予想を上回る成長で記録的な第1四半期収益及びEPSを達成
タペストリー・ジャパン合同会社のプレスリリース

本資料は、タペストリー・インクが2025年11月6日(木)午前7時00分(日本時間:同日午後9時00分)に発表したプレスリリースの日本語翻訳版です。
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前年同期比13%増(恒常通貨ベースで12%増)となる17億ドルの収益
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コーチの22%増(恒常通貨ベースで21%増)が牽引し、プロフォーマ収益の16%成長を達成
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売上総利益率の上昇及び販管費のレバレッジが寄与し、営業利益率がGAAPベースで260ベーシスポイント、非GAAPベースで200ベーシスポイントそれぞれ拡大
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GAAPベースの希薄化後EPSが前年同期比61%増の28ドル、非GAAPベースでは前年同期比35%増の1.38ドル
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好調なバランスシートと堅調なフリーキャッシュフローの創出により2026年度の株主還元は13億ドルの見込み
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2026年度収益予測を上方修正
こちらのリンクから各ブランドの解説を含む2026年度第1四半期の業績説明資料(英語のみ)がダウンロードできます。
ニューヨーク 2025年11月6日 − ニューヨークに本拠地を置き、アイコニックなアクセサリー&ライフスタイル ブランドを展開するグローバル企業 タペストリー・インク(NYSE:TPR)は、本日、2025年9月27日に終了した2026年度第1四半期の業績を報告しました。
タペストリー・インク最高経営責任者 ジョアン・クレヴォイセラのコメント
「9月に開催したインベスター・デイで、タペストリー・インクのアイコニックなブランドを新たな世代の消費者に届け、持続的な成長を推進するための大胆なビジョン、Amplify計画を発表しましたが、第1四半期の好業績はこの新たな章の力強い幕開けを示すものです。私たちの的を絞った戦略遂行により、世界中のお客様にクリエイティビティーとクラフトマンシップをもたらし、予想を上回る増収増益を達成しました。この力強い基盤を背景に通期業績見通しを上方修正することは、当社の優位性が構造的で持続可能であることを強調するものです。この確かな実績、複合的な成長と長期的な株主価値実現への揺るぎないコミットメントにより、私たちは明るい未来への確信を深めています」
タペストリー・インク2026年度第1四半期業績に関するハイライト(未監査)– 単位は100万ドル(ただし1株当たりの数値を除く)

プロフォーマ収益情報の概要(未監査)– 単位は100万ドル

タペストリー・インク2026年度第1四半期の戦略に関する主なハイライト
タペストリー・インクは以下の4本の柱に焦点をあてた「Amplify」成長戦略を進展させました。
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消費者とのエモーショナルなつながりを構築
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ファッションの革新性と製品の卓越性を向上
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魅力的なエクスペリエンスを提供しグローバルな成長を推進
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人材のパワーを最大化
2026年度第1四半期の主なハイライトは以下の通りです。
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グローバルで220万人を超える新規顧客を獲得し、その約35%が前年を上回る増加を示したZ世代です。
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平均小売単価が2桁台半ばの上昇となったコーチのハンドバッグの増収に牽引され、レザー製品全体の成長が加速しました。これは魅力的なイノベーションと製品全体が幅広く支持されたことを反映しています。
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主要マーケットで予想を上回る成長を加速。北米(18%増)、ヨーロッパ(32%増)、中国全体(19%増)を含むAPAC全体(8%増)がプロフォーマ財務情報の恒常通貨ベースで増収となりました。また、コーチは2026年度第1四半期に恒常通貨ベースで21%の成長を果たしました
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D2C全体の売上高はプロフォーマ財務情報の恒常通貨ベースで16%増となり、これにはデジタルと世界中の実店舗の両方の2桁台半ばの売上増を含みます。クリエイティビティーとタペストリー・インクのデータアナリティクス機能の融合に支えられ、両チャネルで強力な収益力向上を実現しました。
株主還元プログラム
好調な業績、堅調なバランスシート、潤沢なフリーキャッシュフロー創出、今後の成長見通しを踏まえ、タペストリー・インクは配当と自社株買いによって2026年度に13億ドル、つまり予想される調整後フリーキャッシュフローの約100%相当の株主還元を予定しています。
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配当金の支払い:タペストリー・インクの取締役会は2025年12月5日の営業終了時点の株主名簿記載の株主に対し、2025年12月22日に1株当たり40ドルの四半期現金配当を行うと宣言しました。2026年度、タペストリー・インクは引き続き1株当たり年間配当金は1.60ドルと予想しています。
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自社株買戻しプログラム:タペストリー・インクは当初見込みの8億ドルから引き上げ、2026年度中に約10億ドルの普通株式買い戻しを実施する予定です。2026年度第1四半期中、タペストリー・インクは5億ドルを支出し、1株当たりの平均取得単価約106 ドルで470万株を超える普通株式を買い戻しました。
非GAAPの調整
2026年度第1四半期中、タペストリー・インクは税引前利益を2,600万ドル、純利益を2,200万ドル、希薄化後1株当たり利益を0.10ドルそれぞれ減少させた特定の項目を計上しました。これはスチュアート・ワイツマン ブランドの売却に伴う非経常的な買収及び売却費用、非経常的な組織効率化費用に関連しています。
なおスチュアート・ワイツマン ブランドの売却は2025年8月4日に完了しており、2026年度の所有期間における当該ブランドの業績は、2026年度第1四半期のGAAPベースの業績に含まれていますが、非GAAPベースの業績からは除外されています。
GAAPから非GAAPへの調整の詳細については、本プレスリリースの財務諸表をご覧ください。
2026年度第1四半期の業績
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純売上高:GAAPベースで合計17億ドル、名目ベースで前年同期比13%増、恒常通貨ベースで前年同期比12%増となりました。スチュアート・ワイツマン ブランドの影響を除いた純売上高は合計16億9,000万ドルで、プロフォーマ財務情報における成長率は名目ベース及び恒常通貨ベースで約16%でした。当四半期中のドル安による約70ベーシスポイントの為替差益が反映されています。
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売上総利益:GAAPベースで合計13億ドル、売上総利益率は3%となりました。非GAAPベースの売上総利益は合計12億9,000万ドル、売上総利益率は76.5%となりました。なお前年同期のGAAPベース及び非GAAPベースの売上総利益は11億3,000万ドル、売上総利益率は75.3%でした。非GAAPベースの売上総利益率が120ベーシスポイント上昇したのは、業務改善による約170ベーシスポイントと、スチュアート・ワイツマン ブランドの売却による70ベーシスポイントの好影響が寄与していますが、関税及び諸税による70ベーシスポイント、為替による60ベーシスポイントのマイナス影響によって一部相殺されています。
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販管費:GAAPベースで合計9億7,200万ドル、対売上比の販管費率は0%となりました。非GAAPベースでの販管費は合計9億3,900万ドル、対売上比の販管費率は55.6%となりました。なお前年同期の販管費はGAAPベースで合計8億8,300万ドル、対売上比の販管費率は58.6%、非GAAPベースで合計8億5,000万ドル、対売上比の販管費率は56.4%でした。
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営業利益:GAAPベースで3億2,800万ドル、営業利益率は3%、非GAAPベースでは3億5,400万ドル、営業利益率は20.9%となりました。なお前年同期の営業利益はGAAPベースで2億5,200万ドル、営業利益率は16.7%、非GAAPベースで2億8,500万ドル、営業利益率は18.9%でした。非GAAPベースの営業利益率における200ベーシスポイント上昇にはチュアート・ワイツマン ブランドの売却による110ベーシスポイントの好影響が含まれています。
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支払(受取)利息の総額:GAAPベース及び非GAAPベースで1,300万ドルの支払利息。なお前年同期はGAAPベースで3,100万ドルの支払利息、非GAAPベースでは700万ドルの受取利息でした。
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その他の収入:前年同期の400万ドルに対して、300万ドルとなりました。
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純利益:GAAPベースで2億7,500万ドル、希薄化後1株当たり利益は28ドル、非GAAPベースでは2億9,700万ドル、希薄化後1株当たり利益は1.38ドルとなりました。なお前年同期のGAAPベースの純利益は1億8,700万ドル、希薄化後1株当たり利益は0.79ドル、非GAAPベースの純利益は2億4,200万ドル、希薄化後1株当たり利益は1.02ドルでした。2026年度第1四半期の税率はGAAPベースで13.8%、非GAAPベースで13.7%です。なお前年同期の税率はGAAPベースで17.3%、非GAAPベースで18.5%でした。
貸借対照表とキャッシュフローに関する主なハイライト
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現金及び現金等価物、並びに短期投資の合計は7億4,300万ドル、借入金残高の合計は26億4,000万ドルで、これには当社が新たに設定したコマーシャルペーパー(CP)プログラムに基づく2億4,000万ドルの借入金残高が含まれています。調整後EBITDAに対する総負債に基づくレバレッジ比率は2026年度第1四半期末時点で5倍でした。
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2026年度第1四半期末時点の棚卸資産は、前年同期末の棚卸資産10億3,000万ドルに対して、10億2,000万ドルとなりました。2026年度第1四半期の営業活動によるキャッシュフローは前年同期の1億2,000万ドルの流入に対して1億1,300万ドルの流入でした。
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2026年度第1四半期の調整後フリーキャッシュフローは前年同期の4,100万ドルの流入に対して1億300万ドルの流入でした。
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2026年度第1四半期の設備投資及びクラウド化に関連する導入費用は前年同期の3,000万ドルに対して3,800万ドルでした。
業績見通し
タペストリー・インクは非GAAPベースの2026年度業績を以下の通り引き上げました。
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収益は報告書ベースで前年比4%から5%の成長で73億ドル前後。スチュアート・ワイツマン ブランドを除いたプロフォーマ収益は名目ベースで7%から8%の成長を見込んでいます。為替は当該年度の売上高に70ベーシスポイントのプラスの影響を及ぼす見込みです。これはプロフォーマベースで72億ドル近い収益となり、前年比1桁台半ばの成長となるという前回ガイダンスを上回ります。
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営業利益率は前年比50ベーシスポイント前後の拡大。なお前回ガイダンスでは前年を上回る増加の見込みでした。この見通しでは約280ベーシスポイントの基礎的な利益率拡大が反映されており、引き続き約230ベーシスポイントの関税及び諸税によるマイナス影響が織り込まれています。
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支払利息の総額は前回ガイダンスと同じく約6,500万ドル。
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税率は前回ガイダンスと同じく約18%。
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希薄化後の加重平均株式数は前回ガイダンスの2億1,300万株に対して約2億1,200万株。
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希薄化後 1 株当たり利益は7%から10%の前年比成長率を反映して45ドルから5.60ドルの範囲。前回ガイダンスの5.30ドルから5.45ドルの範囲から上昇しています。
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調整後フリーキャッシュフローは前回ガイダンスの13億ドル弱に対して13億ドル。
この見通しは以下を前提としていることにご留意ください。
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2025年11月1日時点の米国の通商政策及び税制と、OECD提案のPillar 2ガイダンスが施行されないことを反映しています。
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外貨換算レートは予測時点でのスポットレートによるものです。
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インフレ圧力や消費者心理の大幅な悪化がない想定です。
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2025年8月4日に完了したスチュアート・ワイツマン ブランド売却に伴う一時的な費用、2026年度の所有期間における当該ブランドの業績は含みません。スチュアート・ワイツマン ブランドの除外が2026年度の営業利益及び希薄化後1株当たり利益に与える影響は軽微と見込んでいます。
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タペストリー・インクの組織効率化の取り組みに伴う非経常的費用を除きます。
これら及びその他の外的要因の動的な性質を鑑みると、業績が今回の見通しから大きく異なる可能性があります。
業績見通し:非 GAAP への調整
タペストリー・インクは、本プレスリリース及びカンファレンスコールにおいて提示された非GAAP財務指標をGAAPと完全に調整して提供することができません。これは指標に影響を与える特定の重要項目がまだ発生しておらず、現時点で合理的に見積もることができないためです。従って、タペストリー・インクの非GAAP財務指標のガイダンスのGAAP指標との調整は非論理的な手続きなく提示し得ません。
カンファレンスコールについて
タペストリー・インクは、本日2025年11月6日午前8時00分(米国東部標準時)に、今回発表の業績についてのカンファレンスコールを実施します。ご関心のある方は、インターネットにてライブのウェブキャスト www.tapestry.com/investors にアクセスされるか、カンファレンスコール(1-866-847-4217または1-203-518-9845にダイアルし、カンファレンスID 7269452を入力してください)へお申し込みください。電話による再放送(1-800-283-4641または1-402-220-0851にダイアル)は同日の米国東部標準時、正午より5営業日の間お聞きいただけます。ウェブキャストの再放送はタペストリー・インクのウェブサイト上で5 営業日の間アクセスすることができます。業績説明資料も www.tapestry.com/investors でご覧いただけます。
今後の予定について
タペストリー・インクの 2026年度第2四半期の業績発表は、2026年2月5日(木)の予定です。
今後お知らせを受信されたい方は www.tapestry.com/investors (“Subscribe to E-Mail Alerts”)にご登録をお願いします。
タペストリー・インクについて
タペストリー・インクは、コーチとケイト・スペード ニューヨークの魅力を集結させた、アイコニックなアクセサリー&ライフスタイル ブランドを展開するグローバル企業です。個々の象徴的ブランドがひとつになることで無限の可能性を追求し、ブランド単独では到達できない領域をさらに発展させて新たな地域や世代へとリーチを拡大します。お客様からインスピレーションを得て、ブランドへの永続的な愛着を育み、日々の生活を豊かにするエクスペリエンスと製品を創出しています。タペストリー・インクの詳細については http://www.tapestry.com (英語のみ)をご覧ください。タペストリー・インクに関する重要なニュースと情報については、Investor Relations のセクション www.tapestry.com/investors をご覧ください。さらに、投資家の皆様はタペストリー・インクのニュースリリース及び証券取引委員会への報告を引き続きご確認ください。タペストリー・インクは投資家の皆様への主要な情報の配信網としてこれらを活用しており、一部には重要情報や未公開情報が含まれている場合があります。タペストリー・インクの普通株式はニューヨーク証券取引所でティッカーシンボルTPRで取引されています。
当プレスリリースには将来の見通しが含まれていますが、実際の結果は事業に及ぼす様々なリスクや不確定な事由により現在の見通しと異なる可能性があります。タペストリー・インクは、法律で求められる場合を除き、いかなる理由でも当資料に含まれる将来の見通しに関する記述内容を修正または更新する義務を一切負いません。
この件に関するお問い合わせ
タペストリー・ジャパン合同会社
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