草木染、ロングライフデザイン、着物リフォーム、フラワーロス… “サスティナビリティ”をテーマにした学生による29ブランドが登場
学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学のプレスリリース
京都芸術大学（京都市左京区／学長：佐藤 卓）は、通学課程・通信教育課程あわせて約23,000名が学ぶ日本最大級の総合芸術大学です。本学では、叡山電鉄株式会社（本社：京都市左京区、社長：豊田秀明）と連携し、芸術を通じた地域活性化や、人材育成、文化振興を推進し、沿線の魅力向上に貢献する取り組みを進めています。
この一環として、2026年1月25日（日）に叡山電鉄 出町柳駅から八瀬比叡山口間を走行する電車内と八瀬比叡山口駅構内で、本学の学生がつくったブランドによるファッションショー、「KUA Collection 2025“Rush”」を開催します。京都市左京区のノスタルジックなローカル線を舞台に、学生たちの創造力が沿線と大学をつなぎ、地域の方々が気軽にアートやファッションを楽しめる機会を提供します。
〈取り組みの経緯〉
京都芸術大学空間演出デザイン学科ファッションデザインコースの3年生が、前期授業より“サスティナビリティ”をテーマにブランド制作を開始。捨てられてしまう素材を新たな価値へと生まれ変わらせたり、伝統工芸を現代の暮らしの中で身近に感じられるよう再解釈したりと、多彩なアプローチで未来へつながるデザインを探求しました。この学びの成果を、本学が包括連携協定を結ぶ叡山電鉄との共同企画として地域の皆様に楽しんでいただける形で発表します。
開催概要
KUA Collection 2025“Rush”
日時：2026年1月25日（日） 14：00～16：00（予定）
会場：
・叡山電鉄 出町柳駅～八瀬比叡山口駅間の走行中の電車内（要予約）
・八瀬比叡山口駅（事前予約不要、入場無料）
コンセプト：
私たちの考える“サスティナビリティ”に、ひとつの形はありません。素材・デザイン・背景――それぞれ違う道から、同じ未来を目指しています。
せわしない毎日がぐるぐると回っていく。その絶え間ない渦は“混ざり合いながら前へ進む社会”そのものであり、その中で私たちは生きている。
Rushのように早く移ろう今の世界で、私たちは小さくても確かな“持続可能”を提案していきます。
〈出演ブランド（一部）〉
・赤の根 aka no ne …弥生時代から赤色染料として使われてきた“日本茜”で染めた素材とシルバーを組み合わせたブローチブランド
・tene. …ロングライフデザインを目指し、着られなくなったらポーチに変身する子供服を制作
・時ノ縁 …東海地方に残る“嫁入り着物”を、現代の花嫁が纏うウェディングドレスへ
・HANA PLUS …フラワーロスに着目し、廃棄花を使用した“叩き染め”を行うマルチクロスブランド
…このほか、全29組のユニークなブランドが登場します。
学生よりメッセージ
“サスティナビリティ”というテーマから様々な可能性を考え、ものづくりに向き合い、十人十色のブランドを作り上げてきました。私たちが企画・演出からモデル、広報活動まですべてを手掛けたこのファッションショーで、学生ならではの自由なアイデアと表現をお楽しみください。
⬛︎京都芸術大学について
国内最大規模の芸術大学として通学課程、通信教育課程を合わせ、国内外から23,000名を超える多様な年齢層の意欲的な学生が集まる教育機関です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に”社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」を年間100件以上実施しています。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
所在地：〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
URL：https://www.kyoto-art.ac.jp/