイザー・皆川文博氏と橋本製革所が共同開発し、10年をかけてMINA blueが初めて量産化した「熟成クロムレザー」を採用しています。一般的な鞣し加工の約2倍量の薬剤を繊維深部まで浸透させた高密度レザーで、柔軟性と安定性を長期にわたって保ちます。使い込むほどしなやかさを増しながら形を保ち、時間とともに使い手の癖や動きを吸収して、量産品から自分だけの道具へと育っていきます。
サステナビリティ
はやみちは、細部から製造体制まで一貫して持続可能性を追求しています。縫製を最小限に抑え金具を持たない「リペアブル構造」が、修理しやすく長く使える設計を実現します。素材に採用した熟成クロムレザーは、高密度な繊維構造が長期使用による劣化を抑え、再加工の頻度を減らすことで環境負荷の低減にも貢献しています。そして原皮の調達から鞣し・製作まで国内で一貫管理する「ローカルサプライ」により、品質の安定と持続可能な供給体制を確立しています。
■ 商品情報
商品名:はやみち(革財布)
カラー:ナチュラル、ブラック
商品ページ:https://mina-blue.com/pages/products-wallets
■ブランド概要
MINA blue(ミナブルー)
設立 2021年
代表 酒井健雄
所在地 神奈川県横浜市
事業内容 革製品の企画・製造・販売
Instagram https://www.instagram.com/_minablue_/