デジタル版の販売部数&読み放題UU数でも1位!!
株式会社小学館のプレスリリース
2025年11月12日(水)、一般社団法人ABC協会が2025年上半期(1月~6月)の雑誌販売部数を発表。女性ヤング誌ジャンルで、株式会社小学館が発行する『CanCam』(2025年1月~6月 月間平均販売部数 31,600部)が昨年上半期以来となる販売部数1位に返り咲きました。また、デジタル版の月間平均販売部数、読み放題UU数でも1位という結果になりました。
雑誌メディア、とりわけファッション誌が苦境に立たされる中で同誌が好調を維持する要因には、おもに下記の2点が挙げられます。
■ファッション・ビューティに加え、旅行・推し活・投資・婚活・母娘など多彩な切り口! 〝素敵な大人になること〟に貪欲な20代女性の声を敏感にキャッチし、「知りたい!」にすぐ応える誌面づくり
■男性アーティストを起用した特別版で、ファン心理をくすぐるコンセプト、ビジュアルを徹底追求!特別版を〝試し読み版〟に位置づけることで間口を広げ、新規読者を獲得
読者の〝本当に知りたいこと〟を分析、自分ごと化してもらえる誌面に
来年11月に創刊45周年を迎える『CanCam』。現在のおもな読者層は25歳前後でトレンドに敏感、「経済を回している」と自負するアクティブな女性たちです。編集部は、読者アンケートやモニター会、読者モデル組織「CanCam it girl」の座談会、イベントなどを通じてそんな彼女たちのライフスタイルやニーズを敏感にキャッチ。読者が〝本当に知りたいこと〟を丹念に分析し、読者目線で役立つ=自分ごと化してもらえる誌面づくりに日々取り組んでいます。
たとえば、一般的に論じられている「最近の若者は恋愛・結婚に消極的である」というテーマ。編集部が読者に「結婚に対しての意識調査」を行ったところ、90%以上の女性に結婚願望がありました。夢を見たい気持ちがある一方で、将来を見据えた現実的な選択を迫られる――そんな女性たちに恋するトキメキを忘れてほしくない!という思いでお届けしているのが、『CanCam』が得意とするデート特集です。
注目の若手俳優をいち早く起用し、仕事帰り、美術館、ドライブ、マッチングアプリなど、さまざまなデートシーンを誌上再現。没入感のある誌面構成と想像をかきたてるストーリーで恋する気持ちを後押ししながら、最旬かつ実用的なファッション、メイク、スポット、体験などをシェアします。エンタメ軸とファッション・ビューティ軸をかけ合わせる『CanCam』らしい企画に、読者からは「恋する横顔デートメイク、参考になりました!デート成功しました」「『CanCam』的デートコーデが大好きなので、これからもいろんなシチュエーションで見てみたい!」など、多くの反響が寄せられています。
また、「お母さんが20代の頃に『CanCam』を読んでいて、それがきっかけで『CanCam』を知りました!」など、40年以上続く老舗雑誌ならではの声が届くことも。「高級コスメを母親へプレゼントしたり、逆に母親から『これいいよ』とおすすめされたりすることがある」という読者の経験をヒントに生まれたのが、6月号(4月売り)掲載の特集『母to娘へ 娘to母へ シェアする美容の名品図鑑』です。この号では専属モデルや編集スタッフが母親から受け継いだバッグやアクセサリーなどの名品を紹介する特集も掲載し、そちらも話題を呼びました。
さらに、現在発売中の12月号では『25歳から始める「ジュエリー入門」』を特集し、編集部のXにおける表紙解禁ポストは117万超impと大バズり。そのファッション性だけでなく、投資的価値や一流店でハイジュエリーを購入するという〝体験消費〟の側面にも焦点を当てることで、「モノを買わない若者」というイメージとは裏腹に大きな反響を得ることができました。
「現在25歳で、最新号に載っていたジュエリー記事がとても心に残りました! 社会人としても頑張れた記念に自分のためのジュエリーを買いたかったので、読んでクリスマスに買おうと思ってます」「20代のうちからジュエリーに触れていくことが自己表現につながるんだなと改めて痛感しました…!これからお仕事のご褒美にお迎えするジュエリーをじっくり選びます!」といった読者の声が象徴するように、誌面で得た感動をダイレクトに消費行動につなげられる点も『CanCam』の強みのひとつです。
2025年上半期だけで3度の完売! 特別版を入り口に新規読者を獲得
表紙に男性アーティストを起用した特別版がたびたび完売することでも話題の『CanCam』。ファン心理をくすぐるコンセプト、ビジュアルづくりを徹底的に追求して生み出される解像度の高い誌面に、SNSでは「CanCamはホントよくわかってる!」「『今まで見たことない表情』見せてくれるの神過ぎ…」「毎回大正解で素晴らしい!」との声が挙がります。2025年上半期(1月~6月)だけで、特別版は3度の完売を達成。販売部数1位奪還の大きな原動力になりました。
推しのアーティストをきっかけに雑誌を購入した人が、推しが身につけているアイテムを購入したり、他の特集ページに目を通したりすることを通じて、やがて『CanCam』の世界観のファンになる――。特別版に、いわば〝試し読み版〟としての役割を持たせることで、新規読者の獲得に絶大な効果を発揮しています。
4月号(2月売)の特別版では、正門良規さん(Aぇ! group)を表紙に起用。『CanCam』が得意とする彼氏感溢れるビジュアルが大きな反響を呼び、完売を達成しました。また、結成10周年を迎えた人気アイドルグループSixTONESを表紙に起用した6月号(4月売り)の特別版では、『CanCam』ではジュニア時代以来となる浴衣姿の6人を撮り下ろし。例月より大部数だったにも関わらず、見事に完売。7月号(5月売り)の特別版では、ボーイズグループINIから〝キム西〟コンビとして人気の木村柾哉さんと西 洸人さんを表紙に起用。ふたりでは初のペア表紙に発売前から話題沸騰、ネット予約分・書店販売分ともに完売し、昨今の雑誌では異例となる重版を行いました。
読者の「知りたい!」「見たい!」に、トレンドを多彩な切り口で届けるバズ力と心動かすビジュアルづくりで応える『CanCam』。「誌面全体から〝頑張る女の子を応援するエネルギー〟を感じていて、私もそんな輝きを日常に取り入れたいと思っています」――そんな声を力に変えながら、編集部は今後も読者と真摯に向き会い、魅力的なページをつくり続けます。創刊45周年を来年に控えた今、『CanCam』のさらなる躍進にご注目ください。