タグ・ホイヤー、最先端製造技術を用いた、タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1を発表

LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン株式会社 タグ・ホイヤーのプレスリリース

ドバイウォッチウィークにて、タグ・ホイヤーはモータースポーツのDNAを継承した「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1」を発表し、レースのスタートライトが消える瞬間のように、ウォッチメイキングの新時代のスタートラインを切ります。

ドバイウォッチウィーク(アラブ首長国連邦) 2025年11月19日 – スイスの高級時計ブランド、タグ・ホイヤーは、モータースポーツのスピリットと高精度クロノグラフの豊かな伝統を受け継ぐコンプリケーションウォッチ「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1」を発表し、アヴァンギャルドなウォッチメイキングにおける新たな革新のページを開きます。

この新作ウォッチの引き締まった彫刻のようなフォルムは、それを可能にした画期的なテクノロジーを象徴しています。超軽量なグレード5チタン製ケースは、選択的レーザー溶融(SLM)と呼ばれる最先端の製造技術を用いて製作されました。SLM積層造形プロセスは、航空宇宙、医療、自動車などの分野で複雑な幾何学的形状の精密部品を製造する際に広く採用されています。これまで数々の輝かしいイノベーションを生み出してきたタグ・ホイヤーの社内部門「タグ・ホイヤー ラボ」は、SLM技術をウォッチメイキングに応用。これにより、タグ・ホイヤーのデザイナーとエンジニアは、現代のハイパーカーの空力ラインを彷彿とさせる印象的な3Dフォルムを構想し、現実のものとすることに成功したのです。

その結果誕生した「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1」は、あたかも風洞実験でスピードと気流を考慮して設計されたかのように、軽やかで空力的な構造美を備えた外観を呈しています。複数のソリッドゴールド製部品を採用しながらも、総重量はわずか85g。F1®の世界に通じる、無駄を徹底的に削ぎ落とした設計思想を反映し、卓越した重量対性能比を実現しています。

この特別なケースには、タグ・ホイヤーのコレクションの中でも最も複雑なクロノグラフムーブメントのキャリバーTH81-00が搭載されています。これにより、「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1」はラトラパンテ クロノグラフ機能を備えます。

この新たなタイムピースは、わずか30本のみのリミテッドエディションとなり、それぞれにシリアルナンバーが刻まれています。タグ・ホイヤーの高性能クロノグラフ コレクションの頂点に位置し、ブランドの絶え間ないイノベーションの新たな章を切り拓くモデルです。

デザインを支えるテクノロジー

タグ・ホイヤーの哲学は常に、機能的なデザインを備えた時計を生み出すことにあります。時計はその目的を果たし、視認性と操作性に優れ、身に着ける方に最高水準の性能と信頼性を提供しなければなりません。しかし、この哲学だけで時計のデザインを推し進めるには限界があり、これまで時計のデザインはテクノロジーの限界に従わざるを得ませんでした。 

しかし、その時代は今、終わりを告げます。

選択的レーザー溶融(SLM)を採用することで、タグ・ホイヤーはこの従来の関係を逆転させ、テクノロジーがデザインを支える新たなアプローチを確立しました。これによって、クリエイティブなプロセスに制約がなくなり、タグ・ホイヤーのデザイナーたちはこれまで実現不可能だったデザインを自由に構想できるようになりました。「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1」において、「限界は存在しない」という明確な設計思想が実現し、パラダイムシフトが起こったのです。

では、この技術はどのように機能するのでしょうか?一般的なウォッチケースは複数の部品をCNCフライス盤を用いて単一の素材ブロックから削り出す、 “引き算の製造”ですが、SLMは3Dプリントに似た“足し算の製造”です。

この工程は、アルミニウムやステンレススティール、そして本モデルに採用されたグレード5チタンなどの金属粉末を薄く積層し、CAD設計データに基づいて高出力レーザーで選択的に溶融・融合します。

この工程を繰り返すことで、デザイナーの意図した立体構造が形成されます。最終工程では表面を丹念に研磨し、まるで肌のような滑らかさに仕上げることで、かつて不可能とされたケース構造が実現できるのです。

風洞実験にふさわしい時計

41 mmのケース形状は、ハイテクで前衛的なデザインが持つあらゆる特徴を備えています。引き締まったラインと力強いエッジ部分が、パフォーマンスカーの吸気口を彷彿とさせる、流麗なフォルムを描きます。

こうしたパーツが組み合わされることで、複雑な外骨格のような構造が形成されます。ハイパフォーマンスカーの格子状エンジンカバーに着想を得た、メッシュ状の2層ハニカム構造がムーブメントを囲む役割を果たしています。ケース、格子、ベゼルはすべてグレード5チタン製で、ベゼル下部の格子のみソリッド2Nイエローゴールドを使用することで、ハイテク素材と貴金属が美しく融合しています。グレード5チタン製ベゼルにはブラックDLCコーティングが施されることで、精悍なコントラストを生み、この時計の存在感あるシルエットを際立たせます。

内部では、タグ・ホイヤーのエリート ラトラパンテ クロノグラフ ムーブメントであるキャリバーTH81-00が静かに、そして確実に作動。研ぎ澄まされた空力的なフォルムは、まるでV12エンジンが放つ爆発的なエネルギーを放出して動き出すかのように、トルク感と躍動に満ちています。

この複雑なケース構造を実現するために、エンジニアによるプログラミング時間は従来の10倍、製造時間も5倍に及びます。こうして、風洞実験で開発されたハイパーカーの部品を思わせる、力強く未来的なケースが完成しました。

この時計のハイテクな外観を完成させるのが、上部からムーブメントの内部機構を見ることができる半透明のサファイアダイヤル、ブラックDLCコーティングを施したグレード5チタン製のクロノグラフプッシュボタンとテーパードリューズ、ゴールドのクロノグラフ針や先端がゴールドになった時・分針とインデックス、そして4本のネジで固定されたフロントとケースバックのサファイアクリスタルです。9時位置のスプリットセコンドのプッシュボタンは、ソリッド2Nイエローゴールド製でオリジナルの「モナコ」の左リューズへのオマージュとなっています。この時計には、アルカンターラのインサートをかぶせたスポーティーなブラックラバーストラップが取り付けられ、ブラックDLCのグレード5チタン製のバックルが採用されています。

より高い振動数で

「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1」の内部では、タグ・ホイヤーのキャリバーTH81-00が鼓動を刻んでいます。これは、約65時間のパワーリザーブを実現した、毎時36,000振動(5 Hz)の高振動自動巻ムーブメント。タグ・ホイヤーがムーブメントを専門とする名門マニュファクチュールであるヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ社と共同で開発したものです。

主要部品もグレード5チタンで製造されており、キャリバーTH81-00は卓越した軽さを実現。過酷な環境下であっても、性能、安定性、信頼性を損なうことなく、わずか30gという重量を達成しています。サファイアクリスタル製のケースバックからは、タグ・ホイヤーの象徴的なチェッカーフラッグをモチーフにしたデザインをはじめ、手仕上げによる美しい装飾が堪能できます。

このムーブメントが駆動するラトラパンテ機構により、同時にスタートしながらも別々に終了する2つの事象――たとえばF1®レースにおける2台のマシンのラップタイム――を精密に計測することが可能です。

高精度を磨いた歴史

「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1」は、タグ・ホイヤーが長年にわたり生み出してきた画期的なクロノグラフの最新作です。1860年の創業以来、タグ・ホイヤーは高精度計時の代名詞として160年以上にわたり築き上げてきたサヴォアフェールを今も変わることなく発展させ続けています。

1916年には、世界初の1/100秒単位の精度で計測可能なストップウォッチ「ホイヤー マイクログラフ」が発表し、スポーツ計時の歴史を変えました。それ以降も、数々の革新的なクロノグラフを世に送り出し、モータースポーツ界で最も権威あるブランドとも協業を重ね、世界最高峰のさまざまなモータースポーツイベントからF1®に至るまで、公式タイムキーパーを務めてきました。また、今年はタグ・ホイヤーのアイコニックな「モナコ」の名の由来となった、F1®モナコGP初のタイトルパートナーにも就任しました。

2024年のWatches & Wonders では、初の「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」を発表し、権威あるジュネーブ時計グランプリ(GPHG)にもノミネートされました。その後、TH-チタン製モデルを初めとする3つのバリエーションが展開されましたが、今回のモデルはそのコンセプトをさらに昇華させ、タグ・ホイヤーをアヴァンギャルドなクロノグラフのマーケットリーダーであるという名声を未来へと推し進めます。

常に空気のような軽やかな時間

「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1」は、タグ・ホイヤーがこれまでに製作した時計の中でも最もエクストリームなモデルでありながら、人間工学に基づいたデザイン、高い視認性、スポーティーなシルエットによって、日常的に着用できる時計に仕上がっています。これまで相反してきた「美しさ」と「実用性」の融合が実現したのは、テクノロジーがデザインを支えるものとなったことによるものです。タグ・ホイヤーにとって、革新的かつアヴァンギャルドな新時代のウォッチデザインへの扉が、いま開かれたのです。

「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1 は、時計製造における革命です。これまでで初めて、時計師がウォッチデザイナーの最も自由な発想を形にできるようなりました。タグ・ホイヤー ラボが採用したSLM 製造プロセスが、私たちを新たな次元へと導き、従来のケースデザインの法則を書き換えたのです。そして、それを実現するにふさわしい舞台として、1969年に世界初の防水角型ケースの自動巻クロノグラフとして登場したアヴァンギャルドなモナコ以上のものがあるでしょうか。このエア 1 は、真のデザインアイコンの新たな夜明けを告げ、タグ・ホイヤーにおける革新的なコンセプトタイムピースシリーズの幕開けを意味するのです。」(タグ・ホイヤー CEO アントワーヌ・パン)

<タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ エア 1>

https://www.tagheuer.com/CBW218B.FT8124.html

CBW218B.FT8124 / 30,338,000円(税込予価)/ 2025年12月発売予定

自動巻 / サファイアダイヤル / グレード5チタン製ケース / ケース径 41 mm / 30m防水 / ブラックラバーとアルカンターラのストラップ

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