【JACOB&CO. STORIES】Vol.20:Epic SF24 ―― 24都市の時をめくる〈Split Flap/スプリットフラップ〉という発想

革新と芸術性を体現してきたジェイコブ&コーの歩みを、シリーズ形式でご紹介する「JACOB&CO. STORIES」。第20回では創業者の原体験を宿し、他に類を見ない機構を持つに至った名品に迫ります。

ジェイコブ・アンド・コー・ジャパン株式会社のプレスリリース

世の中の一般的なワールドタイマーは、その表示の多くが文字盤上の小さなディスクやインジケーターに留まります。ジェイコブ&コーの創業者ジェイコブ・アラボは、この限られた視認性に疑問を抱き、時計製造の既成概念にメスを入れました

ジェイコブ・アラボが目指したのは、かつて空港掲示板で使われた「スプリットフラップ機構」のようにパタパタと都市名が切り替わる、圧倒的な直感性と旅の高揚感です。この巨大な掲示板の仕組みを、腕時計の極小空間へ組み込むという前例のない挑戦。そこから生まれたのが、物理的な動作で時を告げる『エピックSF24』です。

その情熱の原点は、13歳の時に父から贈られたデュアルタイムゾーンウォッチの記憶にあります。少年時代の憧憬を、最新のエンジニアリングで「スプリットフラップ」という形へ昇華させた本作。それは単に時刻を知るための道具ではなく、指先で世界を切り替える、旅の真髄を味わうための装置なのです。

空港の掲示板を腕元に ―― スプリットフラップの衝撃

エピックSF24レーシング グレード5チタン
エピックSF24 18Kローズゴールド

エピックSF24の最大の特徴は、ケース頂部に突き出したシリンダー内の「スプリットフラップ機構」です。プッシュボタン一つで、世界24都市の名が刻まれた24枚のフラップが小気味よい音とともに回転し、都市名を切り替える。かつての空港や駅の掲示板を彷彿とさせるこの機構は、旅の情緒を物理的な体験へと変換します。

この実現には、腕時計の極小空間で24枚のフラップを精密制御するという、時計製造の常識を超えるエンジニアリングが必要でした。ジェイコブ&コーはこれを独立したモジュールとして設計。世界で唯一、このノスタルジックな表示形式を最新のハイコンプリケーションへと融合させたのです。

悠久の回転と瞬間の躍動 ―― エピックSF24 トゥールビヨン

エピックSF24 トゥールビヨン(右)と、エピックSF24(左)
エピックSF24 トゥールビヨン バゲット

さらなる高みとして、垂直のフラップ動作に円運動の躍動感を加えた『エピックSF24 トゥールビヨン』も存在します。10時位置で重力を制するフライング トゥールビヨンと、上部でめくれる都市名。絶え間なく時を刻む「悠久の回転」と、操作のたびに世界を切り替える「瞬間の躍動」。異なるベクトルで動く二つの複雑機構の共鳴は、ブランドの圧倒的な技術力の証明です。

不可能への挑戦 ―― 世界を舞台にする先駆者の選択

クリスティアーノ・ロナウド × エピックSF24(初代)
北野武 × エピックSF24 トゥールビヨン バゲット

ジェイコブ&コーの哲学である「Inspired by the Impossible」。

不可能を可能にするこの精神を象徴するエピックSF24は、常に世界をフィールドに戦う人々を魅了してきました。

2013年の発表と同時に公式アンバサダーに就任したクリスティアーノ・ロナウドは、ピッチの内外で世界中を飛び回る「現代のジェットセッター」の象徴として、この革新的なタイムピースを愛用しています。

また2023年5月の第76回カンヌ国際映画祭において、北野武は世界が注目する中、独創的なエピックSF24 トゥールビヨン バゲットを着用しました。自らの道を切り拓き、世界を驚かせ続ける先駆者たちの腕元で、この時計はブランド哲学を体現し続けています。

機能を追求した先に宿る、旅の真髄

エピックSF24は、単に時刻を知るためのデバイスではありません。プッシュボタンを押し、フラップがめくれる瞬間の感触。それは、24都市の時間を文字通り「手元で操る」という、極めて贅沢な体験をオーナーにもたらします。

「スプリットフラップ」という伝統的な表示形式を、最先端のハイコンプリケーションへと昇華させたその発想。それこそが、不可能を可能にする設計思想を掲げ、常に新たな驚きを提案し続けるジェイコブ&コーの真骨頂です。この時計は、世界を股にかける人々が、自らの指先で新たな旅の物語をめくるための、唯一無二の装置なのです。

【The Latest|新たな一歩】

ジェイコブ&コーは、絶えず進化を続けています。
ここでは、ジェイコブ&コーの最新の動きをお届けします。

映画『The Housemaid』のプレミアで、シドニー・スウィーニーがジェイコブ&コーのハイジュエリーを纏う

世界的女優シドニー・スウィーニーが、映画『The Housemaid』のプレミアにて、ジェイコブ&コーのハイジュエリーを纏い、レッドカーペットに登場しました。

繊細さと大胆さを併せ持つハイジュエリーは、彼女の洗練された佇まいと美しく調和し、会場に集まったゲストやメディアの注目を集めました。
特別な舞台で放たれたその輝きは、装いを超え、存在感そのものを際立たせます。

唯一無二の発想と卓越したクラフトマンシップによって生み出されるジェイコブ&コーのハイジュエリー。
世界の第一線で活躍する女優が纏ったその輝きは、ブランドが追求し続けるラグジュアリーの本質を静かに物語っています。


◆JACOB&CO.銀座ブティック

〒104-0061

東京都中央区銀座6-7-9丸喜ビル1階

営業時間11:00〜20:00

Tel:03-6281-4777

Email:info@jacobandco.jp

◆JACOB&CO.について

1986年に設立。当初は高級ジュエリーを取り扱い、宝飾業界で高い地位を確立し、2002年に時計業界へ本格的に参入しました。世界中のセレブリティを中心に一世を風靡したファイブタイムゾーンウォッチから始まり、これまで不可能と言われてきた複雑機構「アストロノミア」、「ツインターボ」、「ブガッティ シロン」などの開発に成功し、時計業界に技術革新を起こし続けています。現在、ジェイコブは超高級車メーカー「ブガッティ」やサッカー界のスター選手「クリスティアーノ・ロナウド」などとパートナーシップ契約を結び、「不可能を可能に」というコンセプトのもと革新的な作品を生み出し続けています。スイス最高峰の時計製造技術と宝飾業界で培った高い芸術性とノウハウを兼ね備え、時計業界の最先端を行くブランドとして、世界中で多くのファンを魅了し続けています。

◆JACOB&CO. STORIESについて

2022年4月、JACOB&CO. JAPAN(代表取締役 福田魁)が設立されました。

今年、設立から3年目という節目を迎えるにあたり、改めてブランドの軌跡を深く掘り下げ、その本質に迫る連載企画「JACOB&CO. STORIES」を始動します。

本企画では、ブランドの創業から現在に至るまでの歴史、世界的なパートナーシップ、そして珠玉の現行コレクションを、全24回にわたってご紹介予定。

なお、本連載は毎月第2・第4月曜日に公開を予定しております。

ジェイコブ&コーの軌跡を、定期的にお届けしてまいります。

*Archive*

Vol.1:ブランドの原点──ジェイコブ・アラボ、ブランド誕生の物語

Vol.2:“ジュエラーの反逆”──スイスに拒まれた男が作った革命のタイムピース

Vol.3:新章開幕──ファイブタイムゾーンから“機械芸術”へ、Jacob & Co.革命の瞬間

Vol.4:ブランドの現在地──時計を超えて芸術へ、Jacob & Co.が描く革新の形

Vol.5:“唯一無二”の共鳴──時計の概念を超えて広がるJacob & Co.の世界観

Vol.6:世界のセレブが夢中になるジェイコブ&コーの真価──“本物”の証は腕元に宿る

Vol.7:JACOB&CO.のラグジュアリー革命──時計を超えた究極のライフスタイルとは

Vol.8:Epic Xの革新譚──ラグジュアリーの再定義、“X”が導く革新

Vol.9:“X”が象る魂と構造──スケルトン、ブリッジ、CR7が紡ぐエピックXの真髄

Vol.10:“X”が切り拓く美と革新──拡張し続けるエピックXの表現領域が導く、ラグジュアリーの新たな地平

Vol.11:アストロノミアという革命児──宇宙を凝縮した“心を奪う回転機構”。その先に待つものは──。

Vol.12:アストロノミアの深化──10分から1分、三次元から四次元へ。その先に広がるものは──。

Vol.13:広がる宇宙空間──アストロノミアが出会う、技術と芸術の未踏領域とは何か──。

Vol.14:The World Is Yours ―― “世界はあなたのもの”に込められた想いとは――。

Vol.15:JACOB&CO. for BUGATTI ―― 世界一同士が惹かれ合う理由とは――。

Vol.16:ゴッドファーザーウォッチ――イタリアの首領が纏う“時の美学”とは

Vol.17:パレイシャル クラシック――クラシックの異端、ジェイコブ&コーの異端

Vol.18:Twin Turbo ―― ジェイコブ&コーが魅せる ”正統派” ハイコンプリケーションウォッチとは――

Vol.19:ゴッサムシティ――ジェイコブ&コーが描く、“バットマン”という設計

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