創業40周年を記念し、独自開発・特許取得のダイヤモンドカット「エンジェルカット」を発表。その初採用モデル「ビリオネア ダブルトゥールビヨン エンジェルカット」は、新たな光の表現を体現します。
ジェイコブ・アンド・コー・ジャパン株式会社のプレスリリース
ジェイコブ&コーは創業40周年を記念し、独自開発・特許取得の新たなダイヤモンドカット「エンジェルカット」を発表しました。あわせて、この新カットを初めて採用したタイムピース「ビリオネア ダブルトゥールビヨン エンジェルカット」を公開。本作は、世界限定18本で展開されます。
エンジェルカット ― ジェイコブ&コーが生み出した、新たな光の造形
創業以来、ジェイコブ&コーはダイヤモンドを単なる装飾としてではなく、創造性と光を表現するための素材として捉えてきました。今回発表されたエンジェルカットは、その思想をさらに推し進める、ジェイコブ&コー独自の新たなダイヤモンドカットです。
このカットは、長方形のストーンが持つ端正な美しさと、より高い光の反射性能を両立させることを目的に開発されました。従来、長方形の石では、エレガンスや歩留まりを保ちながら光学性能を高めることが難しいとされてきました。これに対し、ジェイコブ&コーは単にファセット数を増やすのではなく、幾何学設計そのものからこの課題にアプローチ。あらゆる比率、角度、面構成を精緻に設計することで、石の内部での光の流れを高度にコントロールする独自構造を実現しました。
エンジェルカットは37のファセットで構成されており、一般的なブリリアントカットに比べて面数を抑えながらも、ひとつひとつのファセットが明確な設計意図のもとに配置されています。中央には特徴的な菱形のテーブル面を備え、角を落とした段差構造の長方形フォルムの中に、その独自の造形が美しく収められています。このジオメトリーによって、光は単純に抜けていくのではなく、石の内部で緻密にコントロールされながら反射し、奥行きのある輝きを生み出します。
その結果として生まれる輝きは、断片的で鋭いきらめきではありません。面全体にわたってなめらかに広がる、連続性と奥行きを備えた洗練された光です。エクスティンクション(光が抜けて暗く見える部分)を抑え、コントラストを和らげながら、ダイヤモンド表面全体にわたって、より均質で落ち着きのある輝きをもたらします。
さらに、緻密に設計されたクラウン高、パビリオンの深さ、そしてファセットの配置によって、内部反射は精密に制御され、上方向への力強い光の返りを実現しています。これは、特に光の取り込みが制限されやすいジェムセット・ウォッチにおいて、大きな意味を持ちます。複雑な構造の中にあっても、石の生命感と輝きを保ち続けること。それもまた、エンジェルカットの大きな特徴です。
建築的な精密さを備えながら、同時に生きた表情を宿していること。鋭すぎない明るさ、途切れることのない炎のようなきらめき、そして静止しないエレガンス。それがエンジェルカットです。
37のファセットに込められた、技術とパーソナルな意味
エンジェルカット(Angel Cut)という名称は、創業者ジェイコブ・アラボの妻アンジェラ(Angela)に由来しています。さらに、このカットを構成する37のファセットは、ジェイコブとアンジェラの結婚37年を象徴する数字でもあります。つまりエンジェルカットは、宝石学における革新であると同時に、愛情、パートナーシップ、そしてインスピレーションへのオマージュでもあります。
ジェイコブ&コー創業者兼会長のジェイコブ・アラボは、次のように述べています。
「エンジェルカットの完成には2年を要しました。私たちが目指したのは、既存のカットの単なる延長ではなく、真に新しい発明です。より洗練され、より輝きに満ち、より高い汎用性を備えたものでなければなりませんでした。さらに、妻アンジェラとの結婚37年に重なる37のファセットとなったことで、私にとっても非常に特別な意味を持つカットになりました。40周年という節目に、私たちは本当に新しいもの、そして魂のあるものを世に送り出したかったのです。」
ビリオネア ダブルトゥールビヨン エンジェルカット ― 光と機構の二重構造
「ビリオネア ダブルトゥールビヨン エンジェルカット」は、この新たなダイヤモンドカットを初めて採用した記念すべきタイムピースです。
54×41mmの18Kホワイトゴールドケースには、98石・計51.13カラットのエンジェルカット ホワイトダイヤモンドをセッティング。さらにダイヤルにもエンジェルカット ホワイトダイヤモンド88石とバゲットカット ホワイトダイヤモンド80石を配し、時計全体で計298石・約79カラットという圧倒的なジェムセッティングを実現しています。多くの石には、通常であればセンターストーンに用いられるほど大ぶりなサイズが採用されており、本作の存在感をいっそう際立たせています。
この眩い外装の下で鼓動するのは、手巻きキャリバー「JCAM50」です。約460個のパーツから構成され、12時位置と6時位置に2つのフライングトゥールビヨンを備えています。その配置は、上部のジェムセッティングが生み出す光学的対称性と呼応するように、力強い機械的対称性をもたらします。光と動き、輝きと機構。その二重性こそが、この作品の核心です。
ダイヤル側は全面がダイヤモンドで埋め尽くされる一方、ムーブメントのスケルトン構造はサファイアケースバック越しに姿を現し、透明性と奥行きのもうひとつの表現を生み出しています。宝飾と複雑機構、その双方を妥協なく成立させるジェイコブ&コーならではの世界観が、この一本に凝縮されています。
ビリオネアコレクションにおける新章
2015年の誕生以来、ビリオネアコレクションはジェムセット・ウォッチメイキングの最前線を象徴してきました。239石のダイヤモンドをあしらった初代モデルから、217カラットのイエローダイヤモンドを採用した「ビリオネア タイムレス トレジャー」に至るまで、そのすべてが宝飾時計の限界を押し広げてきました。
これまでのビリオネアコレクションでは、エメラルドカットやアッシャーカット、さらにアショカカットなどを用いながら、継ぎ目のない光の面を表現してきました。そこに新たに加わるエンジェルカットは、単なる新しい意匠としてではなく、光との関係そのものを再設計するために開発された、ジェイコブ&コー独自の新たな選択肢です。
ジェイコブ&コー CEOのベンジャミン・アラボは、次のように述べています。
「ビリオネアは、私たちにとって最も妥協なくウォッチメイキングとジェムセッティングを追求したコレクションです。この舞台でエンジェルカットを発表したのは、明確な意図によるものでした。ダイヤモンドと光の関係を再定義するために生まれた特許取得済みカットには、それにふさわしい表現の場が必要だったのです。ビリオネア ダブルトゥールビヨン エンジェルカットは、単なる希少性やカラット数を語る時計ではありません。そこにあるのは、発明、精密性、対称性、そして新たな基準を打ち立てるという私たちの意思です。」
公式Youtube『The Billionaire Double Tourbillon Angel Cut』
ジェイコブ&コーの新たな章を象徴するタイムピース
「ビリオネア ダブルトゥールビヨン エンジェルカット」は、単なる新作発表ではありません。既存のダイヤモンドカットの枠に依存することなく、ジェイコブ&コー自らが光、精密性、デザインにおける新たな基準を打ち立てるという意思の表明でもあります。
エンジェルカットは、ダイヤモンドにおける光のあり方そのものを再定義するために生まれました。そして本作は、その革新を最も象徴的なかたちで体現するタイムピースです。創業40周年という節目に発表されるこのモデルは、ジェイコブ&コーにとって新たな章の幕開けを告げる一本となります。
モデル名:ビリオネア ダブルトゥールビヨン エンジェルカット
ケース:18Kホワイトゴールド(54×41mm)
ダイヤモンド:計298石(約79カラット)
ムーブメント:JCAM50(手巻き)
機構:ダブルフライングトゥールビヨン(12時・6時位置)
限定数:世界限定18本
ジェイコブ&コー銀座
〒104-0061
東京都中央区銀座6-7-9丸喜ビル1階
営業時間11:00〜20:00
Email:info@jacobandco.jp
Tel:03-6281-4777
【ジェイコブ&コーについて】
1986年に設立。当初は高級ジュエリーを取り扱い、宝飾業界で高い地位を確立し、2002年に時計業界へ本格的に参入しました。世界中のセレブリティを中心に一世を風靡したファイブタイムゾーンウォッチから始まり、これまで不可能と言われてきた複雑機構「アストロノミア」、「ツインターボ」、「ブガッティ シロン」などの開発に成功し、時計業界に技術革新を起こし続けています。現在、ジェイコブは超高級車メーカー「ブガッティ」やサッカー界のスター選手「クリスティアーノ・ロナウド」などとパートナーシップ契約を結び、「不可能を可能に」というコンセプトのもと革新的な作品を生み出し続けています。スイス最高峰の時計製造技術と宝飾業界で培った高い芸術性とノウハウを兼ね備え、時計業界の最先端を行くブランドとして、世界中で多くのファンを魅了し続けています。