あるるモールが気温変動が及ぼすファッション消費への影響調査を実施
株式会社システムリサーチのプレスリリース
株式会社システムリサーチ(本社:愛知県名古屋市)が運営している「創作品モールあるる」(以下、あるるモール)は、全国の20代~60代の男女200名を対象に「気温変動がファッション消費に与える影響」に関する意識調査を実施しました。
調査の結果、近年の気温変動により「春と秋が短くなった」と感じる人が80.5%に上り、さらにこの1年で春秋物を“まったく購入していない”人が55.5%と半数を超えることが明らかになりました。
季節の短期化が、消費者のファッションの選び方を大きく変えつつある実態が浮き彫りになっています。
調査結果
■約8割が「春と秋が短くなった」と回答 — 気温変動が生活実感に直結
ここ数年、真夏日・真冬日の連続や、短期間での寒暖差などの“季節の揺らぎ”が続いています。
その影響もあり、回答者の約8割が季節変化に明確な違和感を覚えていることが判明しました。
■この1年で“春秋物を未購入”が約5割 — 季節ファッションを買わない層が増加
過去1年の購入状況では、春物・秋物をまったく購入していない人が過半数(55.5%)と半数以上にのぼりました。
「どちらかのみ購入」12.5%、「両方購入」8.5%と比べても圧倒的に多く、季節商品の需要縮小が顕著な結果となりました。
季節の切り替えが読みにくくなったことで、生活者が「買う意味」を感じにくくなっていると考えられます。
■買わない理由は「手持ちで十分」「着る期間が短い」
購入を控えた理由で最も多かったのは、
「手持ちのアイテムで十分まかなえる」(42.2%)
「着る期間が短い」(41.1%)でした。
気温が不安定な現状では、“春だけ”“秋だけ”という限定的なアイテムはコスパが悪く、長く着られる通年アイテムを選ぶ実用性重視の傾向が強まっており、生活者は“買う時期”と“使える期間”をより慎重に見極めていることがわかります。
■今後も春秋物を「以前より買わない」が半数近くに
今後の購買意欲では、49.0%が「以前より買わないと思う」と回答。
「以前より買いたい」の4.5%を大きく上回り、
気温変動・物価高といった環境変化は今後も続くことが見込まれ、中間季節のファッション市場はさらに縮小する可能性が示されました。
今回の調査から、気温変動による季節感の変化が、生活者のファッション購買行動に明確な影響を与えていることが見て取れます。
かつては“季節の変わり目に楽しむファッション”がありましたが、
今や春と秋が短く、実用性を重視した“通年アイテム”が主流に。
気候変動・物価上昇という複合要因により、季節ファッションの考え方自体が大きく変わる転換期を迎えているといえます。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「創作品モールあるる」の公式サイトURL( https://alulu.com/)へのリンク設置をお願いいたします。
https://alulu.com/media/tips_temp_fashion/
【調査概要】
調査対象: 10代~50代の女性
調査期間: 2025年11月18日~2025年11月18日
調査機関: クラウドソーシングサイト
調査方法:各質問項目の回答割合を算出
有効回答数: 200名
【創作品モールあるるについて】
「あるる」は商品やサービスの魅力だけではなく、『誰から買うか』を大切にしており、ショップさんの歴史、生産者さんの想い、職人の人となりを伝えるコンテンツが沢山あります。その想いを知った上で気に入った商品に出会うことができます。今後も「人(店舗)と人(お客さま)」が集い、繋がる場所を目指して努めてまいります。
【会社概要】
社名:株式会社システムリサーチ
本社所在地:〒453-0861愛知県名古屋市中村区岩塚本通二丁目12番
代表取締役社長:平山 宏
会社ホームページ:https://www.sr-net.co.jp/