【文化服装学院】日本を代表する服飾副資材メーカーSHINDOと協業し、作品を制作。最優秀作品はパリの国際見本市「プルミエール・ヴィジョン」へ

今年で3回目の実施となる文化服装学院と世界的なファッションブランドを顧客に持つ服飾副資材のメーカーSHINDOとの産学連携。最優秀作品はパリで開催されるプルミエール・ヴィジョンに招待され、作品を展示。

学校法人文化学園 文化服装学院のプレスリリース

世界で活躍するクリエイターを多数輩出し、日本の服飾教育の中心的存在である文化服装学院(学校法人文化学園/理事長:清木孝悦/学院長:相原幸子/所在地:東京都渋谷区代々木)は、年間最大のイベントである文化祭を2025年11月2日~4日に開催しました。会期中、1万人以上の来場者が注目したⅠ部(昼間部)文化祭ファッションショーでは、多様な産学連携を実施。提供された素材を最大限に活用し、クリエイションに満ちた数々の作品が披露されました。

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2025年度Ⅰ部(昼間部)文化祭ファッションショーのテーマは『Un:』。6つのシーンで構成され、全72体の作品が登場。

▼SHINDO × 文化服装学院 特別コンテストシーン「21917193」
― 審査会とSNS人気投票で選ばれる次世代デザイナーの発掘 ―

日本の服飾副資材メーカーとして世界に展開する株式会社SHINDOと、文化服装学院による産学連携プロジェクトが、今年も実施され、文化祭ファッションショーの一幕「21917193」として披露されました。

学生たちは、SHINDOのリボン、レース、ブレードなどの服飾副資材を自由に用い、独自の感性で新たな造形表現に挑戦しました。今年度は『サスティナブル×遊び心』をテーマに、学内から選抜された10名のデザイナーが既存の枠にとらわれないデザインの可能性を追求。素材と形の独創的な組み合わせを通じて、創造的なインスピレーションと、自身の遊び心を引き出すような自由な発想で作品制作に取り組みました。

審査は「プレゼンテーション審査会」と「SNS人気投票」の2部構成で実施され、11月13日(木)に文化服装学院学内で開催された審査発表会にて、服飾専攻科技術専攻の細田優衣さんの作品が最優秀作品として選出されました。

細田さんの作品は、2026年2月にフランス・パリで開催される世界最大級の服飾素材の見本市「プルミエール・ヴィジョン(PV)パリ)」にて、株式会社SHINDOのブース内で展示されます。さらに、副賞としてデザイナー本人がパリに招待され、世界のクリエイションの最前線を体感する機会が贈られます。

■コンテスト審査方法

プレゼンテーション審査会(10月22日)とSHINDO公式Instagramでの「いいね」投票

■人気投票実施期間 11月1日(土)16:30〜11月4日(火)23:59

■SHINDO公式Instagram @shindo_sic_japan
https://www.instagram.com/shindo_sic_japan/

SHINDOコラボ 全LOOKはこちら

「21917193」のシーンコンセプトのほか、デザイナーインタビュー、ファッション誌「装苑」とのコラボ撮影による全作品LOOKがご覧いただけます

ファッション誌「装苑」とのコラボLOOKBOOKより

最優秀作品

細田優衣 服飾専攻科技術専攻

SHINDO代表取締役社長 深町忠則氏、SHINDOスタッフ、文化服装学院の相原幸子学院長・朴澤明子副学院長とシーン「21917193」の衣装デザイン・制作を担当した学生達。 

ファッションショーで披露したルック

細田優衣(服飾専攻科技術専攻)
唐澤遥(服飾専攻科技術専攻)
林真緒(アパレルデザイン科3年)
小林士門(アパレルデザイン科2年)
今子佳純(服装科2年)
長谷川音(アパレル技術科3年バーチャルファッションコース)
ゴハイシン(アパレルデザイン科3年)
高野沙香(服飾専攻科デザイン専攻)
友岡仁鼓(アパレルデザイン科3年)
堀江優花(アパレルデザイン科2年)

株式会社SHINDOによる、フランス・パリでの世界最大級の服飾素材見本市「プルミエール・ヴィジョン」への作品展示、およびデザイナーのパリ招待を実施。世界のクリエイションの現場を体感する機会を創出

昨年度、2025年2月のフランス・パリで開催されたプルミエール・ヴィジョンでの作品展示風景と招待された学生デザイナー 桂 日向映さん(当時:アパレルデザイン科3年 )。


■株式会社 SHINDO 会社概要

1970年創業の服飾副資材を中心とする企画・製造・販売メーカー。制作の全てを自社工場で一貫して行い、特に始業アイテムであるリボンは、多種多様なデザインがオリジナルブランドS.I.C.として展開され、世界中で親しまれている。

本社住所:福井県あわら市伊井11-1-1
TEL : 0776-73-3111
HP:https://www.shindo.com/jp/
創業 1970年2月
事業内容
◆繊維事業
 細幅繊維製品を中心としたアパレル衣料・スポーツ衣料・包装資材向け服飾繊維資材の企画・製造・販売
◆産業資材事業
 FRP(繊維強化プラスチック)用強化材などの産業用繊維資材の開発・製造・販売
◆SC事業(シリコーン)
 OA機器・自動車エンジン電装部品などに使われるシリコーン原材料の付加加工


文化服装学院

文化服装学院は、日本最初の服飾教育学校として認可されて以降、日本のファッション教育において中心的役割を担い、2023年に創立100周年を迎えました。コシノジュンコ、高田賢三、山本耀司、津森千里、丸山敬太、皆川明(minä perhonen)、高橋盾(アンダーカバー)、NIGO、落合宏理(FACETASM)、岩井良太(AURALEE)、後藤愼平(MASU)など、国内外で活躍する著名なデザイナーをはじめ、クリエイター、スタイリスト、バイヤー、プレスといった多岐にわたる職種で、ファッション業界をリードする人材を多数輩出しています。これまでに文化服装学院を巣立った30万人以上の卒業生たちは、日本のファッションを世界トップレベルまで押し上げ、その第一線で活躍し続けています。
2023年には、第41回 毎日ファッション大賞「特別賞」、および繊研新聞社ファッションスクールアワード第一回「大賞」を受賞。さらに、アメリカのビジネスマガジン『CEOWORLD magazine』が発表する「Best Fashion Schools In The World For 2025」では、12位にランクイン。世界124校の中から日本で唯一選出され、アジアNo.1のファッションスクールとして確固たる評価を得ています。
公式サイト https://www.bunka-fc.ac.jp/
Instagram https://www.instagram.com/bunka_fc/

文化服装学院の文化祭

例年数万人の来場実績を誇る文化祭は、文化服装学院最大のイベント。ファッション業界からも注目を集めるファッションショーをはじめ、各科カリキュラム展示/RE・TENT(リテールプランニングコースによる学生運営のリアルショップ)/バザー/ワークショップ/高校生ファッションデザイン画コンテスト受賞作品展示他を開催。ファッションの楽しさとパワーに溢れたイベントとなっています。

︎文化祭2025特設サイト  https://www.bunka-fc.ac.jp/event/culture-festival/

■文化服装学院卒業生特集

・公式サイト 卒業生特集
https://www.bunka-fc.ac.jp/careers/bfc-graduate/

創立100周年記念
ブンカ 100歳×装苑 
卒業生インタビュー集

https://soen.tokyo/regular/bunka100/

題字:現代美術作家
加賀美 健(Ken Kagami)
文化服装学院スタイリスト科卒業

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