国産衣料品比率1.4%時代に提案する日本製の定番ジャケット。立体縫製で疲れにくい『モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー』3月25日発売【エス エッセンシャルズ】

設立50周年 “福島ファクトリー”の技術を背景に『100年コート』 に並ぶジャケット開発

株式会社三陽商会のプレスリリース

三陽商会が展開するブランド「エス エッセンシャルズ(S.ESSENTIALS)」メンズは、当社のものづくりを象徴する『100年コート』に並ぶ上質な定番ジャケットを目指して開発する紺ブレザーシリーズの3品目として、新商品『モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー』を3月25日(水)より「エス エッセンシャルズ」を展開する6店舗および三陽商会公式オンラインストアで順次発売します。本商品は“ジャケットは疲れる” という概念を覆すため、長時間着用してもストレスを感じにくい着用感を目指して開発するシリーズの新モデルです。

生産は、2026年に設立50周年を迎えたスーツ・ジャケット専業工場「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」(福島県福島市)で行い、前肩縫製や一枚襟、総毛芯(けじん)仕様など、美しいシルエットと着心地の良さを両立する立体縫製技術を駆使して仕立てています。

本シリーズは2025年秋からビジネス向けのブレザー2型を展開しており、今回スポーティなアイビーブレザーを加えることで、現代の働き方や日常に応じて装いの幅を広げる1着としてご提案します。生地は深みのあるネイビーのウールモヘヤ生地を独自に開発し、肩への負担を軽減する構造やパーソナルオーダーブランドで培ったサイジングの知見を取り入れ、既製服でも自然に体へ沿う着心地を目指した設計としています。

また、衣料品の国内生産比率が低下する中、日本製の良質な衣料品を継続的に届けることは、国内に自社工場を持つ当社の重要な役割であり、本商品もそうした取り組みの一つとして開発しています。

立体縫製で疲れにくい『モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー』(ブランド:「エス エッセンシャルズ」メンズ) 

■開発の背景  

衣料品の国産比率「1.4%」 ~ 縮小が続く国内生産と三陽商会の役割 ~

国内の衣料品生産は縮小が続いており、2024年に日本で供給された衣料品のうち国産品が占める割合は数量ベースで1.4%(※1)と過去最低を更新しました。縫製工場の廃業や人材不足による生産キャパシティの減少が主要因とされています。こうした状況の中で、日本製の良質な衣料品を継続的に供給することは、国内に自社工場を持つ三陽商会の重要な役割と考えています。当社は、コート専業の「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」(1969年設立)と、スーツ・ジャケットを手掛ける「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」(1976年設立)の2工場を有し、一貫したものづくりを行ってきました。2026年に50周年を迎えた福島ファクトリーは、節目の年を機に、高品位なスーツ・ジャケットの生産体制をさらに強化しています。

2026年に50周年を迎えた「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」

(※1) 日本繊維輸入組合 「日本のアパレル市場と輸入品概況2025年版」より

変化する市場環境と“定番ジャケット”への需要

働き方が多様化する中においても“長時間着用しやすいジャケット”へのニーズは高く、サステナブル志向やミニマル志向の広がりも背景に、長く使える定番品を選ぶ傾向が強まっています。

当社では、普遍的な定番品を展開する「サンヨーコート」の『100年コート』や、紳士靴ブランド「三陽山長」といった国内生産にこだわるブランドが支持される中で、両ブランドを展開する複合ショップで“長く使える日本製のジャケット”を提案する必要性を感じていました。こうした背景を踏まえ「エス エッセンシャルズ」は、長く愛用できる日本製の定番づくりをコンセプトに紺ブレザーの開発を進めています。

シリーズ拡充としてのアイビーブレザー

「エス エッセンシャルズ」では、2025年秋からビジネスシーン向けに2つボタンシングルと6ボタンダブルのブレザーを展開しており、今回新たにスポーティなアイビーブレザー (※2)を加えることで、現代の働き方や日常に応じた“着用の幅”を広げる一着になると考え企画しました。

(※2)アイビーブレザー:1950〜60年代のアメリカ東海岸の学生文化に由来するアイビースタイルを代表するスポーティなカジュアルジャケットで、 3つボタン段返り仕様やパッチポケット、フックベントなどの軽快なディテールが特徴のアイテム。

2025年秋より販売中の紺ブレザーシリーズ2型

モヘヤブレンドツイルブレザー(2025年秋より販売中)
モヘヤブレンドツイルダブルブレザー(2025年秋より販売中)

■『モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー』 商品特徴  

「エス エッセンシャルズ」の『モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー』は、当社のものづくりを象徴する『100年コート』に並ぶ上質な定番ジャケットを目指して開発する紺ブレザーシリーズ3品目となる新商品です。ジャケットは疲れるという概念を覆すため、長時間着用してもストレスを感じにくい着心地を目指して開発したブレザーです。定番アイテムだからこそ、素材・パターン・構造・縫製すべてに妥協なく向き合い、国内生産ならではの細部へのこだわりを反映させた紺ブレザーとして開発しました。

シリーズ専用に深みのあるネイビーのウールモヘヤ生地を開発し、肌なじみの良さと立体的なフォルムを支えます。パターンには、肩への負担を軽減する構造や、当社パーソナルオーダーブランド「ストーリー アンド ザ スタディー」で培ったサイジングの知見を取り入れ、既製服でも自然に体へ沿う着心地を目指しました。

生産は、2026年に設立50周年を迎えたスーツ・ジャケット専業工場「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」。前肩縫製や一枚襟、総毛芯仕様など、同工場が長年蓄積してきた立体縫製技術を組み合わせることで、品位ある美しいシルエットと着心地の良さを両立しています。

モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー

『モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー』 製品のポイント

①【色・生地】: 肌に馴染むネイビーと立体構造を活かす生地のつくり

②【パターン・サイズ設計】: 負担を軽減する独自パターンと理想的なフィット感

【生産】:「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」が生み出す美しいシルエットと着心地の良さを両立する「立体縫製」

特 徴

①【色・生地】 ~肌に馴染むネイビーと立体構造を活かす生地のつくり~              

本製品の立体構造を引き立てるのが、独自開発のウールモヘヤ生地。「エス エッセンシャルズ」の紺ブレザーシリーズのために開発した深みのある紺無地の生地です。

色:「多様な肌色に似合うネイビーの追求」

あらゆる肌色に馴染む理想の紺色を追求。原料となる羊毛の「わた」の段階で濃淡異なる6色に染め分け、幾度もの試作を重ねた最適な配合比で調合して一本の糸に紡績。精緻な配合による深みが、着る人の肌色を問わず自然に調和するネイビーをつくりました。

生地:「ブレザーの立体構造を引き立てる生地設計」

ウールにはオーストラリア産メリノ羊毛の中でも細い繊維のSuper120’s相当の原料を使用。

生地の経糸(たていと)は一般的な2本撚りではなく、ウール糸3本を束ねることでハリコシを出しています。緯糸(よこいと)にはウールにモヘヤを混紡し、それらを交織することで、体を自然に包み込む柔らかな丸みを表現し、モヘヤ特有の上品な光沢感も加えました。

6色に染め分けた羊毛の「わた」   (イメージ写真)
経糸(たていと)は3本撚りでハリコシを付加
モヘヤ混により体を包み込む丸みを表現する生地を開発

②【パターン・サイズ設計】~負担を軽減する独自パターンと理想的なフィット感~        ―― ジャケットは本来着ていて楽なもの ――

ジャケットは疲れるという概念を覆すため、長時間の着用にもストレスを感じにくいパターン、サイズ設計にこだわりました。既製服でありながらオーダーメイドのような着心地であることを追求しています。

パターン:「肩が凝らないよう生地の重さを感じにくくした設計」

ブレザーの襟の後ろ部分が頚椎(けいつい)に沿うようにすることで、生地の重量を肩ではなく体幹全体で受け止める構造に。このパターン(設計図)により、長時間着用しても重さを感じにくく、布が前後ともに美しく真下に落ちる美しいシルエットを生み出しています。

サイズ:「パーソナルオーダーブランドの知見を活かした理想的なフィット感」

当社パーソナルオーダーブランド「ストーリー アンド ザ スタディー」でのフィッティングで得たサイジングのノウハウを結集し着心地の良さを向上させています。既製服ならではのゆとりの取り方、動きやすくかつシルエットの美しさを保つ裏地の分量、体と服の間の理想的な空間を割り出したサイジングで快適な着用感を目指した設計としています。

パーソナルオーダーブランドの知見を活かしたサイジング

③【生産】 ~「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」が生み出す美しいシルエットと着心地の良さを両立する「立体縫製」~

生地とパターンの良さを最大限に引き出す本ブレザーの着心地の核となるのが、「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」が50年にわたり磨き続けてきた“立体縫製”です。

スーツ・ジャケット専業の同工場では、各工程で的確な手仕事を施し、アイロンワークで生地にクセ付けを行いながら立体的なフォルムをつくり上げています。前肩縫製、背中の丸み、首に沿う一枚襟、総毛芯仕様など、立体感を生むための技法を組み合わせることで、福島ファクトリーならではの美しいシルエットと快適な着心地を両立させています。

美しいシルエットと着心地の良さを両立する「立体縫製」

前肩縫製

・腕が動かしやすくなる「前肩縫製」 

日本人の肩のつき方に合わせ、肩部分を前に寄せて仕立てることで、前肩部分に適度な空間をつくり出す縫製技術です。複数の工程を組み合わせて立体的に仕立てることで、着心地の良さを実現します。肩まわりの可動域が広がり、腕を前に出す動作がしやすく、日常の動きに自然に適応する快適さが得られます。

背中を包み込む作り

・後ろ姿が美しい「背中を包み込む作り」

肩甲骨まわりのカーブに沿うようにゆとりを多めに持たせ、アイロンで立体的に形を整えることで、背中に自然にフィットするフォルムを構築しています。後ろ姿が美しく見える仕立てが特徴です。

一枚襟

・首に沿う「一枚襟」 

アイロンワークで伸縮性を持たせ、一枚の布を首に沿う形へと成形する“一枚襟”仕立て。簡略化せず手間をかけて仕上げることで、首に吸いつくようなフィット感を実現します。

総毛芯仕様

・立体的な丸みをつくる「総毛芯仕様」

ジャケットの土台となる「毛芯(けじん)」を前身頃全体に入れる、伝統的な総毛芯(フルキャンバス)仕様を採用。ハリがある馬の尻尾の毛を用いた「エス エッセンシャルズ」独自開発の芯地を肩から胸までしっかり入れることで、立体的な丸みが生まれ、着るほどに体になじむのが特徴です。美しいシルエットと型崩れを防ぐ耐久性を両立するためにこだわり続ける福島ファクトリーならではのものづくりです。

■商品概要  

『モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー』

ブランド:エス エッセンシャルズ

商品名:モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー

型数:メンズ1型

税込価格:14万3000円

カラー:ネイビー

素材:表地 羊毛78% モヘヤ22%、裏地 キュプラ

サイズ: 44、46、48、50(S、M、L、XL)

発売日:2026年3月25日(水)

●販売ページURL :

https://store.sanyo-shokai.co.jp/products/P5E01701

デザイン:シリーズの3つめのモデルとなる本品は、往年のアイビーブレザーを現代の着用感とバランスで再構成したモデルです。前身頃のダーツを省いたシンプルな構造でありながら、立体的な丸みを保つ設計とし、スポーティかつ実用性のある三つのパッチポケットを採用しています。フロントは、最上部のボタンをラペル裏に返して見せない“3つボタン段返り”仕様とし、自然な胸元のロールをつくるアイビースタイルらしいデザインに仕上げました。後ろ裾にはフックベントを用いるなど、伝統的なアメリカン・トラッドのディテールを踏襲したスポーツブレザーです。

■販 路  

『モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー』は、「エス エッセンシャルズ」メンズの展開売場6店舗、および三陽商会公式オンラインストア「SANYO ONLINE STORE (サンヨー オンラインストア)」内の「エス エッセンシャルズ」ブランド公式サイト&ストアにて販売いたします。

➀ 店舗 「エス エッセンシャルズ」売場

・サンヨー エッセンシャルズ 銀座三越店(5階) 東京都中央区

・サンヨー エッセンシャルズ 伊勢丹浦和店(5階) 埼玉県さいたま市浦和区

・三陽山長 粋 東京ミッドタウン八重洲店(1階) 東京都中央区

・三陽山長 東京ミッドタウン日比谷店(2階) 東京都千代田区

・三陽山長 ミッドランドスクエア店(3階) 愛知県名古屋市中村区

・三陽山長 粋 グラングリーン大阪店(南館2階) 大阪府大阪市北区

サンヨー エッセンシャルズ 銀座三越店

② E C

「エス エッセンシャルズ」ブランド公式サイト&ストア

https://store.sanyo-shokai.co.jp/pages/s_essentials

■生産工場「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」 について  

当社子会社。1976年に設立し、2026年に50周年を迎えたスーツ・ジャケット専業工場です。総毛芯仕立てによる本格的なテーラードスーツを得意とし、2000年頃からはパーソナルオーダーにも対応しています。体型に沿った立体的なシルエットと自然な着心地の両立を追求し、長年にわたり技術の研鑽を重ねてきました。

技術のこだわり・強み:襟元が首に自然に沿う設計や、肩まわりの圧迫感を抑えた構造、腕を前に動かしやすい立体設計など、着用時の快適性と美しいフォルムの両立を重視しています。独自に開発した工業パターンに加え、縫製技術と丁寧なアイロンワークを組み合わせることで、生地の特性を活かした立体的な仕上がりを実現しています。創業以来、一つひとつの工程の意義を大切にしながら、技術の向上に取り組んでいます。

「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」

近年の動向:2021年には設備の増強を行い、芯地を使用しないジャージー素材のセットアップなど、時代のニーズに対応した製品の生産体制を強化しました。また、ウィメンズスーツの縫製にも取り組むなど、生産領域の拡大を進めています。

今後の展望:工場直販ブランド「SANYO SEWING(サンヨーソーイング)」において、福島県の素材や文化を活かした商品開発に着手しています。これまで培ってきた技術と地域性を融合させることで、工場発のブランドとしての価値向上を目指しています。

●福島ファクトリー公式サイト https://www.sanyo-factories.jp/industry.html

■ブランド「エス エッセンシャルズ(S.ESSENTIALS)」について

「素材」「デザイン」「縫製」にこだわったオリジナルブランド。地球(環境)に配慮し、着る人を想い、 MADE IN JAPANの丁寧なものづくりをテーマに、「ほんとうにいいもの」を追求した大人のためのブランドです。

対象 : ウィメンズ、メンズ

販路 : 百貨店、直営店、EC

ブランド開始年度: 2015年

「エス エッセンシャルズ」メンズ (ジャケット:モヘヤブレンドツイルアイビーブレザー)

●「S.ESSENTIALS」ブランド公式サイト&ストア

https://store.sanyo-shokai.co.jp/pages/s_essentials

以上

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