2026年の色は “心満ちるハートフェルトピンク”

日本流行色協会が2026年の色を発表!

一般社団法人 日本流行色協会のプレスリリース

2026年の色 ハートフェルトピンク

 一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA、所在地:東京都港区、理事長:市島寧)は、毎年12月に「時代の色—メッセージカラー」として、翌年を象徴する色1色を発表しております。この度「2026年の色」を選定しましたので、ここに発表いたします。「2026年の色」は、単に来年流行する色という意味ではなく、また特定の商品分野に向けたものではありません。その年の人々の心や考えを表す色であり、世の中にむけた「メッセージカラー」として選定しています。

■「来年2026年の色」は、“心満ちる ハートフェルトピンク”

色名 :ハートフェルトピンク  Heartfelt Pink

マンセル値 :1.2R8.3/4 

参考値:Hexadecimal・16進数=#ffcccc ・CMYK値= C0/M30/Y10/K0

系統色名 :ライト・ピンク

【カラーの選定理由】

生活不安が長期化している今、安心・安全を求め、余計な刺激を避ける心理から、安定感のあるベーシックカラーや癒し感のある淡い色が好まれています。一方で、2025年に開催された大阪万博や日本初の女性首相の誕生は、小さな動きの芽として停滞ムードに変化をもたらしました。それをきっかけに、2026年は人々の気持ちが「静」から「動」へ移行する1年となりそうです。

また、ほとんどの物事がスマートフォンを通した疑似体験で完結するようになり、実際の体験が特別なことになってきました。身体を動かし、そこで出会った人と直接コミュニケーションをとり、感情に刺激を受けるという「動」的な要素が心身の充足に寄与するのではと改めて実体験の価値が見直されています。

このような心の活性化や身体性への意識から、2026年は動きをイメージさせる暖色が注目されます。中でもピンクは、活力・意欲という動的なイメージと、幸せ・寛容といった柔らかなイメージをバランスよく併せ持つ色。変化を受け入れる心を優しく後押しし、明るく幸せな気持ちで心を満たしてくれる明るいピンク「ハートフェルトピンク」を2026年の色―メッセージカラーとして選定しました。

●カラー選定/「時代の色選定委員会」(JAFCA + 小森美穂子・JAFCA専門委員)

●マンセル値とは、マンセル・カラーシステムによる色の数値表現。また系統色名とは、色相、トーンなどにより系統的に分類した色名のこと。

●一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)とは/1953年創立以来、産業界に向けたカラートレンド予測情報の発信やコンサルテイングなど、カラーに関する様々な活動を行っている団体です。

https://www.jafca.org/

●「時代の色 -メッセージカラー」とは/

流行する色は、「その時代の生活者の“気分”=時代のムード」を敏感に反映しています。

そうした色と気分の関係を広く知っていただき、色への関心を高めることを目的とし、毎年

1回12月に、翌年のムードを象徴する色を発表しています。2015年からはじまり、今回で

12回目になります。人々の心や考えを表す色は、世の中にむけたメッセージと考え、

「時代の色-メッセージカラー」としています。

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