英国のドレスコードが備える端正なエレガンスと、それを軽やかに崩す反骨的な自由さの二面性
リシュモンジャパン合同会社のプレスリリース
ダンヒルの2026年春夏キャンペーンは、英国のドレスコードが備える端正なエレガンスと、それを軽やかに崩す反骨的な自由さ――その両義性が生む緊張感を捉えたビジュアルを通して、コレクションを表現しています。
本キャンペーンは、英国貴族に象徴される洗練された品格と、彼らがブリティッシュ・ロックのアイコンたちに与えてきた影響、すなわち気品を伴うルーズで洗練された反逆精神という、二つの系譜に着想を得てコレクション全体に静かな自信と確かさをもたらしています。陽光に包まれた一連のビジュアルは、抑制とアティテュードが共存する世界観を体現しています。クリエイティブ・ディレクター、サイモン・ホロウェイによるコレクションを中心に据え、英国的エレガンスを明確かつ研ぎ澄まされた視点で解釈しています。
撮影はイーサン・ジェームズ・グリーンが担当し、オルフェオ・タギウリ、ジョン・ポール・フィリップス、アダム・サトラップを起用しています。クラシックで簡潔な空間演出により、クラフツマンシップ、プロポーション、素材の質感が、過度な演出に妨げられることなく伝わる構成となっています。
テーラリングが物語の軸を成します。ストーンカラーのハイツイストリネンスーツは、コットンシルクのベンガルストライプシャツと大胆なストライプタイを合わせることで、フォーマリティを自然体で着こなすという本コレクションの中心的な対話を捉えています。チャールズ国王が着用した衣装とチャーリー・ワッツの気負いない佇まいの両方を参照し、淡いグレーのトレンチコートがテーラリングの上に無造作に羽織られています。このコートは、伝統的なイタリアンリネンで仕立てられ、1890年代後半の初期のモーターリングウェアから着想を得て、ハウスのアーカイブから導き出されたものです。
同様の二面性は、ダンヒルのアーカイブに由来するドライビングジャケットの再解釈にも見られます。120年以上前にトフィーカラーのシープレザーで製作されたこのスタイルは、現代ではブリティッシュ・カーキのスエードジャケットとして再登場しています。裏地を省いた軽量な構造により、現代的な着用感を備えています。
ハダースフィールドで織られたハウスネイビーのワイドピンストライプウールを用いたボードンスーツは、英国テーラリングの正統性を体現しています。総毛芯による構築、ハーフライニング仕様、ならびにサヴィル・ロウ由来のロープドショルダーを、夏季に適した表現へと調整しています。
シャツスタイルでは、コットンリネンのミックスストライプシャツにシルクタイを合わせることで、クラシックな夏の装いを提示しています。カラーパレットは、ラベンダー、ローズ、インディゴといった淡色へと展開され、全体に抑制された華やかさをもたらしています。
アウターウェアでは、素材および構造のコントラストが際立ちます。ダークブラウンのフレンチラムスキン製ボンバージャケットは、軽量かつアンライニング仕様とし、イタリアの生地工場と共同開発したウールシルクのグレンチェック・シアサッカーによるキャベンディッシュジャケットとコーディネイトされています。テーラードとカジュアルが自然に交差します。
イブニングウェアにおいても、エレガンスと軽やかさのバランスは保たれています。サマセットで織られたライトウェイトのメリノウールのミッドナイトネイビー・ホップサックは、通気性と構築性を兼ね備えています。コントラストを効かせたラペルを配したダブルブレストジャケットに、アーカイブに着想を得たヴォイルのイブニングシャツ、マックルズフィールドで手捺染されたボウタイやポケットスクエア、ウールシルクのグログランで縁取られたダブルプリーツトラウザーズが合わせられています。
より牧歌的な夏のムードは、淡いラベンダーやウォッシュドピンクのハイツイストリネン・テーラリングに表れています。ダブルブレストのブレザー、ストライプシャツ、プリーツトラウザーズを軽やかに重ね、カーフレザーのスリッパで仕上げた装いは、ウィンブルドンやガーデンパーティーといった夏の社交の場にふさわしい佇まいです。
ダンヒルのアール・デコ期の意匠は、ローブに着想を得たイブニングジャケットとして再解釈されています。ウールシルクのハウンドトゥース素材を用い、ウールのプリーツイブニングトラウザーズと組み合わされています。
ポケットスクエアやボウタイに加え、シガーケースやターボライターといったアクセサリー類は、130年以上にわたり受け継がれてきた、精緻に設計されたオブジェクトとの関係性を改めて協調しています。
レザーグッズでは、ダンヒルのレザーアーキテクチャーを象徴する「アルフレッド」コレクションが中心的な存在感を放ちます。ハンドバーニッシュによるパティーナ仕上げのカーフレザーを用い、一点一点に手作業で色調を重ねることで、時とともに深みを増す繊細なツートーンの表情を生み出しています。
アルフレッド ブリーフケースは、柔らかく仕立てられたシルエットと、ユニークおよびローラガスライターに着想を得たスライダーロックなど、リードモチーフを配したエンジニアード・ハードウェアを特徴としています。センチュリー、ボードン、デューク、デスパッチといった各ファミリーに展開されるアルフレッドは、「それは実用的でなければならない。確実に機能しなければならない。美しくなければならない。そして、永く使われるものでなければならない。」というダンヒルの哲学を体現しています。
2026年春夏キャンペーンは、軽やかな動きと、現代紳士の実生活を想定したワードローブを提示しています。朝の約束から夏の夜更けまで、気負うことなくエレガンスを受け入れる新たな男性像を描き出しています。
フォーマルは崩され、クラシックは粋へと昇華されます。