クリエイション・事業・公益性を成立させる生産基盤の構築へ
株式会社CFCLのプレスリリース
CFCLは、クリエイションと事業そしてニット産業の持続性を同時に成立させるため、3Dコンピューター・ニッティングに特化した自社工場「CFCL Knitting Factory (CFCL ニッティング ファクトリー)」を2026年1月、埼玉・草加市に設立しました。ニットウエアの研究・開発・企画・生産を一貫して行うラボ型の施設で、コレクションブランドが所有するホールガーメント®を主体としたニット工場として世界最大規模となる計画です。
本プロジェクトは、経済産業省、中小企業庁、独立行政法人中小企業基盤整備機構による中小企業成長加速化補助金 (1次公募) の採択を得て進めるもので国内のアパレルブランドで唯一の事例になります。これにより、約10億円の設備投資が可能となり、今後約2年間で段階的に設備導入および運用体制を構築していきます。完成時には、約290坪のスペースに47台 (うち、ホールガーメント®機43台) の編み機が揃う予定です。
工場設立に先立ち、2024年2月にCFCL ニッティングラボを設け、コンピュータープログラミングニットの研究開発や試作を重ねてきました。CFCL Knitting Factoryは、その過程で得た知見を生かしながら、本格的な稼働へと移行していきます。
日本のニット産業は、長年にわたり高い技術力で世界のファッションを支えてきました。しかし現在、その多くは縮小し、生産キャパシティの限界や人材不足、技術の継承といった課題に直面しています。加えて、設備投資にともなう大きな負担を工場側に委ねていたことも継続の壁を高くしていました。CFCLでは、こうした構造が変わらなければ、クリエイションも産業も持続できないと考えています。
ブランド自らが生産を担い、設備投資と運用に責任を持つことで、工場に過度なリスクを押し付けない新しい生産のあり方を提示します。CFCL Knitting Factoryは既存の取引工場に代替するものではなく、これまで築いてきた協力関係を維持しながら、互いの強みを活かす補完的な役割を担います。技術、人材、知見が一拠点で循環するこの工場を起点に、日本のファッション産業が次のフェーズへ進むための一つのケーススタディとなることを目指します。
CFCLにとって、クリエイション、社会性、ビジネスは、いずれかを優先するものではなく、同時に成立させるべき関係です。CFCL Knitting Factoryはその考えを事業として実装していくための場所です。ものづくりの構造に向き合いながら、新たな一歩を踏み出します。
< 詳細 >
CFCL Knitting Factory
住所:埼玉県草加市谷塚上町94番1 AMB BASE内
面積:約960㎡ (約290坪)
機械台数:47台 (うちホールガーメント®機43台)
< オフィシャル URL >
Website: www.cfcl.jp
Instagram: www.instagram.com/cfcl_official