24歳が、たった2か月で総額1億円達成。クラウドファンディングで起きた “異例の成功”

GLOBAL FLY株式会社のプレスリリース

実施期間:2025/10/18 ~ 2025/12/14

GLOBAL FLY株式会社(本社:神奈川県川崎市)が、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて展開した、特許出願中『消えるキャスター』を搭載した変形バッグ「TRANS-CARRY™」が、2025年12月14日に応援購入総額1億円を突破しました。本プロジェクトを手がけたのは、24歳の大学時代の友人たち。長らく旅を重ねる中で感じてきた「移動における当たり前の不便さ」への疑問を原点に、約2年にわたる試行錯誤を経て生まれた新発想が、多くの注目と共感を集める結果となりました。

プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/wim/

一つの違和感から始まった挑戦

実行者代表の戸部は、日本とベトナムのハーフとして生まれました。幼少期から海外を行き来する環境で育ち、これまでに訪れた国は20か国以上にのぼります。

旅を重ねる中で、荷物の運搬手段が「スーツケース」か「リュック」の二択に限られている現状に着目。多様な移動シーンに柔軟に対応できる選択肢が無いことを課題と捉え、状況に応じて瞬時に形態を切り替えられるバッグの開発構想に至ります。

※写真左端が代表の戸部(撮影地:ボリビア/ウユニ塩湖)

ものづくりへの執念が生んだ独自機構

構想を具現化するにあたり、戸部は自ら海外の製造パートナーの開拓に取り組みました。数十社に粘り強くアプローチを重ねる中で、その構想に共感し、協力体制を築ける1社と出会います。その後、度重なる試作と検証を経て、製品化への歩みを進めました。

中でも、最大の特徴である「キャスター格納構造」の開発は困難を極めました。耐久性と軽量性の両立という大きな課題に直面し、設計の見直しや構造検証を幾度と重ねて改良を行いました。そして、構想から約2年間にわたる徹底した開発期間を経て、特許出願中の独自機構「消えるキャスター」の開発成功に至ったのです。

工場での試作風景
初期スケッチ

友人と二人三脚での奮闘日々

製品化の最終段階において、金型投資や量産に伴う多額の資金確保が課題となりました。自己資金のみでの推進は困難と判断し、クラウドファンディングの実施を決意します。

プロジェクトの立ち上げにあたり、大学時代から共に旅を重ねてきた友人・鴇田(ときだ)が参画。二人三脚で、PRの企画立案から撮影、編集に至るまで全てを自分たちで行い、製品の魅力と「想い」を届ける地道な準備を進めました。

大学時代の2人
商品撮影のようす

歴代最年少での1億円達成

2025年10月18日にスタートしたクラウドファンディングは、開始わずか10分で応援購入総額1,000万円を突破するという異例のスタートを切りました。その後も支援は3,000万円、5,000万円と途切れることなく増加し、立ち上がりから高い注目を集めました。

最終的に、総支援者数は4,843人、応援購入総額は1億円を突破。バッグパックジャンルにおいてはクラウドファンディング日本歴代1位、また歴代最年少での1億円達成という結果となりました

(※2025年12月15日時点、自社調べ)

約2年にわたる技術開発と、友人ら2人による日々の広報活動の積み重ねが、多くのユーザーの共感を呼ぶこととなりました。

クラウドファンディング開始初日1,000万円突破時

爆発的な反響の裏にあった社会背景

寄せられた応援コメントの数々

ー LCC普及がもたらした「旅の2択」という制約

近年、LCC(格安航空会社)の拡大に伴い、受託手荷物料金を避けるため、機内持ち込みサイズの荷造りが一般的になりました。その結果、旅行者は「小型スーツケース」か「大型リュック」のいずれかを選択することを余儀なくされてきました。

しかし、階段や石畳などの悪路ではスーツケースの操作性が著しく低下し、空港など広い場所では重い荷物を長時間背負うリュックは、旅の疲労を増幅させる負担となっていました。

旅の常識を覆した「第3の選択肢」

こうした移動時の制約に対する一つの解として開発されたのが、スーツケースとリュックを瞬時に切り替えられる2WAYバッグ「WIM|TRANS-CARRY™」です。本製品の核となるのは、キャスターを完全に収納できる独自機構「TRANS-ONE™」(特許出願中)。車輪と一体化したボードをバッグ本体内に格納することで、転がす動作と背負う動作を、状況に応じた瞬時な切り替えを可能にしました。また、内蔵された磁石により、不意の開閉や使用時のパーツの揺れを抑制する設計となっています。

移動環境の変化を捉えた設計思想と、それを実現するための独自技術が重なった結果、多くのユーザーの「まさにこれが欲しかった」という潜在的なニーズを掘り起こしました。この短期間での大規模な支援は、旅のストレスから解放され、より自分らしい移動を求める声が、いかに高まっていたかの確かな証左と言えるでしょう。

「進め、自分らしく。」──ブランドに込めた想い

「WIM(ウィム)」というブランド名は、英単語 “whim(=衝動・本能)”に由来します。

その名の通り、「本能を解放する自由な旅」をテーマに掲げています。

ブランド理念は、

MOVE YOUR WAY ― 進め、自分らしく。

私たちが目指すのは、単に旅を快適にすることではありません。

本当に届けたいのは、日常に埋もれた「子どもの頃のような好奇心」を呼び覚まし、

ありのままの自分を取り戻す ” 装置(きっかけ)”です。

思うまま、感じるままに全身全霊で旅を楽しむ――。

WIMは、そんな「心をほどく旅」を通じて、人々の内に眠る本能をそっと引き出すことを目指します。

その体験が、あなたの人生を”より自分らしく”生きるための原点となるように。

私たちは一人ひとりの自由な旅と、そこから生まれる”新しい一歩”を後押しする存在であり続けます。

また、今回のクラウドファンディングを出発点とし、

「旅の新たな選択肢を、日本から世界へ」という想いを胸に、日本発ブランドとして今後はグローバル展開を見据えて挑戦していきます。

プロジェクト実行者について

写真右は代表の戸部。左は大学時代の同期・鴇田。

戸部 海渡 / 代表取締役

2001年生まれ。青山学院大学 地球社会共生学部卒。

大学在学中より自社ブランド運営を行い、製品開発のプロセスに携わる中で、ものづくりの奥深さを実感。その後、自身のルーツである「旅」や「海外」に立ち返り、「理想の旅を形にする」というテーマのもと、ブランド「WIM」を立ち上げる。素材選定から設計、試作まで自ら主体となって行い、約2年かけて製品化を実現した。

鴇田 智則 / マーケティング統括

2001年生まれ。青山学院大学 地球社会共生学部卒。

大学時代に戸部と出会い、共に幾度となく旅を重ねた。卒業後はWebマーケティング分野で活動し、広告運用を中心に経験を積む。今回、「WIM」立ち上げにあたり、マーケティング責任者として参画。ブランドの世界観設計からプロモーションまで一気通貫で手がける。

会社概要

会社名:GLOBAL FLY株式会社

所在地 :神奈川県川崎市中原区上小田中1-8-35-1

代表取締役:戸部 海渡

設立 : 2024年4月

事業内容 :日用品の企画・販売

HP:https://global-fly.com/

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