地球温暖化の抑制と生物多様性保全のための取り組みを強化 ショッピングバッグや下げ札等、紙資材の製造に関わるCO2排出量を相殺して温室効果ガス（GHG）排出量ゼロを目指す
株式会社マッシュホールディングスのプレスリリース
gelato pique(ジェラート ピケ)やSNIDEL(スナイデル)などのファッションブランドを展開する株式会社マッシュスタイルラボ（本社: 東京都千代田区／代表取締役社長: 近藤広幸）は、温暖化対策と生物多様性の保全を軸としたサステナビリティ(持続可能性)の新たな取り組みとして、宮城県南三陸町のFSC®認証林における植林プロジェクトを開始しました。本プロジェクトはマッシュグループの環境活動プロジェクト「MASH GO GREEN PROJECT」の一環として始動するもので、森林再生活動を通じて生態系の維持・回復と地域の自然環境の保全に寄与することを目的としています。
マッシュスタイルラボは、2022年よりパートナー企業10社とともに「サステナブルアライアンス」を設立し、CO₂排出量削減を中心とする環境配慮型の生産体制の構築や、バージン資材の使用量削減、独自の監査基準によるグリーンファクトリーの推進など、カーボン・ニュートラルの実現に向けた施策を実施してきました。また、紙製ショッピングバッグや商品タグなど、事業運営上使用が不可避となる副資材においても、環境負荷の低減に向けて見直し行っています。今回のプロジェクトは、こうした取り組みをさらに推し進める狙いのもと、生物多様性を守り、ネイチャーポジティブ(自然再興)につなげる取り組みとしてスタートしました。
南三陸のFSC®認証林で植林開始
2025年10月末、マッシュスタイルラボは宮城県南三陸町のFSC®認証林で初回の植林活動を実施しました。南三陸町で林業を営む株式会社佐久（所在地：宮城県本吉郡南三陸町／代表取締役社長：佐藤太一）とのパートナーシップのもと、マッシュグループ社員およびアライアンス企業のメンバーが参加し、スギの苗木を植樹しました。
この森は、株式会社佐久が地域と強固に連携し、生態系の保全と地域資源の循環に真摯に向き合いながら、長年丁寧に持続可能な森づくりを進めてきた管理森林で、2015年に宮城県で初となるFSC®森林認証（FM認証）を取得。豊かな生態系の維持・再生に寄与し、絶滅危惧種であるイヌワシの生息地候補にも挙げられる、生物多様性の観点からも極めて重要な森です。
「ウェルネスデザイン」を掲げるマッシュグループは、佐久の森づくりに向けた誠実な思いに強く共鳴し、価値観を共有するパートナーとして未来の森づくりに寄与したいという考えのもと、1年近いリサーチとフィールドワークなどの準備期間を経て、本地での植林・育林活動を開始しました。
南三陸町は、山から里、そして海へと水が巡り、森・海・里が連環して共生する独自の自然環境を有しています。本プロジェクトでは、この「森・海・里の連環保全」という地域の特徴に着目し、森林の健全化が海や里の環境にも、さらには人々を豊かにするための大きな恩恵をもたらすという視点を重視しています。森林再生活動を通じて生態系サービス向上に寄与することを目指しています。
■今後の展開およびCO2排出量削減への寄与
今回の植林プロジェクトによって植えたスギの苗木は合計3,300本となり、これにより削減されるCO₂量は約1,093トンと試算しています。これは、マッシュスタイルラボが2024年にショッピングバッグや下げ札などの副資材の製造工程で排出したと見込まれるCO₂排出量に相当します*。
また、マッシュスタイルラボの展開するファッションブランドでは、12月26日(金)から、ショッピングバッグの有料化を実施し、代金の一部を「MASH GO GREEN PROJECT」の推進に活用させていただくことを決定いたしました。お客様や取引先様などステークホルダーにも協力をいただきながら、マッシュグループでは限りある資源の使用削減への取組とともに、継続的に植林プロジェクトを進め、森林づくりとともにカーボン・ニュートラルの実現を目指してまいります。
＊マッシュスタイルラボ調べ（2024年1月〜12月の年間製造数量見込をもとに算出）
マッシュスタイルラボによる環境への取り組み
マッシュグループでは、「カーボン・ニュートラルの実現」と「人と社会に向けたウェルネスデザインの提案」を軸に、笑顔あふれる社会づくりに貢献し、美しい地球を次世代につないでいくためにさまざまな取り組みを推進しています。
サステナビリティ活動のひとつである「MASH GO GREEN PROJECT」では、自然環境の保全や生物多様性の維持、CO₂排出量削減に向けたプロジェクトを展開しています。今回の南三陸での植林プロジェクトもその一環であり、これまでにも海洋廃棄物の回収活動や、本社イベントにおける廃棄物削減・生ごみのコンポスト化など、日常の業務に根ざした取り組みを積み重ねてきました。
MASH GO GREEN PROJECT－石垣島でのビーチクリーン活動
マッシュグループは、2022年から沖縄県石垣島平野海岸のビーチクリーン活動に毎年参加しています。これまでの参加人数は延べ35名となり、代表の近藤をはじめ、事業会社の役員や様々な事業に携わる社員が積極的に参加。美しい海岸に漂着したごみを回収し、海洋ごみ問題の現状を肌で学ぶ機会を創出しています。
また、株式会社豊島の協力のもと、石垣島のビーチクリーンで回収したペットボトルの一部を原料として再生した100％リサイクル素材を、当社のレディースファッションブランド「emmi（エミ）」のTシャツやワンピースに採用し、廃棄プラスチックの資源循環を実現しています。
■マッシュグループのサステナビリティ活動の詳細はこちら
https://mashgroup.jp/commitment/sustainability.html
12月15日(月) YouTube公開予定
南三陸における植林プロジェクトの様子を紹介する動画を、2025年12月15日（月）にYouTube上で公開予定です。南三陸の美しい自然や植林活動の様子、プロジェクトに参加した社員の声を通じて、取り組みに込めた思いをお伝えします。
マッシュグループでは、今後もこうした情報発信を通じてサステナビリティと生物多様性保全の重要性を継続的に発信し、より多くの方々にとって身近なテーマとしていくことを目指しながら、美しい地球を守る取り組みを続けてまいります。
マッシュスタイルラボ 会社概要
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社名：株式会社マッシュスタイルラボ
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本社所在地：東京都千代田区麹町5-7-1 麹町ダイビル
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代表者：代表取締役社長 近藤 広幸
株式会社佐久 会社概要
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社名：株式会社 佐久
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本社所在地：宮城県本吉郡南三陸町志津川字新井田34番地107
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代表者：代表取締役社長 佐藤 太一
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マッシュグループについて
マッシュグループは「私たちの発想を形にし、人々に幸せを届ける。」という企業理念とともに、人々の24時間を幸せにして笑顔を届けることを目指した「ウェルネスデザイン」をグループスローガンに掲げ、ファッション、ビューティー、フードを中心に多岐にわたる事業を展開しています。
1998年にCG制作会社として創業し、2005年よりファッション事業に参入。ファッションブランド「SNIDEL」をはじめルームウェアブランド「gelato pique」などのブランドを展開しています。また、2010年に参入したビューティー事業ではナチュラル＆オーガニックコスメのセレクトショップ 「Cosme Kitchen」や「Biople」などを展開。さらにはトータルビューティーブランド「Celvoke」「to/one」「SNIDEL BEAUTY」などの新規オリジナルブランドの開発にも従事しています。